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■ 出逢った山たち ■
塩塚峰
無念のリタイア
INDEX
11月7日夜12時30分塩塚峰へ向け出発
霧の森で車中泊
新瀬川のバス停前の登山口より登り開始
山裾に立ち込めてたガスも上空に舞い上がると共に消え、
青空が所々で顔を出し始める。
秋の早朝の木々の香りが漂う。
渓流沿いに登り始る道は緩やかで、渓流の音も耳に心地よく聞こえる。
二ヶ所の川を渡りきると落差10mくらいの『轟きの滝』 に出会う。
水量は少なかったが素朴でいい滝だ。
そこを過ぎると、杉に囲まれ薄暗く、平らな石を何枚も積み重ねた箇所や、
小石がガレ場とかした滑り易い急坂へと変わる。
この山も変化に富む登山道だ。
渡しが架かる川を何ヶ所かる 落差10mくらいの『轟きの滝』 に出会う。 途中で可愛い花にも出会う
しばらく登ると補助ロープの付いた直登になる。
そのころから股関節辺りに違和感を覚え始める!
「アレ!ヤバイか?」
ロープ場を登りきり、前方を見上げると
うす暗い木立のトンネルのような登山道に
尾根へと導くように陽の光が射し込んできた。
「やっと尾根に出る、尾根に出れば、足に負担がかからない平坦な道になる」
そう思いながら一歩づつ足を踏み出す。
庭の踏み石を敷き詰めたような箇所もある
尾根へと導くように陽の光が射す 少し秋も感じさせてくれる。
尾根に出た所で休憩をとる。
空はすっかり晴れ渡り、南西方向には剣ノ山・三傍示山・笹ヶ峰が見渡せる。
その景色を眺めながらお茶で喉を潤し、頂上を目指し出発しようとするも
足が重怠く、股関節にも若干の痛みを感じだした。
 無理をせずゆっくりゆっくり足を進める
しかし、6番の小谷分岐地点に着いたところで足も重く、
股関節の痛みも増してきたため、ここで残念ながらリタイアを決断する。
山の天気は最高でした、 どんな時でも、これは欠かせません。
『進む勇気、されど撤退も倍の勇気』
是は自分への慰めの言葉ですかねえ
アッ!しかし忘れてないのが下山途中の休憩場所で
川の流れの音を聴きながら
一杯の点て出しの珈琲は飲みましたよ。
今度是非リベンジしたい山と登山道です。