実践コーパス言語学
英語教師のインターネット活用
定価 本体2,200円 + 税
《内容紹介》
岡山朝日高校(当時)の鷹家先生と共著で出した本です。 コンピュータが職員室に何台も見られるようになって きた昨今,英語を教えるものとして格好の武器が手に 入るようになりました。それがコーパスです。考えよ うによっては下手な ALT よりはずっと信頼できる協力 者ともなることでしょう。インターネットの時代は 英語教師の時代でもあります。インターネットやコーパス を利用するには決して高度なコンピュータの知識は 必要ではありません。どうか一人でも多くの英語の先生 がこの本によって無尽蔵の情報の海へ,すなわち "the Web of Words"へ漕ぎ出されることを念願いたして おります。 なお,本書を読まれてのご意見やご感想あるいは疑問点がございましたら 下記のemailで須賀宛お送りください。
《推薦文》
現場の教師が遭遇するさまざまな英語に関する疑問を, コンピュータを使って次々と解説してみせてくれる。 巻末「資料」や本文中にちりばめられた情報源は研究者 にも有用。まさに"Caught in the Web of Words" を 体験できる本である。-----井上永幸(島根大学助教授)
《目次》
はじめに
第1章 英語教師とコーパス
1.1"It's raining cats and dogs." は non-native の印?
1.2 OED2をコーパスにみたてる
1.3 現代英語コーパスを利用する
1.4 "That's elementary, Watson." とホームズは言った?
1.5 truck はアメリカ英語,lorry はイギリス英語?
1.6 "cannot help doing" or "cannot help but do"?
1.7 CGEL をコーパス化する
1.8 インターネットは巨大な英語コーパス
1.9 教科書を使ってコーパスを作る
1.10 頻度と直感--1億語に1回ということ
第2章 コーパス言語学の考え方
2.1 コーパス言語学の歴史
2.2 コーパス言語学の方法論
第3章 コーパス言語学の効用
3.1 データから言語学へ
3.2 伝統的誤りの検証
3.3 使用頻度の地域差
3.4 時代別の使用頻度の差
3.5 書き言葉と話し言葉の差
3.6 -ly 副詞の使い方の発見
3.7 統語タグの利用
3.8 単語の出現頻度と基本語彙
3.9 コーパスを利用した文法研究
3.10 言語習得とコーパス
3.11 コーパスにもとづく辞書--LDOCE,OALD,CIDE,COBUILD
3.12 特殊目的コーパスの利用
第4章 コーパスの分類と紹介
4.1 「狭義」のコーパスと「広義」のコーパス
4.2 コーパスの編集方法からみた分類
4.3 Brown Corpus と LOB Corpus
4.4 Birmingham Corpus と The Bank of English
4.5 British National Corpus (BNC)
4.6 その他のコーパスの紹介
第5章 インターネットでの検索可能なコーパス
5.1 Public Domain Modern English Search
5.2 BNC ON-LINE
5.3 COBUILDdirect
5.4 COLT ON-LINE
5.5 Nagoya Spoken English Corpus
5.6 Internet Movie Database
第6章 コロケーションを探す
6.1 イディオム,コロケーション,自由結合
6.2 コロケーションの中心概念
6.3 コロケーションを数値化する
6.4 MI-score, t-score の意味
第7章 自家製コーパスの作り方
7.1 市販 CD-ROM の利用
7.2 インターネットの利用
7.3 OCR の利用
7.4 著作権への配慮
第8章 KWIC表示とコンコーダンサー
8.1 KWIC 表示とは
8.2 主なコンコーダンサー
8.3 コンコーダンサーを探す
第9章 コーパス言語学の情報源
9.1 英語コーパス学会
9.2 ICAME
9.3 コーパス言語学の関連書籍
9.4 インターネット上の関連サイト
9.5 ぜひ読んでおきたい語法書
第10章 メーリングリストの利用
10.1 メーリングリストとは何か
10.2 検索サービスと入会手続き
10.3 コーパス関連メーリングリスト
第11章 コーパス言語学キーワード −基本用語解説−
資料 英語コーパス言語学(Appendix)
A.1 『英語コーパス研究』掲載特集・論文
A.2 ICAME Journal 掲載特集・論文
A.3 International Journal of Corpus Linguistics (IJCL)掲載論文
A.4 CD-ROM 辞書の紹介
A.5 テキストが利用できるCD-ROM
A.6 図書データベースのサービス
A.7 英語基本単語リスト
A.8 学習者コーパス関連リンク
A.9 『現代英語教育』のホームページ
A.10 BNC (British National Corpus) の使用について
A.11 BNC の構成
注
参考文献
あとがき