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■ 出逢った山たち ■
穂高 3/3
「恐怖と感動」
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いよいよ頂上を目指す朝を向える四時半起床。朝食をとり出発だ。山の早朝は寒いが天気は快晴

期待に胸をふくらませ高度を上げザイテングラードにさしかかったその時だった!登山者達から大声「落石だ〜〜!!」
大きな岩のような石が涸沢カールに乾いた大きな音を響かせながら
夏スキーを楽しんでる者達の間を
転げ落ちていく。
大事故にならなくて良かった。

恐怖感が残る中、再び高度を上げ見渡せば北アルプスの雄大な山々日本アルプスの象徴、槍ヶ岳、
蝶ヶ岳・常念岳・大天丼岳。
涸沢を出て二時間、奥穂高岳山荘に到着。目指す頂上はすぐ目の前これから先が僕にとっては難所だ
まず最初の難関、垂直に切り立つハシゴ場、足がすくむ、何とか登りきる、次は 垂直岩場の鎖場。そこにさしかかった時だ前の人が足を滑らせ石が転がり落ちる。 大事には至らなかった。少しずつ登る。涸沢を出発して三時間十分 「頂上だ!!」
念願の3190m奥穂高岳頂上に立つ  感動!・感激!・興奮!
360度の大パノラマに,時の過ぎるのも忘れるくらいだ。その景色を脳裏にやきつけ涸沢まで下山。

瞬く間に夕日が大天丼岳を映し、替わって満天の星のショータイム興奮冷め止まない、  
 
「熊出現」「高山病」「落石」何もかも初物ずくしの登山もこれで終わる。