「地球・・・・こんなものは簡単に手に入る・・・そう幾多の野望を抱いた者達が血眼になって得ようとしたもの・・・そんなものは、私に手によれば、簡単に手に入る・・・・」
「王になれる・・・」
「だが今の地球など、手に入れるのは容易い。そんな世界など欲しても意味は無い・・・」
「ひとときの世界など得ても、やがては失われる・・・。そんなものに意味は無い!」
「私が欲するのは、『全て』!」
「そう、時の流れというものに支配されず、『過去』・『現在』・『未来』を全てを手に入れなければ意味は無い!!」
「そうだ!全ての事象を見通し、時間と言う名の大木を切り倒し、新たに私が全てを植え直す!」
「神となるのだ!!」
全ての時間を否定する存在・・・
現われてはいけない存在・・・
全ての事象を、我が手で管理・支配しようとする・・・
それを認める訳には、いけません。
だが、我々が手を下すわけにはいかない・・・
我々は『全知全能』の存在・・・
我等が手を下せば、この世界の秩序と宇宙のバランスが崩れてしまう。
そう、『全知』ゆえ、我々は何にも干渉してはならない・・・
『全能』ゆえ、誰にも手を差し伸べる事をしてはならない・・・
そうだ。いつでも頼れる存在がいれば、生命は生きる努力を止めてしまう・・・
そうだ。我等が求めるのは『奴隷』でも『下僕』でもない『友人』なのだから・・・
ですが、あれは宇宙の・・・いえ時間に新たに湧いた『癌』です。ほっておけば、宇宙や歴史までも侵蝕されます。
だからと言って、『自分に対する約束』を破るのか?
いいえ・・・。我々が干渉できる最低限の事をやるだけです。
彼等にまだ『戦い』を行うようにするのか?我々にそんな権利はない・・・。それに彼等を二十四世紀以外の歴史に送り込むのは危険だ。
悲しいですが、その通りです。ですが、他の時間に彼等に協力できる存在がいます・・・
彼等を同一時間軸に接触させるのか・・・。
はい。
彼等が戦うのを拒否したら?
その時は、諦めるまでです。ですが彼等は戦ってくれます。自分達の意思で・・・そう『自由意思』で
信頼しているのだな・・・
はい・・・。愛しています。
そうか・・・
では、私の案を承諾してくれますか?
私は裁判官では無い。君が望むなら、それは『正しい』のだ。
ありがとう・・・
大いなる意思の導くまま、決して出会う事の無い者達が出会う時、それは戦いの始まりを知らせる引き金となった・・・
存在しない筈の『太正』時代から特殊な力を持った少女達が・・・・
「帝国華激団!参上!!」
「帝都の平和は!」
「我等が守る!!」
二十四世紀から、戦いのプロ・・・そして宇宙の広さを知った『傭兵』達が・・・・
「そうだ!俺達は『自分に対しての』ナイトなんだ!」
「誰にも、干渉されない。自分に対して忠義を尽くす!」
「サイバーナイトの誇りを見せてやる!!」
二十世紀終盤から、『守護天使』と名乗る女子中学生が・・・・
「華燐・・・いつも一緒にいるからね・・・」
「ありがとう・・・セツナ・・・」
二十世紀後半から、壊滅した宇宙警察に代わって正義と平和を守る『宇宙探偵』が・・・
「転送!!宇宙探偵・ディバン!!」
「レーザー点棒!必殺!ディバン・クラッシュ!!」
正義を愛する科学者によって無敵の『サイボーグ』となった、魚屋と女子高生が・・・
「チェンジ!改造町人・シュビビンマン!」
「いくぜ!」
「いくわよ!」
宇宙人の力によって、平和を守る正義の使者となったサラリーマンが・・・
「ベラボー参上!!」
「とうちゃん、カッコイイ!!」
「アナタ、忘年会にはまだ早いわよ?」
大手企業より、ハイテクスーツを借り受けた青年が・・・
「貰える報酬、雀の涙!」
「いかん!電池が切れる!」
理想の国家を創る為に世界征服を企む者達が・・・。
「この幼稚園バスは、『秘密結社Q』が占拠させてもらった!!」
「Q−−−−−ッ!!!」
光の洗礼を受けた少女達が・・・
「アルテミス!」
「ミネルヴァ!」
「アクエリアス!」
『バトルドレスコンバージョンッ!!』
愛しい家族を・・・ただそれだけを守るために、女子大生が・・・
「纏身っ!!」
「お姉ちゃんが・・・まもってやるからな」
力を失った宇宙刑事に代わって、5人の少女達が・・・
「成長っ!メタモルVっ!!」
「さあ!今のうちに作戦を立てるのだぁっ!」
天界にから、血よりも濃い『絆』で結ばれた義兄弟の契りを交わした、頼もしすぎる男達が・・・
「オラが来たからには、貴様など5秒で即死ダス!!」
「兄貴!イカスゥゥ!!」
「兄貴!トレビアァァァン!!」
主義も主張も志も全く違う戦士たちが、一同に会し一つの目的対し、戦いを開始する!!
迫り来る強敵!
「ふっ・・・お前達が、身を挺して守るこの帝都にそれだけの価値があるのか?」
「あの傭兵どもが持ちかえった機械生命体のサンプル・・・使えるな」
対立する戦士たち!!
「お金の為だけに戦うなんて間違ってます!」
「自分達の主義も通せない戦いは、したくないんでな。」
「俺のスーツがガラクタだと!」
「その通り!そんな安物で平和が守れるかものか!」
戦士達を利用しようとする政府の高官!
「彼等の戦闘力はすばらしい。我が国の軍事力増強に役立てそうだな」
「全くです、米田の思い通りにはさせないつもりですよ、閣下。」
体験した事の無い事態に戸惑う戦士達!!
「何で、俺がモギリなんかやらされるんだ・・・」
「セツナさん、演劇の経験は?」
「魚屋さんがいて助かる〜。調理場人手不足で!」
「チビッ子達!大帝国劇場で、ディバンと握手!」
「お客人達にワシらの肉体美をご披露じゃあ〜!!」
「蒸気駆動のバイクなんて、俺動かした事ねえよ・・・」
様々な思惑を絡ませつつ!戦いは始まる!!
その名も!
「サイバーヒーロー作戦」
ご期待下さい
「忘れないで下さい・・・・私はいつまでもあなた達を愛しています。」