西の院は真言宗のお寺です。真言宗の教えは弘法大師空海によって中国から伝えられて信仰が広まり、今日に至っております。その大事な教え(教学)について少しづつ紹介していこうと思います。それは密教といわれ難しいことが多いですが、お大師様は誰でも仏になれる「即身成仏」の教えを実践され、今日まで大勢の信者さんが救われて慕われております。総て紹介は出来ませんが、
一代記を描いてある東寺版の『弘法大師行状絵巻』がありますのでこれによって始めたいと思います。
この絵巻は重要文化財で昭和48年京都、東寺が弘法大師お誕生1200年に複製出版されて、ご縁があって私が購入しておりました。何度か倉敷での大きなイベントに展示して皆さんに見て頂きました。好評だったと思います。600年以上前に長い苦労を続けて作り上げた絵巻で大師のご偉業を説明するのに良い資料と思います。
絵巻物は文章と絵が交互にかきつづけられているので、このHPでもそのような形でご紹介していきたいと思います。なお文章については京都・八宝堂刊『東寺本 弘法大師行状絵巻 全巻の写真と解説』の中の高藤圓應師の解説を引用させて頂きます。
この絵巻の複写と引用を御許可下さった発行元の京都・八宝堂様に感謝致します。
合掌
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