木曽駒ヶ岳

平成18年9月4日〜6日

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 平成18年9月に木曽駒ヶ岳(2.956b)に登りました。木曽御嶽山から南東にあって何度も見ていました。中央アルプスの中心険しくそびえる山です。木曽谷から上がる信仰登山ルートと伊那谷から上がるルートとありますが今は駒ヶ根市からのロープウエイで年中誰でも千畳敷カール(2.650m)までは行けます。しかし3.000b級の大きな山です。水くらいだけを持ったズック靴の人も多く見ましたが山の天気は急変します。カッパなど高山の装備を持って登って欲しいと思います。以前に新田次郎の小説 聖職の碑 を読んで感動しておりました。大正2年8月に伊那郡中箕輪小学校の年中行事だった卒業登山の駒ヶ岳で台風に巻き込まれて赤羽校長以下11人の生徒が遭難死した未曾有の大事件がありました。この事件を小説に書いております。逃げ込める避難小屋も壊されてなく暴風雨の中、岩陰に隠れるだけの子供達が寒さで次々に凍死していった中、校長以下懸命に子供達を護ろうとして自らも力尽きた。今日の世の中、無責任で嘘をついて人のことなどどうでもよい風潮が目に余りますがこの頃の先生は立派だった。聖職の名に恥じない生き方をされて尊敬されたと思います。(国家の品格)の本が話題になりましたがもう一度大切なものを考えようと思います。二日目に随分離れた遭難碑まで行ってお参りしました。良いお天気で御岳や富士山も見えて嬉しかったです。


ロープウエイ千畳敷駅から出て登るぞ!

いきなりの急登 きつい きつい

岩山 宝剣岳によじ登りました。中央の岩の上に立つ人もいます かなり怖い

続いて中岳にお参りしました

やっと駒ヶ岳頂上です お社が二社ありました

天狗岩です。おもしろい

泊まった宝剣山荘からの夜明けです
 夜の満天の星座も美しかった。

朝の御嶽山 遙拝しました。大きな山です

山荘から下りて濃ヶ池へ あまり水がありません

聖職の碑です。ここまでしんどかった。目的達成です

晴れてきれいな駒ヶ岳です

下りが辛かったですが 千畳敷駅で乾杯です。
ここから俗界です


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