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HYPERTHERMIA 悪性腫瘍高温度深部治療

今月のハイライト

 

求人案内   急募!!

   医師 内科医 外科医 

   看護婦 准看護婦 看護補助者

   2級介護福祉士

4月1日グループホーム”なでしこ”開設 !!

2単位18部屋全部個室・全木造温かい雰囲気で小人数の御高齢者がゆったりと暮らされる施設です。

LINUXで DICOM Vを!!!       5月15日

  永い間の努力の成果で C.T. MRI. C.R. ECHO のDICOMV画像をLASER5 LINUX 6.4で DVD RAM に取り 出すことに成功しました。 リーゾナブルな安価で、これからは各診察室に、医局に、詰所に、 自作のCPUから自作の各をWORK STATIONにDAIKOMVの画像が送れることになりました。 以後のSYSTEMの発展に乞うご期待!   

5月1日新院長着任!!

前 湯原町立湯原温泉病院院長 小西 洋 医師が当病院院長として着任、早速外科に救急に業務に就いて大活躍しております。

7月31日、直径9.1cmの胸部大動脈瘤を発見ました。 

72歳の男性が胸痛を訴えて来院、胸部X線検査ののちヘリカルC.T.の検査をしたところ大動脈の上向部より弓部に至る部分の直径9.1cmの胸部大動脈瘤を発見、すでにMIDBANDが10以上になっていたので早速岡大心臓血管外科にお願いして置換手術と冠動脈のバイパス手術をしていただき破裂寸前の処幸いにして一命を取り留めました。現在尚お元気で2週間に一回外来加療中で御座います。   

 

古くて新しいお話

松田病院には30年前より天井走行クレーン付きハバードタンク以下リハビリ機械一式がが入り活躍しております。

10年前まではその効用が保険で認識されず経営のお荷物になっておりましたが、脳卒中などの麻痺の回復には目をみはらせるものがありました。

5−6年前より急にこれらの機械が日の当たる場所に出てフル稼働しております (PT 3名 OT 1名)

最近介護も加わり、ついては介護される方より、介護する方が腰痛のためダウンする人が多発するお話をきくようになりました。 腰を曲げて入浴、体位変換、体を洗うため腰椎、筋肉に過大な負担をかけるためとおもいます。

入浴はクレーン出し入れ、体の洗いは腰の高さでクレーンで洗身台にのせて、すべての作業を立位で行うため全く腰に負担がかかりません。 

和歌山県の病院よりハイパーサーミアの見学にこられた方も、30年前に始めたと言うのも驚きながら、介護人の腰痛皆無にはおどろいておられました。 腰痛のため休業者続出。労災にするかどうとか悩んでおられました。  腰痛に悩んでおられる場合天井クレーン付き入浴装置、ハバードタンク・洗身台を導入されてはいかがでしょうか。

8月に10日間猛暑35度の日本を脱出して最高温度20度最低10度のオスロとストックホルムに行って来ました。 日本も介護保険が始まったので私共の病院も完全型療養ベットを20床作った話をしたところ、それはあちらの30年前の状態だといはれ、10年前に介護のはじまったベルリンに行ったとき以上のおどろきでした。 電車の駅にも百貨店にも車椅子のまま乗れるエレベーターがあって日本では寝たきりのはずの人たちが当然の様子でショッピングに行楽に家族とともに参加していました。          

和田交差点近くで脇見運転の

50歳の婦人の軽四が停車中の乗用車に激

突。所謂DASH BOARD INJURYで両膝関節

内露出開放創・左大腿骨複雑骨折ハンドル

で膝関節と大腿部を挟まれて脱出不能とな

りレスキュウ車が出動20分後到着したが

すぐには出せずハンドルを焼き切ってさら

に15分後やっと救出、松田病院に搬送入

院、約3時間を要して膝関節部の出血を止め

関節内の露出した状態から修復しました。

大腿骨の複雑骨折は7月5日観血整復手術を

行いました。衝撃時燃料ポンプ停止装置のな

い日本車であるのに出火しなかったのも幸

運でしたが、膝関節も感染なく修復出来た

のも幸運であったとおもはれます。

 

 
   
4月20日軽自動車を運転中意識消失、ガードレールに激突、脾臓・肝左葉破裂・肝右葉皮膜下広範囲血腫の為2日にわたり深夜一部開胸を含む緊急開腹術によりやっと救命し得た救急患者。午前5時半まで血液6000ml使用やっと救命。 下図は骨盤腔まで達した出血像            やっと救命!  左上は下腹部骨盤腔に達した出血 超音波像

御協力を戴いた岡大第一外科及び麻酔蘇生科の先生方に厚く御礼申し上げます。

 

4月10日頭部外傷で左頭蓋腔に硬膜外出血

で血液が充満、その圧力で頭蓋底が破綻。鼻

孔と左外耳道より貯留血が噴出。救急入

当病院12例目

活性酸素とフリーラジカル に

マイナスイオン療法 

デジタlルカラー超音波診断装置 

 MEDISON社  Sonoace 6000c

   高解像度カラードプラー画像  パワードプラー画像  140度ワイドアングル経膣プローブ  Mモードループ画像

   Affordable PC−based Digital CFM Ultrasound System

 デジタlルカラードプラーは循環器は勿論、

乳ガン・肝臓ガン・膵ガン・腎ガンその他の悪性腫瘍の検査に

造影剤を使わない、患者さんに身体的に負担の少ない

又 Hyper thermia等の効果判定に最も有用な装置の一つです!!

尿管結石に結石破砕機
3月17日施行    左下図は 処置前 右図は3500回衝撃波処置後 石は破砕!  浅い睡眠中で、後に痛みの記憶無

腎.尿管結石に 胆石に

最新型体外衝撃波結石破砕装置 Direx社 Novaアルチマ

 硬膜外麻酔により痛みも少なくday surgery も可能です。

 12月新しく愛媛県から大腸ガンの肝臓鎖骨上腕転移の1名、岡山市から膵臓ガンの肝転移1名。

  子宮ガンの腹膜転移1名。笠岡より胃ガンの腹膜転移の患者さんがHyperthermiaを始められ

  ました。

流感ワクチン

11月29日朝日新聞4面”論壇”に投稿された小児科医毛利子来先生御侍史 

   私は先生と昭和17年岡山一中で同級生だった松田穆と申します。28年

   岡山医大を卒業しまして、只今玉野市で80床の救急病院をやっています。

   毎年3月になりますと流感が流行して医師看護婦を始め多数のスタッフが

   罹患し出勤出来ず、消防署に連絡して1週間くらいは救急患者を全部は

   収容、看護できないとおとどけするような状態でした。

   今年はワクチンも改良されたようなので全員に無料で80名1月に予防接種を

   致しました。その結果は80名全員発熱者皆無、家族に発熱者が出たときは

   直ちにシンメトリルを処方して家族の看護のための欠勤者も殆どなしという

   結果でした。

   また入院患者さんも当病院に入院中の寝たきり老人二十数名に罹患発熱者

   皆無、流感患者は他の施設より救急車で搬入された、院外で感染、肺炎など

   重症となった例のみでした。 そこで私の事態分析は次のようになります。

   1.80名のワクチン接種した病院職員に1名も発熱欠勤者がでなかった。

     また副作用皆無であった。 実に立派な結果でした。

   2.外に出ない寝たきり老人の感染は、一部の人が机の上で考える様に

     収容した部屋などのせいで なくて、流感で鼻汁咳嗽喀痰など症状を

     持った職員の体を密着しての介護で感染するものと考えます。

     なぜならば多人数が欠勤して看護介護の手の足りない状態で老人を

     放置できないので無理を押して症状をかくして出勤した職員に帰れ

     とは言えないものです。この為にスプーンで口に食事を運び。体の

     清拭を、また大小便の処置を密着しておこなはなければならないため

     感染するもののようです。 ちなみに本年は職員に流感感染者〇の

     ため寝たきり老人の感染者0でした。

  3.ことし3月の当病院の総医療費は毎年の3月に比し約2000万円の減少でした。

    医療費の節約にも有用と思います。

    以上先生のお話とは接種対象(年齢)、接種時期(論壇の統計時期は数年前

    の古いもの当病院のは本年の新しいワクチンのもの)が違うので一緒には

    考えられませんが玉野の田舎でこの様な経験をした中学同級生が居ることも

    お忘れなく。

                                         敬具

 

11月10日 福井県の患者さんから膵臓ガンが肝転移したと診断されたが、このホームページ

  を見たのでと相談の電話が入りました。 その時に、当病院で現在胃ガンの腹膜播種状

    転移の患者さんが外来加療中です。最初はほとんど食欲もなく外出する元気もなかった

    が、hyperthermia 8回加療後食欲がでて30km位自分で車を運転してきておられる事

  などお話して元気を出して生きる希望を捨てないようお話しました。 

  その際福井県には福井医大にわたくしどもの病院のものと同じ深部に効果のある装置

  (京大と山本ビニータ社が共同開発)が入っていますとお話ししましたが、 福井日赤にも

  入っていたので訂正いたします。 

  11月17日この患者さんがついにはるばる福井県より来られてhyperthermia入院治療

  を開始しました。肝転移のガン病巣の一部が肋骨に達して腹水も溜まって肋間神経を

  圧迫して強い肋間神経痛を起こし、患者さんを苦しめて居ました。 このような状態に

  なったことは非常に不幸なことですが何とか苦痛を取ってあげなければなりません。

  そこで当病院独特の腹部手術の術後にも行う硬膜外麻酔でhyperthermiaの効果が

  出るまで痛みを取ってあげることにしました。 こんな治療ができるとは知りません

  でしたと痛みが嘘のように無くなって驚いておられます。

  ガンが拡がって腹水が溜まったり、痛みがきたときほかに有効な治療がないのが現状

 です。   hyperthermiaにはこのようなばいにこそ特に適応が有るのです。

  左は11月17日治療開始日のCT 肝転移が腹壁に出て肋骨肋間神経を圧迫ひどい

肋間神経痛を起こしていました。 

   

右上図は11月30日4回加療後のC T 膵頭部の原発ガンも肝転移部も縮小 腹壁えの

  浸潤は消え、肋間神経痛も緩和しました。

11月16日香川医大からも術後肝転位、腹水例の予約が有りました。

11月25日介護病棟に一部改造中であった4階の工事が完了しました。入院の方には何人か

在宅待機に、。外来の方には駐車場を工事車両に占領されてご迷惑をおかけました。

4階に完全型介護病室20床が完成しました。 しばらくは療養型病室入院となります。

 

11月15日10年間使った F C R にかわって KONIKA REGIUS が入りました。 F C R が入ったときにも驚きでしたが10年の進歩は凄いもので目から鱗の落ちたようなものです!DICOM 3.0の画像DATAをCR、CT、MRI、DIGITALECHOetc.込めてサーバーに入れて院内に配る予定。         11月9日大学病院からご紹介のパンコースト肺ガンの頸部リンパ節転移の患者さんのhyperthermia治療を開始.                                                                                                                           11月2日 岡山市内のある大病院で胃ガン摘出術後10ヶ月で肝転移が見つかり、他病院でこれを開腹切除しようとしたが他に小転移が4−5箇所見つかり試験開腹に終わった患者さんのHYPER        THERMIAをはじめました。                                                                                                    10月28日 大学病院からご紹介の右頚部の肉腫の患者さんのhyperthermiaの治療を開始       頚部だけでなく縦隔・上腕神経叢にも拡がっているので 週2回胸部と頚部に施行の予定

10月4日 HYPERTHERMIAで感激の一瞬

       月曜日午後1時半頃予約の前立腺温熱療法中のことでした。

     県内で最大級の病院外科の先生のHYPERTHERMIAをやってほしい言う紹介状を

     持った患者さんが来られました。 不安そうに予約は入れてないがどんな器械か見せ

     てほしい。出来ればすぐにやって欲しいと言うことでした。 早速了解をえてヘリカル

     CTで腹水の有無、リンパ節転移の状態確認の後、HYPERTHERMIA加療しましたが

     ”これで生きる望みが出来ました。” と言ってあと5回の予約後喜んで帰られました。

     その理由は!!  この患者さんは2ヶ月前胃癌で胃亜全摘手術を受けましたが、そ

     の際腹膜に播種状転移があり、これ以後の治療は有効なものが無いとカラーの写真

            を渡して丁寧に説明を受けておられたのです。 その際まったくその後の”生きる望み”

            を失って居られたそうですが、最近色々の症状がでていろいろ相談しているうちに

            HYPERTHERMIAの話を聞き、受け持ちの先生に御相談のうえ紹介状を貰って

            こられたのです。

        少しでも長く生きられようお互い頑張りましょうと言う事で

     これで”生きると言うことに望みが出来ました!!”  其の様に努力しましょう!!。

        お互い”じん”と来るものがありました。

     10月20日現在食欲も出て顔色も体力も回復傾向!! 

          12年1月20日術後に宣告された余命期間を過ぎて、全く元気で職場復帰して、

    風邪を引いたといってこられました。 腹水もなく全く驚くほかありません!

          現在治療中の患者さん方のほかに高知で胃がんの手術をしたがその際癌が全部摘出

     できなかった例。肝臓に巨大な癌があるが手術不能例。パンコースト型肺がん。食道ガン

     の術後大腿骨、前腕骨転移・S字結腸ガンの肝転移等予約が入って居ります。  

 9月8日 皮膚科新任 浅沼美恵子医師診療開始

            毎週 水曜日  午前 9時−12時30分

                         午後3時- 5時

9月9日より 顧問と院長は国際ハイパーサーミアフォーラム

        第16回日本ハイパーサーミア学会に出席

9月23日  ガン悪性腫瘍 腰痛 高温度深部治療装置 

        サーモトロンーRF8 新規導入 治療開始

                   癌高温度療法

9月6日 巨大肝腫瘍が見つかりました。    

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  あまりに巨大の為外科手術の適応でなくHYPERTHERMIAの予定!!

翌日発見!!  胃がん硬性ガンのため9月21日胃全摘手術

胃壁の肥厚がCTでも顕著です

胃壁が広がりません

救急部より:月曜日早朝の椿事−岡山より玉野市日比港に早朝に着いた大型タンクローリーの運転者が眩暈と四肢の筋脱力の為動けなくなり救急車に乗せられ入院・・・よく無事に日比港迄到着されたものですが・・早速玉野でだだ一台しかないEKTAKEMが働いてカリウムが 2.3 と15分後に結果を出し、EKG他の検査を出し抜きました。早速点滴にKを追加し間もな見事に回復しましたが   さて 原因は? 日曜の救急当直医が大学病院に帰局するとき、渋滞をさけ月曜早朝帰つた後。 当直をカバーしていた老院長がそこで一言 ”????” を飲み過ぎる癖がないか聞いてごらん!!”---どんぴしゃり当たりました- ”今年の猛暑で運転席にこの清涼飲料水をカートンごとおいて,多いときは1日に2カートン以上飲んでいたそうですが、前日が日曜日で1本も飲まなかったら翌朝早速この騒ぎとなりました。

その昔?岡大医学部現職教授が意識消失、危篤状態となりICUに収容されました。多数の医師がいろいろの意見を出され大騒ぎでしたが、その教授と医学部同級生の麻酔科教授(前岡大学長)がカリウムが原因であることを唯一人見抜かれて見事に救命されました。 また一方その原因はその教授が朝から晩までその清涼飲料水を飲み過ぎておられた為だと、医学部卒業以来毎週1日、当病院の在宅医療についてご厄介になっています、次次代教授からおききしていたからです。

皆さん普通量では美味しくて害のないものでも過度に飲み過ぎるといろいろのことが起こるので気をつけましょう!!

            

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