「くぁー！つええ！！なんでそんなにつええんだよ！！」
「・・・・。」
「スゴイ！城ノ内君ですら１ターンで！！」
「（彼女の強さは驚異的な『引きの良さ』を持っているとしか思えないな・・・。）」
「（もう一人のボク！！）」
「（彼女の引きの強さは恐らく、城ノ内君以上の強さがある・・・。）」
「（珍しく、弱気なんだね・・・。）」
「（ああ、彼女の１ターン目のエグゾディア成立を免れる方法はある・・・。）」
「（本当なの！？）」
「（ただ・・・俺も彼女以上の引きの良さ出さないと・・・負ける！）」
「（やってみようよ！）」
「（相棒・・・。解った！）」
ピキーン！
（千年パズルが光る音）
「ヴァニラ！！今度は！俺が相手をしてやるぜ！！」
「おっ！背の低いボウヤの表情が変わったぞ！！」
「これはきっと何かが起きるに違いありませんわ！！」
「きゃーん♪この若社長！カード以外でも財布の中身もスゴイわーん♪」
「てめえ！海馬の財布に何してやがる！！」
「あんた誰〜？ビンボくっさいわねー！」
「なんだとてめー！！」
「やろうっての！？」
「あちらも凄い事になってるみたいですけど・・・。」
「ほっとけほっとけ、いつもの事だしよ。」
「まずは、御互いのデッキをシャッフル！！」
シャシャシャシャ！！
「・・・・。」
シャシャシャシャ！！
「シャッフルが完了したらデッキを渡してデュエル開始！！！」
「デュエル！！」
「俺の先行！！ドロー！！
よし！このカードがきた！！」
「・・・・。」
「お前の即効エグゾディアの城壁を崩してやるぜ！！
魔法カード！『手札抹殺』！！
このカードの効果は、手札を全て墓地に送り！
墓地に送った枚数だけデッキからカードをドローする！」
「おお！凄い事が起きるみたいだぜ！！」
「今まで１ターンでエグゾディアを引けたヴァニラさんも、これで御終いですの！？」
「・・・。」
「そして、俺はビッグシールドガードナーを守備表示で召喚し！ターンエンドだ！！」
「なんてこったぁ！ヴァニラ！」
「私のターン・・・・。」
「どう来る！？」
「エグゾディア・・・。」
「！！！！！！！」
「なんと言う事ですの！手札抹殺が逆効果になってしまうなんて！！」
「フッ・・・俺も読み方が甘かったみたいだったな・・・。」
「（もう一人の僕・・・。）」
「ヴァニラ・・・君の引きの良さには感服したよ・・・。」
「・・・・。」
「流石、ヴァニラさん！デュエルチャンプをことごとく打ち負かすとは！素敵ですよ！！」
「素手喧嘩（ｽﾃﾞｺﾞﾛ）で、あたしに勝てると思ってるの！」
「あいにくだが！俺も素手喧嘩なら得意なんだよ！！」
「良い度胸じゃない！かかってきなさいよ！！」
「望むところだぁ！！！！」
「もしもし・・・警察（ランサーズ）ですか？営業妨害されて、こまっとるんですわ・・・（怒）」
続く気がしないが続く