光学文字読み取り装置を用いての英語構文使用頻度及び有効度の研究

 

岡山県立岡山朝日高等学校 鷹家 秀史

岡山県立倉敷天城高等学校 須賀

Abstract

This corpus-based investigation is concerned with the frequency and usage of the so-called Juken-eigo (English taught in school for college entrance examinations). We hope that we have taught contemporary standard English used in English speaking countries today. We believe too stiff or obsolete expressions are not appropriate for Japanese learners of English. There are, however, critical comments on English education in Japan, saying Juken-eigo dates back to the English in the 19th English literature or the English taught in school is of no practical use.

This paper deals with some aspects of juken-eigo and brings into light our misunderstandings on the register and usage of some English phrases by means of historical and regional comparison, based upon ST corpus (Suga-Takaie Corpus).

 

 

T はじめに

 

本研究の目的は,いわゆる「受験英語」と称されている表現が英語を母国語とする人々の間でどの程度使用されているのかを,光学文字読み取り機械やパソコン通信によるテキストデータの取得及び既存のコーパスなどから我々が独自に構築したコーパス(以下 STコーパス)をもとに検証することにある。むろん,本研究のねらいは現在の日本における英語教育の単なる批判ではなく,そこで教えられている教材の再検討である。「受験英語」とはいえ,その大半は実社会で使用されている表現であるはずである。我々は客観的数値によってそれらを検証したいと考えた。具体的には,複数の大学受験参考書などを参考にして,100近くの英語構文・表現をピックアップし,その一つ一つについてSTコーパスの中でどの程度の頻度で出現するかを調査した。そして,アメリカとイギリス,19世紀と20世紀という空間軸と時間軸におけるそれぞれの頻度を比較し,

@そこに有意義な差の見られたもの

A他に類似の表現があるもの

の2点の条件を満たす20構文を選び,それについて先行研究を踏まえつつ,さまざまな角度から検討を加えた。@を条件に設定した理由は,「かつてはよく使われていた(あまり使われなかった)が今はあまり使われなくなった(よく使われている)もの」,「アメリカ(イギリス)よりイギリス(アメリカ)でよく使われているもの」などを浮き彫りにしたいと考えたからである。また,Aを条件に設定した理由は,単にSTコーパスでどれくらいの頻度があったかということだけでなく,類似の表現と比較してどちらの方がどのくらい使われているかを明らかにしたいと考えたからである。

 

 

U STコーパスの構築

 

我々は、時代・地域(英米)による当該表現の頻度・語法の変化を明らかにするために、約840万語のコーパスを構築した。その内訳は、以下の通りである。

A-19C:19世紀アメリカの小説・評論・講演 など約210万語

B-19C:19世紀イギリスの小説・評論・科学論文 など約210万語

A-20C:* Brown Corpus(1961年に米国で出版された15のジャンルを代

表する各2000語の500サンプルよりなる約101万語)

*米国の雑誌 Time の記事(1993年10月11日号〜1994年

3月7日号までのすべての英文記事からなる約108万語)

B-20C:* Lob Corpus (1961年に英国で出版された15のジャンルを代

表する各2000語の500サンプルよりなる約101万語。以下Lob)

* Micro Concord Corpus Collection A(1989年11月に発行された英国の新

The Independent 紙の記事[同紙のすべての記事]を、home news, foreign-

news, business, arts, sports の5つのジャンルに分け、各20万語に均質化し

た約108万語。以下MCA)

 

 

アメリカ

イギリス

19世紀

小説・評論: 210.3万語

小説・評論: 210.2万語

20世紀

Brown・Time: 210.1万語

Lob・MCA: 210.1万語

注1)Brown CorpusLob Corpus はテキストの書き方の差があるためバイト数は異な

るが実際の語数はほぼ101.5万語と推定される。MCAとTIMEは108万語と推定される。

注2)各ファイルの大きさは以下の通り

    A-20c:12,608,700バイト A-19c:12,615,941バイト

    B-20c:12,749,504バイ     B-19c:12,610,782バイト

 

コーパス構築の基礎にしたのは、Brown CorpusLob Corpus である。この2つのコーパスは15のジャンル(A:新聞・雑誌のルポ、B:新聞・雑誌の社説、C:新聞・雑誌の評論、D:宗教、E:技術・趣味、F:民間伝承、G:純文学・伝記等、H:雑(官庁用語)、J:科学論文、K:一般小説、L:推理小説、M:SF,N:冒険・西部劇小説、P:恋愛小説、R:ユーモア)に分かれており、1961年段階の米国・英国の英語表現を代表するコーパスと考えられている。この2つのコーパスは口語表現を取り入れていないという欠陥を持っているが、現在利用できる最も信頼のおけるコーパスでる。しかし、この2つのコーパスは1961年に出版されたテキストを利用しているため、時代の急激な変化が言葉に及ぼす影響が19世紀末に比べて大きいと考えられる現在、1990年前後のテキストを取り入れ現代の語法・頻度に対応する必要があると考えた。そこで我々は Time誌と The Independent紙のほぼ同じ時期(1989〜1994)の記事をテキストとして取り上げた。しかも記事が取り扱う分野の偏りを防ぐため一定期間のすべての記事を対象にした。こうしてできたのがA-20C,B-20Cのコーパスである。

一方、A-19C、B-19CのコーパスはA-20C,B-20Cの語数に対応し、しかも可能な限りノンフィクションとフィクションの割合が等しくなるように構成したが、19世紀末のノンフィクションのテキストを電子化することは困難であった。そのため、A-19C,B-19Cのコーパスは小説の作品が多くなったことは事実である。そのため、例えば、ルポルタージュでよく使われる表現(despite、

reportedly, allegedly, hike etc.)を検索の対象にはしないように配慮した。以下の研究の中で掲げるグラフは各々のコーパス約200万語の中での出現回数を表している。なおSTコーパスで利用したテキスト・データは X で一覧表にして掲載した。

 

V 研究

 

1. a number of

              

 

 

A-19c

B-19c

A-20c

B-20c

a number of

64

84

162

246

 

a small number of

3

0

9

8

 

a large number of

3

14

24

25

 

a great many

43

23

21

14

 

 

【結論】

a number of はよく使用されている表現であるが,その意味は多分にその場の状況に依存してお

り,主にイギリスでは「少しの」または「少ないがまずまずの」,アメリカでは「かなりの」 「多

くの」という意味で用いられることが多い。

◆19世紀より20世紀の方が,また,アメリカよりイギリスで多く用いられる。

a number ofの後には複数名詞がくる。また,動詞は複数形で受ける。

 

(1)コーパスに見られた例文

 A19 My object was to try a number of them in the next issue...(A90ROSE:O.HENRY)

   One day a number of men gathered about the pen.(A90WHITE:LONDON)

B19 A number of other birds hopped about among the ruins.(B89WAR:WELLS)

In front of it,..., are a number of women, busily knitting.(B85CITY:DICKENS)

A20 There have been a number of sound plans proposed.(A96BROWN.H)

It’s been a number of people’s ambition on my behalf.(A99TIME:1994.03.21)

B20 There are a number of hostesses who changed constantly.(LOB.K)

A number of people have already been sentenced to long prison....(MCA)

 

(2)解説

 @グラフから見ると,a number of の用例は19世紀よりも20世紀のほうが圧倒的に使用頻度が高くなっている。また,英米比較では,アメリカ英語でより多く使用されていることがわかる。

 

 A従来a number ofは「いくつかの」と「多くの」の相反的語義を持つといわれてきたが,最新の英英辞典では,OALD5A number of (ie some) problems have arisenLDOCE3 a number of formal severalCIDE A number of things is several of themCOBUILD2If there are a number of things or people, there are several of them. というふうに,いずれもseveralまたはsomeの意味で使うとしている。また,A-Z A number of + plural noun means “several”, “a few”’ と説明している。 severalは「3から10くらいの数」を表し,「しばしば少ないがまずまず[かなり]の数であることが含意される」(小西:1989)。 LDOCE3にもseveralは‘a number of people or things that is more than a few, but not a lot’としている。一方,アメリカのWEUD ‘a certain collection, company, or quantity not precisely reckoned, but usually considerable or large’ と説明しており,英米で量的なとらえ方において「ゆらぎ」が見られる。 なお,any number of, quite a number of, a large number of などのように修飾語を付加することで意味を明確にすることもある。

 

 Ba number of で修飾された名詞は動詞の複数形で受けるのが通例であるが,コーパスには次のように 「動詞の単数形」で受けている例が見られる。

In the road that runs from the top of Putney Hill to Wimbledon was a number of poor vestiges of the panic

torrent that must have poured Londonward on the Sunday night ...(B89WAR.WELLS)

A number of scattered “ayes” and “noes” was heard.(BROWN.A)

A number of brushes between traffic was reported to the police, ...(LOB.B)

しかし,これは556例中のわずか3例にすぎず,CCEUGEGなど多くの語法辞典はa number of... の後には動詞の複数形がくるので注意するようにと警告している。

 

Ca large (small) number of の表現については,英米とも a number of ほど使用されてはいない。このことは,類似表現である a great many についてもいえる。また,この表現は20世紀に入って使用頻度が減少している。

 

2. be (get) anxious to

                 

 

 

A-19c

B-19c

A-20c

B-20c

be anxious to

46

73

13

45

177

be anxious about

6

6

2

4

18

be anxious for

5

5

1

6

17

 

 

【結論】

be anxious to不定詞 という表現は,特に20世紀に入って現在英米ともに比較的よく

 用いられている表現であり,必ず「〜することを切望している」という意味で使われる。

be anxious about は「〜を心配している」という意味でのみ用いるが,頻度は be anxious to

ほど高くない。

be anxious for はときに「〜を心配している」という意味で使われることもあるようだが,

圧倒的に「〜を切望している」という意味で使うことが多い。

 

(1)コーパスに見られた例文

A19 Her mamma is very anxious to hear again.(A90CHAPARRAL:O.HENRY)

I was, therefore, quite anxious to make her acquaintance.(A885OBLONG:POE)

B19 But are you really anxious to acquire an estate in America?(B89CASE:DOYLE)

.., and he was very anxious to get his silver buttons back.(B88HAPPY:WILD)

A20 ... his father were anxious to be taken out of danger.(BROWN.J)

The Clinton Administration was anxious to avoid a return to cold war acrimony...(TIME:1994.03.07)

B20 You are anxious to get married to him.(LOB.F)

Many Commonwealth leaders are anxious to keep the pressure on South Africa, ... (MCA)

 

(2)解説

 @グラフからもわかるように,この表現は20世紀に入って使用頻度が減少している。また,アメリカよりもイギリスの方が使われる頻度が高い。be anxious to で検索された例文では,いずれの場合も anxious を,「切望して」の意味で用いていた。うしろに to不定詞を伴って,「〜することを切望している」という意味で用いることは今やあまりに一般的になっているので「たとえ気に入らなくても」認めざるを得ないと説明する語法辞典もある(GEG)

 

 Abe anxious for については全体で17例が,また be anxious about については全体で

18例が検出されたが,いずれも英米・年代による偏りが見られなかった。

 

Bこれまで,学習英和辞典などでは be anxious for は「切望」にも「心配」にも用いるとしてきたが,上記の17例はいずれも「切望」の意味で用いられていた。また,次の表からもわかるように,主な学習英英辞典や語法辞典でもbe anxious for を「切望」の意味で使っている例が多い。RWWW(1994)ACGE(1995)be anxious for を「心配」の意味で用いることは誤りであるとしている。

 

LDOCE3

WBW

COBUILD2

CIDE

OALD5

CCEU

BBI

ACGE

WEUD

to

 切望

 切望

 切望

 切望

 切望

 切望

 切望

 切望

切望

that

 

 切望

 切望

 切望

 切望

 切望

 切望

 

 

about

 心配

 心配

 心配

 心配

 心配

 心配

 心配

 心配

心配

for

 

 心配

 切望

 切望

 切望

 切望

 切望

 切望

切望

 

3.be (get) tired of

 

 

A-19c

B-19c

A-20c

B-20c

be (get) tired of

43

42

36

15

136

be (get) tired from

0

1

1

0

2

 

【結論】

be (get) tired of は「〜に飽きている」という意味でよく用いられる表現である。

be (get) tired from は「肉体的に疲労する」という意味で使われることもあるが,その頻度はこ

れまでいわれてきたほど多くはない。

 

(1)コーパスに見られた例文

A19 I’m tired of waiting. I’m tired of thinking.(A90LAST:O.HENRY)

He was tired of making mistakes.(A90PIONEERS:CATHER)

B19 I am so tired of being all alone here!(B87ALICE:CARROL)

See here, mister, I’m getting a bit tired of your ways.(MB89CASE:DOYLE)

A20 And I am tired of hearing of how brave Tom Hanks is!(TIME:1994.02.07)

God is tired of taking the blame.(BROWN.K)

B20 I got tired of riding horses and wanted a change.(LOB.A)

That’s why he’s never tired of singing the show’s big ballad.(MCA)

 

(2)解説

 @be(get) tired of は20世紀イギリスではやや頻度が落ちるものの,全体として「〜に飽きる」という意味でよく使われている表現である。

 

 Abe(get) tired from はこれまで,「肉体的疲労を示す」と教えられてきたが,STlコーパスでは19世紀イギリスと20世紀アメリカのコーパスにそれぞれ1例ずつ見られるにすぎなかった。

Next morning Theobald and Christina arose feeling a little tired from their journey,..(B90WAY:BUTER)

The men in Pettigrew’s were tired from a night’s drinking, their faces red and baggy.(BROWN.2N)

また,主な英英辞典でも be tired from の例を提示しているものはほとんど見かけない。CECでも tired の前後4語以内のスパンの中に102回以上出現した語のリストの中に from は見出せなかった。

 

Bbe tired from from を省略している例も見られた。

When she had tired watching the dancing Bog led her into the house, where he gave her

a room with a pretty bed in it.(A90WIZARD:BAUM)

I’m only afraid you are very tired talking to me.(A86LITTLE:ALCOTT)

「肉体的に疲れている」場合は,その疲労の原因になった事柄はコンテキストの中で自明であることが多いため,

He felt tired and full and calm.(BROWN.K)

のように書くか,

Immediately after last week’s debate, Perot looked tired and grumpy.(TIME:1993.11.22)

のようにfrom を介在せずに原因を併記している場合が多く見られる。

 

4.compare A with B

 

 

 

A-19c

B-19c

A-20c

B-20c

compare A with B

77

78

107

186

 

compare A to B

20

33

61

48

 

 

【結論】

compare A with B は「AとBを比較する」という意味で現在もよく使われる表現である。

compare A to B も「AをBに例える」という意味のほかに「AとBを比較する」という意味で

もよく使われる。

 

(1)コーパスに見られる例文

A19 ... he compared one island with the other, ...(A85NEW ENGLAND:EMERSON)

What is his destiny to him compared with the shipping interests? (A85WALDEN:THOREAU)

B19 I compared him with his guests.(B85JANE:BRONTE)

But what is that compared with the number of your successes?(B89ADVENTURE:DOYLE)

A20 These faults are minor compared with amiable humor,...(TIME:1993.12.20)

The dictionary form is compared with each of these text forms.(BROWN.K)

B20 His technique was complete compared with theirs...(MCA)

The American data can be compared with the Marriage Survey totals column. (LOB.J)

 

(2)解説

 @この表現は英米共に,特に20世紀のイギリスで「AとBを比較する」という意味で広く用いられている。もっとも,実際の例では全体の実に75%がcompare A with B といった形よりも,上記の「コーパスに見られる例」の20世紀の英米の例にあるように,compared with という形で受動態または副詞句として用いられている。

 

 ABBIは「compare x to y は通例『xとyとの間の類似点を主張する』(例:compare New York to a beehiveニューヨークを蜂の巣にたとえる)という意味である。compare x with y は通例『xとyとの間の類似点と相違点を論じる』(例:compare New York with/and Londonニューヨークとロンドンを比較する)という意味である」と説明している。また,ACGE “When we draw attention to the similarities and/or differences between A and B, it is safer to use compare with, especially in formal styles: ‘This report compares the latest figures with those for the last five years.’ として,

He was tired of being compared to his elder brother.

のような文は,非文ではないとしても,

He was tired of being compared with his elder brother.

の方を用いることを勧めている。しかしCCEUによると「AとBを比較する」という意味で,compare A to B を用いるのはかつては間違いとされていたが,今はよく用いられているという。STlコーパスにも以下の

Everything on earth is insignificant compared to that.(B89CASE:DOYLE)

...production came to only 5.6million compared to 6.2 million.(BROWN:H)

の例が見つかっている。

 

5.for good (and all)

 

 

A-19c

B-19c

A-20c

B-20c

for good

11

11

8

4

 

for ever

39

118

2

35

 

forever

203

64

74

20

 

 

【結論】

for good for ever ほどは使われていない。

アメリカでは forever と一語で綴ることが多く,イギリスでもこの傾向にある。

forever は「いつも(always)」という意味で使われることもある。

 

(1)コーパスに見られた例文

A19 Like other men, they passed out of Buck’s life for good.(A90CALL:LONDON)

But you would never ask me to go away for good, would you?(A90PIONEER:CATHER)

B19 I feel as if he were gone for good...(B90RETURN:DOYLE)

... do you take it as a dead man is dead for good, or do he come alive again?

(B88TREASURE:STEVENSON)

A20 ... and they split up for good.(TIME:1994.02.14)

... it was quite possible Cathy might be left with her for good.(BROWN.P)

B20 ... if you’ve got music, you’ve got it for good.(MCA)

... it’s in the summer you put weight that’s going to be there for good! (LOB.F)

 

(2)解説

 @「永久に」という意味のfor good OED2 によるとすでに16世紀から for good and all という成句で使用されているようである。しかし現在,このfor good for ever(またはforever)と比べてさほど使用頻度は高くなく,for goodfor ever (またはforever)をあわせた出現数のうちfor goodは5%を占めるにすぎなかった(全コーパス中for good=34, for ever or forever=555)。

 

 Aforever は副詞として「いつも,ひっきりなしに」という意味で使われることもある。

The astronomers forever comment on and observe them.(A85WALDEN:THOREAU)

Jeanne Moreau is a streetgirl forever searching for real love in Montmartre. (LOB.C)

 

 Bfor everの使用頻度は英米とも高いが,アメリカでは97%(20世紀)がforeverと一語で綴られている。しかし,イギリスではforeverの使用は36%(20世紀)にすぎない。

 

CGEGではAおよびBについて “There is a useful distinction between for ever, meaning for all time(‘I will love you for ever’) and forever, meaning persistently(‘he’s forever saying that’). In America, forever is always one word, whatever the meaning, and this is becoming more common in Britain.” と説明し,イギリスでも for ever という表記法が減少しているといっている。STコーパスでも,for ever という分かち書きは英米とも19世紀と比べ20世紀は明らかに減少している。ただ,forever の方もその使用頻度が19世紀より20世紀の方が減少していた。

 

6.〜years younger (older) than ...

 

 

A-19c

B-19c

A-20c

B-20c

years younger (older) than ...

21

45

23

12

 

younger (older) than ...by years

1

0

0

0

1

junior (senior) to ...

0

1

1

2

4

years one’s senior (junior)

1

3

3

4

11

 

【結論】

◆「〜より〜歳年上である」という表現では years older(younger) than ...という表現が最

も一般的である。 次に,〜 years one’s senior (junior) の表現が用いられる。

◆いずれの場合でも,by years を後置する例は極めて少ない。

younger (older) than の表現では,〜 year(s) を前置しない場合でも,much, a little

など程度を表す副詞を前置することが多い。

be junior(senior) to...は「〜より地位が低い(高い)」という意味で使われることが多

 く,「〜より年下(年上)である」という意味で使われる頻度は低い。

 

(1)コーパスに見られた例文

A19 Everybody knows he’s nearly five years younger than you.(A90PIONEER:CATHER)

His son was named Augustus, and he was nearly two years older than myself.(A85NARRATIVE:POE)

B19 Mrs. Palmer was several years younger than Lady Middleton.(B81SENSE:AUSTEN)

John Pontifex, who was a year older than I was, ...(B90WAY:BUTLER)

A20 Kitti was thirty years younger than Stanley.(BROWN.L)

She was only ten months older than he.(BROWN.P)

B20 He is still only 35, two years younger than Graham Price.(MCA)

His wife Antonia, though a few years older than he is, is beautiful.(LOB.C)

 

(2)解説

@「AはBより〜歳年下(年上)である」という表現は一般に次の4通りが考えられる。

1. A is years younger (older) than B.

2. A is younger (older) than B by years.

3. A is years junior (senior) to B.

4. A is junior (senior) to B by years.

5. A is years B’s junior (senior).

そして,日本の学習英和辞典では,4 の表現はまれであると説明されることが多い。今回の調査では「〜より年下(年上)」という表現全体の中の95%(101例)が ‘A is years younger (older) than B’ の表現であった。そして,2 の表現に類似する例としては次の1例があったにすぎない。

Unga was older than I by the age of four suns in the way we reckoned the years. (A90SON:LONDON)

また,3 の例は全体の4%にすぎず,4 の例は皆無であった。5 の用法については,OALDCIDEでも,次の例文を挙げている。

She is my senior by two years/two years my senior.

STlコーパスでも次の例のような文が一定の頻度で検出された。

Seven years my senior.” (B89MEMOIRS.DOYLE)

...26 years his junior (LOB.A)

ここでも,〜 year(s) を後置する例は次の1例だけあった,

...Hans and Anders, his junior by a year,...(BROWN.E)

 

 AA is senior to B という場合,「AはBより高い地位にある」という意味表すと説明する英英辞典が多い(LDOCE3,OALD5,COBUILD2)。STコーパスでも次のような例が検出された。

...the main plank in our defense policy must be that we stay as junior partners to the Americans...

(LOB.B)

... he was catapulted over nine officers senior to him ...(BROWN.A)

しかし,STコーパスでは3例しか検出されず,またCECでもjuniorおよびseniorと共起する語(それぞれ出現数110語以上と405語以上)の中にtoは含まれていない。年長年少を表す表現としてbe senior/junior to という表現はあまり使われないと考えてよいだろう。また,BBIには be senior/junior to ... by years(〜より〜歳年上/年下である)の表現の例として,

She is senior to me by one year.

を挙げているが,STコーパスでは1例も発見できなかった。

 

Byounger (older) than 〜という表現のうち, year(s)’ を前置こそしないけれども, ‘a great deal, a goo deal, far, much, rather, somewhat, a little などの副詞を前置することで younger/older を強調する例が47%を占めていた。

 

7.It is/was ... time + 過去形

               

 

 

A-19c

B-19c

A-20c

B-20c

It is/was ... time+過去形

16

18

4

13

 

It is/was ... time+現在形

1

1

0

0

2

It is/was ... timeto不定詞

20

22

45

19

 

 

【結論】

◆「It is/was ... time+過去形」は19,20世紀を通じて見かける表現である。

◆「It is/was ... time+現在形」はあまり使われていない。

◆「もう〜する時間だ」を表わす最もよく使われる英語表現は, It is/was timeto不定詞 である。

◆20世紀アメリカでは,うしろに「過去形」よりも「to不定詞」がくることの方が圧倒的に

多い。

 

(1)コーパスに見られた例文

A19 It is time we knew each other.(A88BEN-HUR:WALLANCE)

... I suggested that it was about time they took a rest.(A90PEOPLE:LONDON)

B19 And now it is high time we were off.(B89SIGN:DOYLE)

It is time he took more of my quinine.(B90KIM:KIPLING)

A20 It’s about time we took off the masks at the masked ball...(TIME:1994.01.03)

It’s time you began to think on God, Stephen.(BROWN.K)

B20 It is time this country spent a bit more money on canals.(LOB.A)

I think it’s time we went over and saw for ourselves.(LOB.L)

(2)解説

 @グラフからもわかるように,「It is time+過去形」という表現は19,20世紀を通じて用いられている表現である。ただ,20世紀アメリカでは使用頻度が減少し,代わりに不定詞を伴う表現がかなり増えている。「もう〜する時間だ」という意味を表す英文159例のうち66%(106例)が,後ろにto不定詞を伴うものであった。また,語法大事典(1970)では,It is (was) time の後に「原形の仮定法(仮定法現在)」がくる例もまれにあるとしているが,STコーパスでは

19世紀に2例見られたものの,20世紀では検出できなかった。

But it is time that we conclude.(A85REVIEW:POE)

It is almost time that I prepare for the new role I have to play.(B89ADVENURE:DOYLE)

 

 Atimeを修飾する形容詞としては,high, about, almost, full, surelyなどが見られた。

なお,high/about が付加される場合は, ‘it should have been done sooner or a long time ago’

を示し発話者のいらだちを示すことがあるが,STコーパスにもその例があった。

Come away, my dears! It’s high time you were all in bed! (B87ALICE:CARROL)

 

B「It is time+過去形」の場合,単数の主語に対しては were was のいずれが適当であるかについては広く議論されてきた(大修館『英語教育』838月,898月,8910月,90

1月号)。 最近では特に口語において仮定法が用いられなくなってきているというが, この場合についても大方は was を指示する方が多いようである。(その場合,これを「直説法過去」ととらえることが多い) STコーパスでは 単数主語の後にはすべて was が用いられていた。

It is time the tide was turned. (LOB.A)

 

8.many a

 

 

A-19c

B-19c

A-20c

B-20c

many a

102

92

31

26

 

a good many

40

21

10

13

 

a great many

45

23

21

14

103

 

【結論】

◆この表現は今も使われているがその頻度は19世紀よりかなり減少している。

◆回数・時間を表す名詞との共起が比較的よく起こる。

◆この表現を含む名詞は単数扱いされる。

 

(1)コーパスに見られた例文

A19 Ah, many a tale their color told!(A85WALDEN:THOREAU)

It has won me many a crown.(A88BEN-HUR:WALLACE)

B19 You’ve been asking for it many a day...(B90VALLEY:DOYLE)

I’ve said it many a time.(B86SILAS:ELIOT)

A20 Many a student was able to remain at Apelman...(BROWN.F)

It is the goal of many a modern mystery writer to merge sadism with sociology.(TIME:1994.05.02)

B20 Many a man has started to make something in wood...(LOB.E)

...they drove the students back many a yard at the opening scrum. (B98MCA.IND)

 

(2)解説

 @グラフを見ると,この表現は英米ともに19世紀と比べると,20世紀の方はその頻度が約1/3に減っているが,今も使われている表現であり,その頻度は a good many a great many などよりも高い。

 

 Aこの表現はフォーマルであり,単数の名詞および単数の動詞と共に用いられる(OALD5)。ただ,次のように「複数名詞」がくる用例も数は少ないが検出された。

I heard a robin in the distance, the first I had heard for many a thousand

years....(A85WALDEN:THOREAU)

もっとも,小西(1989)は,many a A において「Aがandを含む名詞句のときは動詞が複数呼応か単数呼応か明確には決められない」としている。実際に,次のような例文も見られた。

  ・Many a mattress and stocking now bulges with that extraordinary gold.(LOB.K)

 

 Bmany a の後に共起する名詞として,以下の例のように「回数・時間を表す語」が全体の17%を占めていた。

He had many a time heard of this thing succeeding. but never of its failing before.

(A87ADVENTURE:TWAIN)

... they were to plague us for many a month.(LOB.R)

 

Ca good many a great many については,

a good/great many very many (OALD5)

You use a good many or a great many to emphasize that you are referring to a large number of

things or people.(COBUILD2)

A good/great many (=A large number of the) people who voted for her in the last election will not be

doing so this time.(CIDE)

a great many and a good many mean a lot.(HEED)

など同等に扱っている英英辞典が多いが,LDOCE3 は,

a good many a fairly large number of people or things

a great many a very large number of people or things

として 後者の方が前者より多くの数を表していることを示唆している。

 

9.no more A than B

 

 

 

A-19c

B-19c

A-20c

B-20c

no more A than B

42

59

31

18

 

not A any more than B

5

9

4

3

 

 

  1. コーパスに見られた例文

A19 We no more feel or know it, than we feel the feet, or the hand, or the brain of our body.

(A85SAMERICAN:EMERSON)

I know no more of grammar than one of your calves.(A85PLEA:THOREAU)

B19 I no more fear you than I fear a fly.(B88TREASURE:STEVENSON)

I shall no more see imperfection in his face than I now do in his heart.(BS81SENSE:AUSTEN)

A20 ...you could no more escape it than you could expect to escape the grave.(BROWN.K)

Cigarettes are no more addictive than coffee...(TIME:1994.04.25)

B20 I was no more conscious of those separate features than one is of the pattern on a

transparent lampshade.(LOB.P)

it is no more subservient to that tradition than Mendelssohn was to Beethoven.(MCA)

 

【結論】

not A any more than Bよりもno more A than Bの表現の方が多く用いられている。

20世紀イギリスにおける no more A than B使用頻度は19世紀と比べて半分以下になってい

る。

no moreの後には「名詞」がくることが最も多く,次に「形容詞」がくることが多い。

◆「no moreを『もやは〜ない(no longer)』という意味で用いない」とする文法書もあるが,実

際には用いられることもある。

 

  1. 解説

@「クジラの公式」として受験ではしばしば扱われている表現である。日本語にすると「〜が〜でないのと同様に〜も〜ではない」といった複雑な構文となるため,現実にはあまり使われていないのではないかという印象を受ける。しかし,今回の調査でもわかるように19世紀よりは20世紀の方が頻度が下がっているとはいえ,書き言葉においては,同様の意味を持つ not A any more than Bよりもはるかに多く用いられているのである。田中(1990)は「no more ... thanは会話体でも,なんら問題なく使われているようである」といっている。 また,no more...thanの典型的な使い方はno more + 形容詞 + thanであるとも述べているが,STコーパスでの調査では,次の表のようにno moreの後には名詞がくる方が最も多く,次に形容詞のくる例が多かった。

 

品詞

名詞

69

46

形容詞

38

25

動詞

19

13

その他

24

16

 

APEU1には No more is used to talk about quantity or degree.’ とし,

* I found that she no more lived there.

‘Typical mistake’ であるとしている。そして, “In modern English, no more is not used to talk about time, in the sense of ‘once but not now’. Instead, we use not ... any more, no longer (usually before the verb), and not ... any longer. (Not ... any more is informal; the other two expressions are more formal.)” という説明の仕方をしている。ところがPEU2になると, ‘We do not use no more in standard modern English as an adverb to express the idea of actions and situations stopping. Instead, we use no longer (usually before the verb), not...any longer or not...any more (informal).’ という新たな視点からの説明に変わっている。 ‘In modern English’ ‘in standard modern English’ という表現にトーンダウンしているという面も見られるが,全体としてより文法的に「(状況や行動が)もはや〜ない」という場合にはno moreを用いないことを明確に述べている。そしてさらに,

I no longer support the Conservative party. (NOT I no more support ...)

という例文を示している。 しかし今回の調査では,数は多くはないが no moreのあとに「動詞」がくる例も検出されている。

The youth wondered what had happen to his vocal organs that he no more cursed.

(A90RED BADGE:CRANE)

In the fury of assault, he no more spared himself. (A85REPRESENTATIVE:EMERSON)

 

10 If ... should

 

 

 

A-19c

B-19c

A-20c

B-20c

If ... should

144

68

31

27

 

If ... were to

34

96

29

28

 

Should

29

24

59

21

 

 

(1)コーパスに見られた例文

19A If he should indeed be the son of God, what shall ever wash his blood from their children?

(A88BEN-HUR:WALLACE)

“And if Morris should marry her, he- he-“ And she hesitated, timidly. (A90WASHINGTON:JAMES)

19B ...if I should make a mistake, it could never be set right in your lifetime. (B852TALE:DICKENS)

But O, if your life should be lost! (B87FAR:HARDY)

20A If they should bite before I wake, I pray the Lord their jaws to break. (BROWN.F)

...if anyone should live on the land, it should be MacLaine. (TIME:1994.01.10)

20B If he should call in, tell him to go home at once, will you? (LOB.P)

... if the shuttle should explode at the Challenger did in 1986, the plutonium could vapourise....(MCA)

 

【結論】

If ... should, If ... were to〜ともに今も用いられる表現であるが,19世紀と比べ20世紀では

その使用頻度は下がってきている。

◆19世紀にはアメリカではIf ... should〜の方が,またイギリスではIf ... were to〜の方が多く用

いられていたが,20世紀になるとその差はほとんど見られなくなった。

If ... should〜は「起こる可能性は低いが,さりとて全く起きないわけではない仮定」を表す。

If ... should〜は主にイギリス英語とする辞典もあるが,実際はアメリカ,イギリスともに用いら

れている。

◆アメリカのジャーナリズムではShould がむしろ20世紀に入って使用頻度が高まってい

る。

 

(2)解説

@If ... should〜は今も使用されている表現ではあるが,アメリカでは20世紀に入ってからの頻度は,19世紀の頻度の約1/4くらいにまで落ちている。イギリスでは20世紀は19世紀の1/2くらいの頻度となっている。

 

AIf ... were to If ... should よりやや頻度が落ちるが,やはり20世紀には19世紀ほどは使用されなくなっているという点では同じ傾向を持つ。

 

B条件節におけるshouldについては辞書や語法事典によって微妙な定義の差違が見られる。主なものをあげると次のようになる。(下線は筆者)

A-Z : Should in a conditional clause means that the condition is doubtful and unlikely to happen.

PEU2 : We can suggest that something is unlikely, or not particularly probable, by using should (not

would) in the if-clause.

OALD5 : used after if and in case or in conditional sentences, to refer to a possible event or situation

CIDE : fml used when referring to a possible event in the future

COBUILD2 : You use should in conditional clauses when you are talking about things that might

happen; a formal use

HEED : You use should in the if-clause of a conditional sentence that refers to a future possibility,

and also after in case.

LDOCE3 : formal especially BrE used after IF to emphasize that something might or might not happen

すなわち, A-Z, PEU2は条件節の内容が「起こりそうもないこと」と捉えているのに対し,OALD5, CIDE, COBUILD2, HEEDは「起こり得ること」とみなしている。もっとも, “If it should rain, ...” というとき,話者は「多分雨は降らないとおもうが,万一降ったら」という心理的状況にあるのだから,LDOCE3のように “might or might not happen” という表現が適切かもしれない。むしろ,気になるのはLDOCE3 especially BrE という記述である。グラフからもわかるように,STコーパスでは19世紀では圧倒的にアメリカでの使用が多く,また20世紀でも決して especially BrE とはいえない。

 

CIf ... shouldformalな表現であるが,そのIfを省略した倒置型であるShould ... はさらにformalであり,20世紀での使用は減少しているように予想される。しかし,実際はアメリカではかなり使用度が増えているのである。20世紀コーパスはジャーナリズム英語が多いので,アメリカのジャーナリズムを中心にこの傾向があると判断できる。なお,If ... shouldShouldの使用頻度の比率は7 : 3である。

 

DIf ... were toの用法についてACDGE(P.430) ‘were to’ ‘be to’ との関連で考えるべきだとして次のように説明している。(文中の [ ] は筆者加筆) “This use of were to is related to the use of be to which represents the future as determined by fate. Because of this, were to usually has the effect of representing the supposition as more remote, less certain, more tentative [than the modal past]. In other words, were to can have the effect of making the future possibility sound even less probable or of making a suggestion even more tentative.” 「運命」を表すbe towere toに「遠く,不確定で一時的」なニュアンスを出せているというのである。

 

E19世紀にはイギリスでは主にIf ... were toが,一方アメリカではIf ... shouldが用いられていたが,20世紀になると両者の差がほとんど無くなってきている。

 

11.have difficulty (in) 〜ing

 

A-19c

B-19c

A-20c

B-20c

have difficulty (in) 〜ing

22

40

22

31

115

there is difficulty in 〜ing

6

18

0

8

11

find difficulty (in) 〜ing

6

4

0

6

16

have trouble (in) 〜ing

8

3

40

11

62

there is trouble (in/at)〜ing

4

1

0

0

5

 

【結論】

◆ have difficulty (in) 〜ing の型が最も標準的な用法であるが、20世紀になると、

have trouble (in)〜ing の型が特に(米)で使用頻度が高くなる傾向がある。

◆19世紀では have difficulty in 〜ing が(英)(米)ともに使用されるが20世紀

後半になると、(米)では inが脱落した have difficulty 〜ingの型が標準的(80%)

になる。(英)でも in の脱落が見られるようになるが(19%)、依然として in の

ある型が標準的である。

◆have no/little/great difficulty の型になった場合、19世紀の例文はすべて in

を伴う型であるが20世紀後半の例文では、限定語句(no/little/great)と in の有

無との相関性は高くなく、むしろ地域(英米)・時代の制約のほうが大きいと考えら

れる。

 

(1)コーパスに見られた例文

A19 She had some difficulty in making the old man understand.(A90PIONEER:CATHER)

...he had no difficulty in translating the letters,...(A85SOME WORDS:POE)

B19 ...and I had no difficulty in finding the carriage...(B90MEMOIRS:DOYLE)

I had difficulty in believing you any other than...(B85JANE:BRONTE)

A20 ...he had no difficulty seeing his responsibility...(TIME:1994.05.02)

I had at times difficulty in remembering the real purpose of our

presence,...(BROWN.J)

B20 ...then Senna have difficulty getting by on such a tight ...(MCA)

...he would have no difficulty in getting her to settle a nice sum on

him(LOB.P)

 

(2)解説

@have difficulty (in) 〜ing は英米19・20世紀のそれぞれのコーパスで30〜40回使われており、この意味を表す表現としては最も基本的な表現と考えられる。 類似表現である There is difficulty in 〜ingを検索してみると(米)では6例が検索された。いずれも19世紀の例文であり全てin 〜ingの型をとっている。また(英)では19世紀に18例、20世紀に8例が検索されたが同様に全て in 〜ing の型をとっている。また have 以外の動詞で difficulty (in)〜ingをとる動詞を検索すると、以下のような動詞が検索された。その中で find difficulty in 〜ingの型が最も多くの用例を示し、(英)(米)それぞれ10例と6例見つかった。またこれらの動詞を含む全ての用例が difficulty in 〜ing の型であった。

increase experience face underlie make encounter feel overcome

compensate for complain of point out struggle with *see

*see difficulty in 〜ingは7例検索されたが、すべて Darwin の The Origin of

  Speciesからの用例で異なった意味で使われていると判断した。

 

A従来の学習英和辞典・英英辞典では (in) 〜ing の型を示すことが多く、「特に略式体では通例 in を省略する」(安藤・山田:1995)「動名詞の前の in は通例省略されるが、 no, little などの否定語や great などの限定詞を伴う場合には用いられることが多い」(ジーニアス:1994)などの留保条件をつけるものが多かったが、われわれの検索結果は以下の通りであった。

 

A-19c

B-19c

A-20c

B-20c

have difficulty in 〜ing

22

40

3

25

have difficulty 〜ing

0

0

19

6

 

このことから、19世紀には英米ともに have difficulty in 〜ingの型が標準的で唯一の型であることがわかる。しかし、1960年以後になると(英)では依然として in のある型が標準的であるが、(米)では in の脱落した型が標準的な用法となっている。しかも、(米)で in のある型が使われている3例は全て1961年の Brown Corpusの中の用例であって、1993〜94年の Time Corpus では一例も検索されなかったということ、及び1989年のMCAコーパス のなかで検索された have difficulty (in)〜ing の型を取る12の例文のうち5例(42%)が in を脱落させていたという事実は、(米)はもとより(英)においても have difficulty 〜ing が標準的なものになりつつあることを裏書きしている。 旧版が二つの型を併記しているのに対してLDOCE3, COBUILD2 が、have difficulty 〜 in の型のみをあげているのは示唆的である。

 

Bhave no/little/great difficulty の型になった場合、in を取る場合と取らない場合を調査した。19世紀の例文はすべてin を伴う形であるが20世紀後半の用例では以下のような結果が得られた。ジーニアス英和辞典が指摘するような限定語句と in の有無との相関性は高くなく、むしろ地域(英米)・時代の制約のほうが大きいと考えられる。

 

A-20c

B-20c

have no difficulty in 〜ing

have no difficulty 〜ing

have little difficulty in 〜ing

have little difficulty 〜ing

have great difficulty in 〜ing

have great difficulty 〜ing

 

 

12.prevent sb/sth from 〜ing

 

 

A-19c

B-19c

A-20c

B-20c

prevent me from 〜ing

63

79

80

55

277

keep me from 〜ing

28

18

51

7

104

stop me from 〜ing

0

1

14

12

27

 

【結論】

◆19世紀には英米ともに prevent me from 〜ing の型がもっともよく使われたが、

20世紀になると(米)では keep me from 〜ing の型も使用されるようになった。

◆19世紀においても、20世紀においても、最も標準的な表現は prevent me from

visiting の型である。しかし、19世紀には(英)(米)ともによく使われた prevent

my visiting の型が20世紀においては(英)(米)ともに姿を消し、代わって(英)

では prevent me visiting の型がよく使われるようになる。(米)では prevent my

/me visiting ともに使用されることが少なく、事実上 prevent me from visiting

の標準型が唯一のものとなっている。

 

(1)コーパスに見られた例文

A19 It may not prevent me, either, from losing the society of still

another.(A90WASHINGTON:JAMES)

Jo cant prevent my seeing her, and I shall... (A87LITTLE:ALCOTT)

B19 To prevent Peter ordering babies they hurried into ...(B90PETER PAN:BARRIE)

...that wouldnt prevent my attending to your business,...(B87FAR:HARDY)

A20 But this should not prevent Canin from becoming required reading in

Womens studies.(TIME:1994.03.21)

To help prevent orthodontic problems from arising, your dentist can

do ...(BROWN.F)

B20 This, certainly, does not prevent Mr. Auden from going on...(LOB.C)

He had to accept a rule change which will prevent him standing again in

1992 and...(MCA)

 

(2)解説

@上の表からわかるように、他の類似表現と比べて、 prevent sb/sth from 〜ing の構文は地域差、時代の差もなくよく使われていることがわかる。(米)での keep me from 〜ing の型の頻度の上昇に注意したい。

 

Aprevent を含むいくつかの構文の頻度を調べてみると以下のような結果になった。

19世紀によく使われた「所有格+〜ing」 の型が20世紀になると英米ともに姿を消し、(英)では「目的格+ing」の型が「所有格+〜ing」に取って代わり(米)では標準型のみが事実上唯一の形式となっていることが推測される。LDOCE3,COBUILD2,CIDEは prevent sb/sth (from) doing something の型のみを示し、特に CIDE と BBIは 「目的格+ing」の型に(英)の表示をつけていることが注目される。MWDEUは我々の推測を裏書きするような次の記述を載せている。

This construction (prevent me from 〜ing)...is in fact the most common American construction represented in our files....This construction (prevent my 〜ing) is also prescribed by the handbooks, but it is much less common in our files....Our files show the construction (prevent me 〜ing) to be fairly uncommon in American English, but quite common in recent British usage.

 

 

A-19c

B-19c

A-20c

B-20c

prevent me from 〜ing

63

79

80

55

277

prevent my 〜ing

31

37

2

3

73

prevent me 〜ing

3

11

1

36

51

prevent her 〜ing(格が不明)

2

5

0

4

11

 

13.(A) is worth 〜ing

 

 

A-19c

B-19c

A-20c

B-20c

(A) is worth doing

36

77

31

52

196

It is worth doing (A)

(1)

0(2)

3(6)

9(9)

12(18)

It is worth while to do (A)

12

18

3

4

37

It is worth while doing (A)

0

1

0

7

8

(A) is worth doing (B)

0

2

0

1

3

注)(1)〜(9)の数字は (A)が節になったものの用例数を示す。

 

【結論】

◆(A) is worth doing が地域・時代を問わず最も標準的な用法である。正用法とされ

る It is worth while to do/doing (A)の型は次第に使用される頻度が英米ともに

低くなっている。

◆従来、誤った用法とされていた、It is worth doing (A)の型が20世紀になると英米

ともに使用頻度が増しており、特に(英)で正用法となりつつあることが推測される。

 

(1)コーパスに見られた例文

A19 Has she anything on her mind worth thinking about twice ...(A90LAST:O.HENRY)

It was worth while to be a pirate, after all.(A87TOM SAWYER:TWAIN)

B19 Pleasure is the only thing worth having a theory about.(B87PICTURE:WILDE)

...its hardly worthwhile finishing the game. (B87ALICE:CARROL)

A20 But it is worth pondering that very little has been published...(BROWN.J)

...it may be worth calculating the cost of such support. (TIME:1994.01.24)

B20 ...it is now worth considering other important aspects, ...(LOB.J)

It is hardly worth mentioning that the parochial church council is...(MCA)

 

(2)解説

@グラフから(A) is worth doing の型が地域・時代を問わず最も標準的な用法であることがわかるが、従来正用法とされてきた It is worth while to do/doing (A)の型の使用頻度が英米ともに少なくなっていることが予想される。しかし、COBUILD2, LDOCE3, CIDE は従来通り用例にあげている。

 

AMEU2が誤用法と断定した It is worth doing (A) の型は worth while の型よりむしろ頻度が高くなっていることが予想される。PEU2 は(英)用法としてみとめ、CGELは,

It is scarcely worth (while) (you/your) going home.

The cartons are worth (while) saving (=Its worth (while) saving the cartons)

という記述で It is worth doing (A) の型、及び、(A) is worth while doing の型(STコーパスでは1例も検索できなかった)も容認可能と考えているようである。COBUILD1,COBUILD2, LDOCE1,2,3, CIDE, OALD4(第5版で削除)は It is worth doing (A) の型をあげていることに注意したい。またUAA(1994) は A trip to Paris may be worthwhile, but we must say it is worth (not worthwhile) going to Paris. と記述している。我々の検索結果とほぼ一致した記述で興味深い。

 

B上の表で( )に入っている数字は、It is worth doing (A) の型で(A)が that 節

になっている用例の数を示している。金子(1991)は It is worth pondering that very little has been published. などの that 節は本来 it を受ける真主語であったが、次第に pondering の目的語と理解されるようになり、その結果、that 節ではない単一の目的語をとる It is worth doing (A) の型が容認されるようになったと理解している。その意味で過渡的な表現として我々の検索では( )にいれて数値を出すことにした。

 

14.lest, in case, for fear

 

 

A-19c

B-19c

A-20c

B-20c

lest

73

100

23

7

203

in case

13

48

16

24

101

for fear (that)

14

12

7

6

39

so that ...not...

50

42

15

25

132

 

【結論】

◆so that ...not...は他の表現と比べて特に頻度が高いわけではない。

◆古風な表現とされるlest...(should)..., for fear (that)...は19世紀に比べて使

用頻度は劣るものの、20世紀後半においても使用され、特にlest...(should)...は

(米)では in case....よりも使用頻度が高く、必ずしも古風な表現とは言えない。一

方(英)では in case... が最も使用頻度が高い。

◆in case の後には直接法がくることが圧倒的に多く、lest の場合は19世紀には

should が、20世紀後半では(米)では仮定法現在、(英)では使用例が少ないが仮定法

現在またはshould がくることが予想される。for fear (that) の場合、法助動詞

(would/ might) が来ることが多いようである。

 

(1)コーパスに見られる用例

A19 So in case a war breaks out between the United States and Japan.... you

neednt to bother to write. (A90DADDY:WEBSTER)

...they cannot look away, lest the work should cease....(A88BEN-HUR:WALLACE)

B19 Then have your gun ready, in case you want it. (B90SCARLET:ORCZY)

I will return to my chela, lest he miss the Way. (B90KIM:KIPLING)

A20 Favor him and save something in case you hit trouble. (BROWN.N)

...the civil suit should be put on hold lest Jackson inadvertently

incriminate himself during...(TIME:1993.12.06)

B20 The producer sent him the script, in case he was curious. (MCA)

Lest the large number of winners...diminish the impact of the event,

the decision was taken this year to nominate...(MCA)

(2)解説

辞書・語法書に記述の食い違いがあるので以下に一覧表にまとめる。

@

 

in case

lest

for fear (that)

LDOCE3

*〜の場合に備えて:

直説法・口語

*もし〜ならば:米語

直説法

*〜しないように:

仮定法現在・正式

*〜することを恐れて:

例文なし

COBUILD2

*〜の場合に備えて:

直説法

*発言の根拠を示す:

直説法

*〜しないように:

仮定法現在・should

正式

 

OALD5

*〜の場合に備えて:

直説法

仮定法現在・should

might

CIDE

*〜の場合に備えて:

直説法

*もし〜ならば:

米語・直説法

直説法・文語

would

RHWCD

*もし〜ならば

仮定法現在・should

 

AHD3

*もし〜ならば

*〜の場合に備えて

should・仮定法現在

 

CGEL

*〜の場合に備えて:

直説法(英)

 

should・(米)仮定法現在

(英)正式

(米)more current

法助動詞(would)

仮定法現在

正式

PEU2

*〜の場合に備えて

(英):should・直説法

*もし〜ならば(米):

直説法

should・仮定法現在

(英)正式

(米)more common

まれ

would・仮定法現在

Wilson

 

*もし〜ならば:

直説法

should・仮定法現在

 

MWDEU

*もし〜ならば:

直説法

仮定法現在・should

直説法は不可

 

CCEU

*〜の場合に備えて

(英):should・直説法

   

 

A我々の検索の結果は以下の通りであった。

 

A-19c

B-19c

A-20c

B-20c

in case ...直説法

7

34

14

21

in case ...should

5

12

2

2

in case ...will/could

1

1

0

0

in case ...may/might

0

1

0

1

in case ...仮定法現在

0

0

0

0

 

 

A-19c

B-19c

A-20c

B-20c

lest ...仮定法現在

13

9

14

2

lest ...should/shall

38

67

5

1

lest ...直説法

4

7

2

0

lest ...may/might

9

11

1

0

lest ...will/would

1

2

0

1

lest ...直説法・仮定法?

8

4

1

3

 

 

A-19c

B-19c

A-20c

B-20c

for fear ...should

6

11

0

0

for fear ...might/may

2

0

3

1

for fear ...would/will

3

1

3

3

for fear ...仮定法現在

0

0

0

2

for fear ...直説法

1

0

1

0

 

Blest には「〜するといけないから」の意味以外に be afraid, fear, be worried などの心配・恐れを表す語句の後ろで用いる用法があるが、現在では that を用いるのが普通である。我々の検索ではこの2つの意味を区別しなかった。

He was afraid lest certain types of music make boys effeminate.(LOB.G)

 

C in case には話者の発言の根拠を示す用法があるが、我々の検索では2つの意味を区別しなかった。

Im waiting for Mary Ann, she said, in case youre wondering. (COBUILD2)

 

15.spend 時間 (in) 〜ing

 

 

A-19c

B-19c

A-20c

B-20c

spend 時間 〜ing

20

16

100

65

201

spend 時間 in 〜ing

25

34

3

5

67

 

【結論】

の型をとることが多かったが、20世紀になると通例 spend 時間 〜ing の型をとる

のが普通である。

が、(英)20世紀 では spend 金額 〜ing の型もよく見られる。

 

(1)コーパスに見られる用例

A19 ...Like all great rulers who spend their lives in perfecting the power

they create, he dreamed of...(A88BEN-HUR:WALLACE)

...and he wishes me to spend three weeks digging there with him. (A85LIFE:THOREAU)

B19 The rest of the day he spent in looking for a room, which he soon

found, and...(B90WAY:BUTLER)

...and many a charming evening we have spent together discussing the

comparative anatomy of the Bushman...(B90HOUND:DOYLE)

A20 ...perhaps this woman whose best hours were spent looking at film

could look at this one.(TIME:1993.10.18)

His spare time is spent in soaring gliders.(BROWN.A)

B20 ...when my whole working life is spent examining them through my own. (LOB.A)

..., where time will be mainly spent in improving the style of dancing

and the execution of ...(LOB.E)

 

(2)解説

@「〜して時間を過ごす」の意味を表すときには、19世紀には英米ともに spend 時間 in 〜ing の型をとる用例が全ての用例の中で62%をしめ、特に(英)でその傾向が強い。しかし20世紀になると spend 時間 〜ing の型をとるのものが全体の95%をしめ事実上この型が唯一のものになっている。

 

A20世紀の用例の中で spend 時間 in 〜ing の型になっている8例のうちで5例が時間を表す語句を主語にとる受動態の構文である。しかも英米ともに1961年のLob, Brown のコーパスの用例のみであり、MCA, Time のコーパスには1例も検索されていない。そこで受動態の形で spend が使われているものに絞って検索すると以下のような結果になった。能動態の構文に比べて in が付きやすいとが推測されるが、時代が下るにつれて in が脱落していく様子がよくわかる。

 

 

A-19c

B-19c

A-20c

B-20c

spend 時間 〜ing

1

0

3

7

11

spend 時間 in 〜ing

6

11

3

2

22

B「〜にお金を費やす」の意味の場合、通例 spend 金額 on (事物・人)の型を取るが、(英)20世紀 では spend 金額 〜ing の型もよく見られる。

The National Cancer Institute plans to spend $263 million in 1994

combating the disease,...(TIME:1993.11.01)

...perhaps the Government should spend some of our money overcoming

those problems, he said..(MCA)

 

16.like A better than B と prefer A to B

 

 

A-19c

B-19c

A-20c

B-20c

like A better (than B)

29

30

7

8

74

like A more (than B)

0

0

1

1

2

*prefer A to B

33

18

14

25

90

prefer A

101

85

105

141

432

* prefer ...rather than ...も含む

 

【結論】

◆「〜より...を好む」の意味を表す表現として、like A better than B の型より

prefer A to B の型のほうが、特に20世紀になると使用頻度が高い。

◆ 文語体の like A more than Bの頻度は極めて低い。

◆ love の場合 more と better が同じような頻度で使われていることが推測される。

(1)コーパスに見られた例文

A19 ...for the same reason that I prefer the natural sky to an opium-

eaters heaven.(A85WALDEN:THOREAU)

...the people who lived over in that direction would like nothing

better than to treat me in that manner.(A87TYPEE:MELVILLE)

B19 I preferred utter loneliness to the constant attendance of servants.

(B85JANE:BRONTE)

...she likes him better than she does Mr. Rochester.(B85JANE:BRONTE)

A20 Employers prefer to hire youth with such training rather than those

without,... (BROWN.J)

How was I to know shed fall for some guy who liked to talk better

than he liked to interact? (TIME:1993.10.25)

B20 The ambassador seems to prefer Italy to Austria. (LOB.A)

Oddly, Rachel, then a pigtailed tomboy, had liked him better than the

more boisterous youths. (LOB.P)

 

(2)解説

@「〜よりも...が好き」の意味を表す場合、like ... better (than...) よりも書き言葉では prefer...to... の型が好まれるようである。prefer は本来 to like someone or something more than someone or something else(LDOCE3) の意味であるから like ... better (than...) と prefer...(to...)を比較すると1対9の割合で prefer...(to...)の型が使われていることがわかる。Maynard(1985)が「native speakers は確かにこの表現を使いますが、1語の to prefer ほどは多く使いません」(P.86) と述べているのが興味深い。

 

A英米の辞書・語法書でこの問題の論及しているものは少なく、OALD3が I like this more(or, collq. better) than that.と述べているのが目を引くが、第4版、5版では削除され、 それぞれ better, more の項に I like him better than her. I like her more than her husband. とレーベルなしで例文をあげているにとどまる。CGE2 やPEG3も用例中にこの2つの表現をあげているがレーベルについて言及していない。われわれの検索では、英米とも19世紀・20世紀に使用例がほとんど見つけることがなかった。以下に検索された用例をあげる。

Theres nothing he likes more than to frighten the Party. (LOB.K)

Her study of history was persistently pursued. She read Maitland's Dark

Ages, "which I enjoyed very much"; La Croix on the Customs of the Middle

Ages; 16 chapters of Bryce "and liked it more and more"; more chapters of

Guizot; Lecky and Stanley's Eastern Church. (BROWN.F)

 

Blike の場合、better than が通常用いられるが、意味のよく似た love の場合、ジーニアス・カレッジクラウン英和などには more than が通常用いられるとの記述があるが、我々の検索の結果は以下の通りである。この結果より、love の場合 more とbetter の両方が同じような頻度で使用されていることが予測される。

 

 

A-19c

B-19c

A-20c

B-20c

love ...more than...

8

14

2

3

27

love ...better than...

11

11

1

2

25

 

 

17.with regard to ...

 

 

A-19c

B-19c

A-20c

B-20c

with regard to ...

28

6

14

25

73

in regard to ...

70

*3(49)

26

10

157

as regards ...

22

35

2

9

68

regarding ...

10

7

48

21

86

*51例中49例が The Origin of Species の用例。

 

【結論】

◆「〜に関して」の意味を表す場合、「with regard to...が普通」と記述される場合

が多いが、(英)では20世紀では with regard to...が、(米)では 19世紀、

20世紀ともに in regard to ...の頻度が高い。

で使用頻度は低くなる。前置詞の regarding ...は20世紀の英米でよく使用されて

いるが、ジャーナリズム特有の簡略な表現を好む傾向が反映されているものと思わ

れる。

 

(1)コーパスに見られた例文

A19 Yet, in the attempt at getting definite information in regard to any one

portion of our literature,... (A85QUACK:POE)

Such is the universal law, which no man can ever outwit, and with regard

to the railroad even we may say it is as broad as it is long.

(A85WALDEN:THOREAU)

B19 We may err in this respect in regard to single points of structures,

but... (B85ORIGIN:DARWIN)

I sometimes have a queer feeling with regard to you --- especially when

you are near to me, as now. (B85JANE:BRONTE)

A20 However, a word should be mentioned in regard to them as independent

units of government.(BROWN.H)

The situation with regard to the Southern Pacific was therefore a

special one...(BROWN.B)

B20 The situation in regard to Germany was reviewed, ...(MCA)

This is about as far as Graham goes with regard to obscenity. (LOB.G)

 

(2)解説

@MWDEUは as regards, with regard to のみならず、in regard to, regarding さえも「回りくどい表現」であり、about, on, concerning のほうが好まれるという批判があることを紹介している。また安藤・山田(1995)は「in よりは with がより多く用いられ、特に文頭ではほとんど常に with である」と述べている。しかし、我々の検索によれば(米)では in regard to が好まれ、(英)では20世紀になると with regard to が好まれていると推測される。またこの句が文頭にきた場合、A-19cでは8例中7例が、B-19cでも13例中12例が In regard to の型を取っている。しかし、B-20cの場合のみ7例中すべてが With regard to の型になっていることが分かった。

 

Aformal な as regards は20世紀になると英米ともに使用頻度がひくくなるが、前置詞の regarding の検索例は20世紀には増大するという結果が得られた。しかし、A-20C,B-20Cのコーパスがジャーナリズムの英語を中心としていることを考えれば、この増加は in spite of に対する despite の増加と同じように構築したコーパスの性質によることが多いと推測される。

 

 

18.rather a 形容詞+名詞 と a rather 形容詞+名詞

 

 

A-19c

B-19c

A-20c

B-20c

rather a 形容詞+名詞

21

48

8

8

85

a rather 形容詞+名詞

18

44

24

47

133

 

【結論】

◆19世紀にはどちらかといえば使用頻度の高かった rather a 形容詞+名詞 の型が、20世紀には英米ともに rather a 形容詞+名詞 の型に取って代わられていることが予測される。

 

(1)コーパスに見られた例文

A-19c It was a rather cold evening, and some of his neighbors were...

(A85WALDEN:THOREAU)

Youll find her rather a precocious infant, said laurie,...

(A87LITTLE:ALCOTT)

B19 That is a rather commonplace debut. (B87PICTURE:WILDE)

This man had been always of a rather serious turn of mind.

(B90WAY:BUTLER)

A20 I was rather a weird little boy,he admits. (TIME:1994.01.17)

...there was a rather sharp and abrupt disappointment on all sides.

(BROWN.B)

B20 That was a rather nasty shock for local authorities ... (LOB.H)

Ive had rather a dreadful job,he said. (LOB.K)

 

(2)解説

@rather が形容詞を伴わない副詞として用いられたり、形容詞を伴っても定冠詞の the と共起する場合は それぞれ He was rather a fool. He makes the rather sad little comment that in the matter of this early religious experience he was "a stranger in his father's house", ...(LOB.G)となり語法上の問題は起きないが、a + 形容詞+名詞と共起する場合 rather の位置によって2通りの型が起こりうる。GCE, Alexander(1988), PEG3などは rather a 型も a rather 型も正用法としているが イギリス系のPEU2, CCEU などは rather a の型が「より一般的」としている。一方、アメリカ系の UAA は rather a の型は誤用と断定し、またMWDEU は両方とも正用法としながら、「用例の大部分は a rather 型であり、rather a 型が用いられるのは a rather 型に比べてやや意味が強まると感じられるからであろう」と記述している。我々の検索では上述のグラフが示すように、19世紀にはどちらかといえば使用頻度の高かった rather a 型が、20世紀には英米ともに a rather 型に取って代わらるという結果となった。

 

 

W おわりに

 

言語はそれ自体流動的で絶えず変化するものであるから,ある表現が広く使われているか否かを判断することは至難のわざである。我々は独自に構築した約840語のコーパス(STコーパス)を主な手がかりとして,いわゆる「受験英語」と言われている表現のいくつかについてその使用の度合いを,先行研究の知見をもとに様々な角度から検証してきた。

840万語というのは決して少ない数ではないが,さりとて膨大な言語の中ではごく一部に過ぎないことは確かである。しかし,ある表現の使用頻度を類推するのに,これまでただ教師の勘のみに頼ってきたのだが,今回,具体的な数値の形で提示できたことはそれなりに意義のあることであったと思われる。我々は今後さらにSTコーパスの量と質の改良に努め,さらに多くの英語表現について,より実社会の言語生活を反映した言語分析ができるように工夫していきたいと考えている。

 

X STコーパスで利用したテキスト・データ

 

A-19C作品一覧

A MESSAGE TO GARCIA: Elbert Hubbard 1899

WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS: Henry David Thoreau, 1854

WALKING: Henry David Thoreau

CIVIL DISOBEDIENCE: Henry David Thoreau, 1849

A PLEA FOR CAPTAIN JOHN BROWN: Henry David Thoreau

LIFE WITHOUT PRINCIPLE: Henry David Thoreau

SLAVERY IN MASSACHUSETTS: Henry David Thoreau

BEAUTY: Ralph Waldo Emerson

THE CONDUCT OF LIFE: Ralph Waldo Emerson, 1860

THE CONSERVATIVE: Ralph Waldo Emerson

ADDRESS TO THE DIVINITY COLLEGE OF CAMBRIDGE: Ralph Waldo Emerson, 1838

ENGLISH TRAITS: Ralph Waldo Emerson, 1856

LITERARY ETHICS: Ralph Waldo Emerson

MAN THE REFORMER: Ralph Waldo Emerson

THE METHOD OF NATURE: Ralph Waldo Emerson,

NATURE; ADRESSES, AND LECTURES: Ralph Waldo Emerson, 1836

NEW ENGLAND REFORMERS: Ralph Waldo Emerson

REPRESENTATIVE MEN: Ralph Waldo Emerson, 1850

THE AMERICAN SCHOLAR: Ralph Waldo Emerson, 1837

LECTURE ON THE TIMES: Ralph Waldo Emerson

THE TRANSCENDENTALIST: Ralph Waldo Emerson

UNCOLLECTED PROSE: Ralph Waldo Emerson

WORSHIP: Ralph Waldo Emerson

THE YOUNG AMERICAN: Ralph Waldo Emerson

THE WIZARD OF OZ : L. Frank Baum, 1900

DADDY-LONG-LEGS: Jean Webster, 1912

THE ADVENTURE OF TOM SAWYER: Mark Twain, 1876

BILLY BUDD: Herman Melville 1889

BENITO CERENO: Herman Melville 1856

TYPEE: Herman Melville 1846

THE CALL OF THE WILD: Jack London 1903

THE IRON HEEL: Jack London 1907

THE PEOPLE OF THE ABYSS: Jack London 1905

THE SEA-WOLF: Jack London, 1904

THE SON OF THE WOLF: Jack London, 1900

WHITE FANG: Jack London, 1906

O PIONEERS!: Willa Cather, 1913

THE BLACK RIDERS AND OTHER LINES: Stephen Crane 1900

THE BLUE HOTEL: Stephen Crane, 1899

THE RED BADGE OF COURAGE: Stephen Crane 1895

WAR IS KIND AND OTHER LINES: Stephen Crane 1899

BEN-HUR, A TALE OF THE CHRIST: Lew Wallace, 1880

LITTLE WOMEN: Louisa May Alcott, 1869

WASHINGTON SQUARE: Henry James, 1880

ポー短編集( 1840〜1849)

A PREDICAMENT: Edgar Allan Poe

MYSTIFICATION : Edgar Allan Poe

X-ING A PARAGRAB: Edgar Allan Poe

THE POWER OF WORDS: Edgar Allan Poe

SHADOW - A PARABLE: Edgar Allan Poe

SILENCE - A FABLE: Edgar Allan Poe

PHILOSOPHY OF FURNITURE: Edgar Allan Poe

THE SPHINX: Edgar Allan Poe

NEVER BET THE DEVIL YOUR HEAD: Edgar Allan Poe

"THOU ART THE MAN": Edgar Allan Poe

WHY THE LITTLE FRENCHMAN WEARS HIS HAND IN A SLING: Edgar Allan Poe

SOME WORDS WITH A MUMMY: Edgar Allan Poe

REVIEW OF STEPHENS' "ARABIA PETRAEA: Edgar Allan Poe

THE QUACKS OF HELICON - A SATIRE: Edgar Allan Poe

WILLIAM WILSON: Edgar Allan Poe

A TALE OF THE RAGGED MOUNTAINS: Edgar Allan Poe

THE SPECTACLES: Edgar Allan Poe

THE OBLONG BOX: Edgar Allan Poe

NARRATIVE OF A. GORDON PYM: Edgar Allan Poe

THE UNPARALLELED ADVENTURE OF ONE HANSPFAALL: Edgar Allan Poe

VON KEMPELEN AND HIS DISCOVERY: Edgar Allan Poe

THE THOUSAND-AND-SECOND TALE OF SCHEHERAZADE: Edgar Allan Poe

THE MYSTERY OF MARIE ROGET: Edgar Allan Poe

THE PURLOINED LETTER: Edgar Allan Poe

THE PIT AND THE PENDULUM: Edgar Allan Poe

THE PREMATURE BURIAL: Edgar Allan Poe

THE OVAL PORTRAIT: Edgar Allan Poe

THE TELL-TALE HEART: Edgar Allan Poe

THE SYSTEM OF DOCTOR TARR AND PROFESSOR FETHER: Edgar Allan Poe

オーヘンリー短編集(1900〜1910)

BEST-SELLER: O. Henry

THE GIFT OF THE MAGI: O. Henry

THE LAST LEAF: O. Henry

THE COUNT AND THE WEDDING GUEST: O. Henry

THE LOST BLEND: O. Henry

THE DEFEAT OF THE CITY: O. Henry

A LICKPENNY LOVER: O. Henry

ROADS OF DESTINY: O. Henry

FROM THE CABBYS SEATrom the Cabby's Seat: O. Henry

SPRINGTIME A LA CARTE: O. Henry

SHIPS: O. Henry

SHOES: O. Henry

THE RENAISSANCE AT CHARLEROI: O. Henry

THE PASSING OF BLACK EAGLE: O. Henry

THE ENCHANTED PROFILE: O. Henry

THE FURNISHED ROOM: O. Henry

MAMMON AND THE ARCHER: O. Henry

MAN ABOUT TOWN: O. Henry

A COSMOPOLITE IN A CAFE: O. Henry

A HARLEM TRAGEDY: O. Henry

THE SHOCKS OF DOOM: O. Henry

THE COP AND THE ANTHEM: O. Henry

THE PENDULUM: O. Henry

A RETRIEVED REFORMATION: O. Henry

LOST ON DRESS PARADE: O. Henry

TWO RENEGADES: O. Henry

TOBINS PALM: O. Henry

A TEMPERED WIND: O. Henry

TELEMACHUS, FRIEND: O. Henry

THE SPHINX APPLE: O. Henry

THE SOCIAL TRIANGLE: O. Henry

SHEARING THE WOLF: O. Henry

THE SHAMROCK AND THE PALM: O. Henry

SCHOOLS AND SCHOOLS: O. Henry

THE ROSE OF DIXIE: O. Henry

THE PRINCESS AND THE PUMA: O. Henry

THE MOMENT OF VICTORY: O. Henry

THE LOTUS AND THE BOTTLE: O. Henry

THE LONESOME ROAD: O. Henry

HYGERIA AT THE SOLITO: O. Henry

HOSTAGES TO MOMUS: O. Henry

THE HIGHER PRAGMATISM: O. Henry

THE HIDING OF BLACK BILL: O. Henry

HE ALSO SERVES: O. Henry

THE GREEN DOOR: O. Henry

FRIENDS IN SAN ROSARIO: O. Henry

THE FOURTH IN SALVADOR: O. Henry

THE FOOL-KILLER: O. Henry

THE ETHICS OF PIG: O. Henry

THE ENCHANTED KISS: O. Henry

A DOUBLE-DYED DECEIVER: O. Henry

CONSCIENCE IN ART: O. Henry

CHERCHEZ LA FEMME: O. Henry

A CHAPARRAL PRINCE: O. Henry

THE CABALLEROS WAY: O. Henry

BICKDUST ROW: O. Henry

 

B-19C作品一覧

THE SCARLET PIMPERNEL: Baroness Orczy, 1905

WAY OF ALL FLESH: Samuel Butler 1903

THE ORIGIN OF SPECIES: Charles Darwin, 1859

THE WAR OF THE WORLDS: H. G. Wells, 1898

SILAS MARNER: George Eliot, 1861

SENSE AND SENSIBILITY: Jane Austen, 1811

Far From The Madding Crowd: Thomas Hardy, 1874

TALE OF TWO CITIES: Charles Dickens, 1859

JANE EYRE: Charlotte Bronte, 1847

PETER PAN: J. M. Barrie, 1904

THE JUNGLE BOOK: Rudyard Kipling, 1894

KIM: Rudyard Kipling, 1901

PANTHEA: Oscar Wilde, 1878〜1900

WIND FLOWERS: Oscar Wilde

THE SPHINX: Oscar Wilde, 1894

RAVENNA: Oscar Wilde

ROSA MYSTICA: Oscar Wilde

THE HAPPY PRINCE: Oscar Wilde, 1888

THE PICTURE OF DORIAN GRAY: Oscar Wilde, 1891

TREASURE ISLAND: Robert Louis Stevenson, 1883

THE STRANGE CASE OF DR. JEKYLL AND HYDE: Robert Louis Stevenson, 1886

ALICES ADVENTURES IN WONDERLAND: Lewis Carroll, 1865

THE TIME MACHINE: H. G. Wells, 1895

コナン・ドイル集( 1891〜1927)

THE SIGN OF THE FOUR: Arthur Conan Doyle

A STUDY IN SCARLET: Arthur Conan Doyle

THE VALLEY OF FEAR: Arthur Conan Doyle

THE HOUND OF THE BASKERVILLES: Arthur Conan Doyle, 1902

THE CASE BOOK OF SHERLOCK HOLMES: Arthur Conan Doyle

MEMOIRS OF SHERLOCK HOLMES: Arthur Conan Doyle

ADVENTURES OF SHERLOCK HOLMES: Arthur Conan Doyle

THE RETURN OF SHERLOCK HOLMES: Arthur Conan Doyle

 

A-20c 作品一覧

ブラウン・コーパス

Brown.a Brown.b Brown.c Brown.d Brown.e Brown.f Brown.g Brown.h

Brown.j Brown.k Brown.l Brown.m Brown.n Brown.p Brown.r

雑誌タイム(1993.10.11〜1994.05.02)

TIME:1993.10.11 TIME:1993.10.18 TIME:1993.10.25 TIME:1993.11.01

TIME:1993.11.08 TIME:1993.11.15 TIME:1993.11.22 TIME:1993.12.02

TIME:1993.12.06 TIME:1993.12.13 TIME:1993.12.20 TIME:1993.12.27

TIME:1994.01.03 TIME:1994.01.10 TIME:1994.01.17 TIME:1994.01.24

TIME:1994.01.31 TIME:1994.02.07 TIME:1994.02.14 TIME:1994.02.21

TIME:1994.02.28 TIME:1994.03.07 TIME:1994.03.14 TIME:1994.03.21

TIME:1994.03.28 TIME:1994.04.04 TIME:1994.04.11 TIME:1994.04.18

TIME:1994.04.25 TIME:1994.05.02.

 

B-20C 作品一覧

LOB Corpus

 

Lob.j Lob.k Lob.l Lob.m Lob.n Lob.p Lob.r

Micro Concord Corpus Collection A (MCA)

INDEPENDENT1.art INDEPENDENT1.business INDEPENDENT1.foreign

INDEPENDENT1.home INDEPENDENT1.sports INDEPENDENT2.art

INDEPENDENT2.business INDEPENDENT2.foreign INDEPENDENT2.home

INDEPENDENT2.sports INDEPENDENT3.art INDEPENDENT3.business

INDEPENDENT3.foreign INDEPENDENT3.home INDEPENDENT3.sports

INDEPENDENT4.art INDEPENDENT4.business INDEPENDENT4.foreign

INDEPENDENT4.home INDEPENDENT4.sports

 

 

 

 

 

 

 

ACDGE: A Comprehensive Descriptive Grammar of English by R. Declerck. Tokyo: Kaitakusha, 1994.

ACGE: ABC of Common Grammatical Errors by N. Turton. London: Macmillan Language House, 1995.

AHD3: The American Heritage Dictionary of the English language. Boston:

Houghton Miffin, 1992.

Alexander(1988): Longman English Grammar by L.G. Alexander. London: Longman,

1988.

A-Z: An A-Z of English Grammar & Usage by G. Leech. London: Edward Arnold, 1989.

BBI: M. Benson, E. Benson and R. Ilson BBI英和連語活用辞典」.丸善株式会社,1993

GCE: A Grammar of Contemporary English by R. Quirk, S.

Greenbaum, G.Leech and J. Svartvik. London: Longman,1972.

CCEU: Collins COBUILD English Usage. London: HarperCollins Publishers, 1992.

CEC: COBUILD English Collocations on CD-ROM. London:HarperCollins Publishers, 1995.

CGE2: A Communicative Grammar of English by G. Leech and J. Svartvik.

CGEL: Comprehensive Grammar of the English language by R. Quirk, S.

Greenbaum, G.Leech and J. Svartvik. London: Longman, 1985.

CIDE: Cambridge International Dictionary of English. Cambridge: Cambridge University Press, 1995.

COBUILD2: Collins COBUILD English Dictionary New Edition. London: HarperCollins Publishers, 1995

CULD: Chambers Universal Learners’ Dictionary. Edinburgh: W & R Chambers Ltd , 1991.

GEG: The Good English Guide by G. Howard. London: Pan Macmillan, 1993.

HDOCU: Harper Dictionary of Contemporary Usage by W. Morris and M. Morris. New York: Harper &

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LDOCE3: Longman Dictionary of Contemporary English Third Edition. Essex: Longman House ,

1995

LGEU: Longman Guide to English Usage by S. Greenbaum and J. Whitcut. Essex: Longman House,

1988.

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大修館書店, 1985.

MEU2: Fowler’s Modern English Usage by H.W. Fowler. Revised by Sir

Ernest Gowers. Oxford: Oxford University Press, 1983.

MWDEU: Merriam-Webster’s Dictionary of English Usage. Springfield,

Mass.:Merriam-Webster,1989.

OALD5: Oxford Advanced Learner’s Dictionary Fifth Edition. Oxford: Oxford University Press, 1995

OED2: Oxford English Dictionary

PEG3: A practical English Grammar by A.J. Thomson and A.V. Martinet.

London: Oxford University press, 1980.

PEU1:Practical English Usage by M. Swan. London: Oxford University

Press, 1982.

PEU2: Practical English Usage by M. Swan. London: Oxford University

Press, 1995.

RHWCD: Random House Webster’s College Dictionary. New York: Random

House, 1991.

RWWW: Right Word Wrong Word by L. G. Alexander. Essex: Longman House ,1994.

UAA: Usage and Abusage: A Guide to Good English by E.Patridge. Revised by J. Whitcut.

London: Hamilton, 1994.

WBW: English Grammar Word by Word by S. Chalker. Edinburgh: Nelson, 1990.

WEUD: Webster’s Encyclopedic Uanabridged Dictionary of the English Language. New York: Gramaercy

Books, 1994.

Wilson(1993): The Columbia Guide to Standard American English by K.G.Wilson.

New York: Columbia University Press, 1993.

 

安藤・山田(1995):安藤貞雄・山田政美「現代英米語用法事典」.研究社出版,1995.

金子(1991):金子稔「現代英語・語法ノート」.教育出版, 1991.

小西(1989): 小西友七 編「英語基本動詞辞典」. 研究社出版,1991.

田中(1990): 田中茂範 「データに見る現代英語表現・構文の使い方」. 株式会社アルク,

1990.

語法大事典(1970): 石橋幸太郎他 「英語語法大事典」. 大修館,1970.

 

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