先生
たらちは今高校生。親のすねをかじって学校に行かせてもらってます。
以前
「この教室には隠しカメラがある」と言う先生がいる
と紹介しましたが、この先生よりさらに
アレな先生がいることを忘れてました。
どこの学校でもほぼ100%に近い確率で
こうではないか?と思われる、
つっこみどころ満載。でも憎めない先生
それは
生物の先生
もうおわかりですよね。
授業中に語りだしたら生徒をほったらかして
ドリームの世界に旅立って
チャイムの音で
現実世界に帰ってきてくれる先生です。
そしていつも
テスト直前になってあわててテスト範囲までつっぱしる先生です。
私は今まで
「この時国民はこう思ったのですよ・・・・」とうつろな目で語り、
この先生その時代に生きてたんじゃないのか?
と思わせてくれる世界史の先生が一番
そっち系の先生だと思っていたのですが、
どうやら違ったみたいです。
生物の先生こそがbPでした。
一体どんなところがbPなのか?
それは
1
世界史の先生よりはるかに凄いドリームトーク
「イモリもけっこうかわいいものでね!だんだん僕になついてきているんだよこれが♪」
「好きな餌をあげると喜んでいるのがわかるんだよ僕には」
「ほら見てごらん!僕の指を追いかけて泳いでいるだろう!?」
「やっぱり僕になついているんだよ!」
言葉にできない・・・。
2
自作のビデオ
「このビデオはちょっと画面がゆれているんだよね」
「撮影した建物の前を大型トラックが通るから微妙にゆれちゃったらしいんだ」
「先生ー。なんでそんなこと知ってるんですか?」
「え?ああこのビデオ僕が撮影したんだ」
「・・・・・・・・・」
「朝早くに起きて大変だったよ」
「・・・・・・・・・」
「あと6作あるんだ。今度また新しいの作るから見せてあげるよ」
「・・・・・・・・・」
嫌でも観ます。テストにでるから。
と、まあ
こんな感じで。
この他には生物室にどんどん生物が増えていく現象がおきたり、生物室で増やしすぎた生物が
突如消えたりしています。
いきなり消えた生物の行方を先生に訊いても「ちょっとね」と言われるだけで真実は闇の中。
あぁ、夏休み前に孵化していた
大量のイモリはどこへ行ったんだろう・・・。
イモリの安否が気になります。
でも生物大好きな先生だからきっとイモリは大切にしてくれる人の所へ行ったんだろうと信じています。
挙げていくときりがないのですが、こんなミステリーな一面を持っているところが世界史の先生より凄いと思っている所以です。
そっち系bP先生です。
害はないのですが授業中に本当についていけない時があって戸惑います。
最近はプラナリアを切って観察日記とか書かされてます。毎時間。
しかもこのプラナリアは増えすぎたヒドラをM高校の生物の先生と交換してうちの高校にやってきました。
幸いM高校には友達が通っているのでメールで確認してみました。すると、
たくさんいたプラナリアが居なくなってヒドラがいきなり生物室にいた
という内容のメールが返ってくるではないですか。
安心してくれ友達よ。プラナリアはブツブツ切られまくって順調に増えてるから。
餌の赤虫もしっかりやってるから。
毎時間、観察日記つけてるから。
連休中も先生が面倒みてるらしいから。
最近じゃ
「プラナリアが僕になついてきたんだよー」
とか言ってるよ先生。
イモリやプラナリアはあなたになついても
生徒がおびえてます先生。
元野球部の男子が坊主頭だからって
「君はトカゲに似てるねぇ」なんて言うのもやめてあげてください。
彼は今
必死に髪を伸ばしていますから。
ああ・・・無事に卒業できるかどうか心配になってきました。
せいぜい変な生物に襲われたりしないように、
生物室では背後に気をつけます。
見慣れない箱があっても絶対に開けません。
先生愛用のミジンコ採集セットが入ってたから。
えーっとあとは他に気をつけることがあったかな?・・・ああそうだ。奥の生物準備室にも足を踏み入れません。
たぶん生きて帰れない。
