初夏の王子ヶ岳に登る  2002年5月26日

山頂にて海を背景に記念写真  2002年5月26日撮影

 山頂への道は国民宿舎王子ヶ岳荘の横から、ほぼまっすぐな道である。従って、山の高さとしては大した事はないのだが、

急坂なので休憩なしで登るのにはかなりしんどい。

 二日前に下見をしたときもそうであったが、この日も気温が高く一気に登るには無理な状況であった。歩く事に慣れない

人もいて、途中何度か休みながら山頂を目指した。この山は数年前火災に遭い、そのため背の高い木がほとんどない。

そのせいか中腹まで登っても自分達が歩いてきた登山道が見えるくらい見通しが良い。

   

登山道は整備された階段状になっている。吾妻屋風の休憩所をバックに記念撮影  2002年5月26日撮影

 中腹に別の道があり、その途中にあずまやに似せた休憩所がある。そこで大休止とした。早速リュックの中から出てきた

ものは水筒ならぬ缶ビールであった。その上、紙コップまで準備されており至れり尽くせりのサービスであった。缶ビールは

入念に保冷されていたと見えて十分に冷たかった。汗をかいた後のビールの味は格別であった。

 人心地がついたところで再出発。また元来た道へ引き返す。そこから山頂は目と鼻の先であった。先程の休憩は何だった

のかと思うような近さであった。山頂の道は建てかけのまま放置されたホテルのすぐ横に通じていた。大きな山桃の木には

小さな実がいっぱい付いていた。この木の実が熟すのは、いつの頃だろうか。6月中旬頃であろうか。

 道はホテルの裏側を通って頂上のレストハウスへと続いている。かつて、この周辺が賑わっていた頃(数十年前)には

ケーブルカーがレストハウスまでお客さんを運んでいた。今はケーブルカーもなく、わずかな客を相手に細々と営業を続けて

いるようだ。レストハウス周辺にはたくさんのハーブが植えられていて、ハーブ製品も売られている。

   

休憩所から遠く児島市街地が一望できる。尾根道に立っている王子ヶ岳の名前の由来  2002年5月26日撮影

 腕時計を見ると12時近くになっており、私達一行は今日の昼食場所である野外ステージのある場所へと向かった。

この日はお天気が良かったこともあって大勢の人が王子ヶ岳を訪れていた。私達のような団体もいれば家族連れもいた。

散歩をする人もいれば、早速弁当を広げている家族連れや若いカップルもいた。

 私達は昼食場所として坂になった緑地を避け野外ステージを選んだ。この暑さでは、とても長くは日の当たる場所には

おられない。

 昼食後周辺を散策した。巨岩奇岩の横たわる山頂からの眺めは素晴らしい。鷲羽山山頂とは異なった眺めである。

山頂にはパラグライダーの発進基地があり、すでに大勢の愛好者達が待機していた。ここから飛び立ち直下の砂浜を

目指す。その間、山頂に向かって吹き上がる海風を受け、ゆっくりと舞いながら降下する。赤や黄色などの原色が青空に

映えて美しい。

   

巨岩、奇岩の横たわる山頂から眺める景色は素晴らしい   2002年5月26日撮影

 風もなく海は凪いでいる。その鏡のような大灘を白い奇跡を描いて高速のモーターボートが突っ走っている。まるで絵の

ように美しい眺めだ。この日の海の色は沖縄の海のように透明度も高くきれいだった。私達はしばし山頂の散策を

楽しんだ後、山を下りることにした。

 帰りは少し遠回りだったがハッチョウトンボがいるという山頂近くの遊水池を目指した。しかし、池周辺は大変な雑草で

覆われており容易に近づけそうもない。池まで行くのはあきらめて桜園地に向かった。

 桜園地はかなり以前から利用されている場所のようだが、私自身は初めて行く場所だった。園地の一角には休憩所もあり

若いグループがバーベキューをしていた。園内にはかなり大きな桜の木が多数あり、花の頃にはたいそう賑わう場所では

ないだろうか。

   

山頂の道の辺には咲き残ったレンギョウが美しい、

桜園地での珍しい光景、大きな美しい蛾の交尾   2002年5月26日撮影

8月4日付けの朝日新聞に奈良県の方が庭で見つけたそうです。

名前は「シンジュサン」という蛾だそうです。

 園地を抜けると登ってきた道に戻る。日が高い今の季節、午後4時近くとは言え海は明るく、180度の視界は地球が丸いと

言うことを感じさせるような展望だ。

 後は元来た道を一気に下る。階段状の坂道は至って下りるときの方が足や腰にひびく。以前、福山城に登った時の苦い

経験が思い出される。出来るだけ足腰にショックを与えないよう用心をしながらゆっくりと下りた。こうして初夏の一日、

新鮮な海と山の空気を満喫した。参加した皆さん本当にお疲れさんでした。

 私はみんなと別れ、家に帰り早速シャワーで汗を流した。心地よい疲労が残っている。

   

山頂付近で見かけたコバンソウとニワゼキショウ   2002年5月26日撮影

   

左はタンポポに似たブタナと右の写真はオカトラノオ   2002年5月26日撮影

王子ヶ岳の名前の由来  マンテマ、ブタナ、キキョウソウ、マツバウンラン、ニワゼキショウ、オカトラノオ

   

2002年友歩会の花見写真

                                                               2002年6月17日掲載

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