中庄のお不動さま

<トップに戻る>

 皆さんは、お不動さまについてはかなりご存じかと思います。千葉県の成田山新勝寺、成田のお不動さんが一番有名ですが、全国にたくさんのお不動さんが祀られております。密教寺院と言われる真言宗や天台宗の寺院に多くあります。もっとも本尊に祀られているところは少ないようです。脇仏として祀られたり、別に不動堂に居られたりします。
 西の院ではご本尊です。大きい仏像ではありませんが大切にご供養申し上げております。朝、お勤めする不動法(三宝院流憲深方)というお次第(お経本)の中に道場観という処があり、お不動さんを観想する大事なところですが解りやすいと思われるのであえて発表します。
 壇上にあく字(梵字で )有り 変じて五峯八柱寶楼閣となる 宝幢(宝の旗) 幡蓋(ばんがい 幡と天蓋) 珠鬘(しゅまん 宝のついた花輪) 瓔珞(ようらく 珠玉と花型で編んだ飾りを垂らした物) 四面に懸列せり 其の中央に殊妙の壇上有り 其の上に瑟々座(しつしつざ 瑟瑟は五寶の一つで玉の名、清浄なる切石にして重ねた台座)有り  座の上にかん字(梵字で)有り 変じて利劔となる 利劔変じて大聖不動明王となる 身青黒色にして大忿怒形なり 大磐石の上に半跏座して火生三昧(身より火炎を出す)に住し玉えり 頂上に七莎髻(しちしゃけ 頭髪を七結びして莎草=カヤツリグサで結ぶ、インドでの奴僕 しもべの風姿)有り 左に一つの辮髪(髪を編んだ様)を垂れ 額に水波の皺有り 右手に利劔を執り 左の手に羂索(五色線を搓った索 )を持す 遍身に火焔を出して 普く法界に周遍して 悉く自他の罪障及び諸々の難降の類を焼盡す 無量の眷属(従属する諸尊)前後に囲繞せり。
  以上ですが、お不動さんの世界が見えるようになればすばらしい。激しい怒りのお姿でまた、強い力で精進せよと導いてくださる仏さまで明王と呼ばれご真言(のうまく さんまんだ ばあざらだん せんだん まあかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん 和訳  一切の金剛部諸尊に帰命したてまつる 強大なる不動尊よ 打ち砕きたまえ ウン 害障を摧破したまえ ハーン マーン)を唱えると霊験功徳が現れ王様のように優れている。 こころの中のどうしようもない煩悩などまた、いろんな災難から救ってくれる力強いほとけ、お不動さまです。西の院では月の縁日である28日に護摩供をもってご祈念を行っています。大太鼓が鳴って参拝の皆さんのお経の声が堂内に響いて炎が高く上がり熱い祈りとなっています。

<トップに戻る>