与那国島の海底遺跡

 今から一万年前くらいに氷河期が終わったと言われています。それまで氷に覆われていた北アメリカ大陸は一部を

残してほとんどの氷が溶けてしまいました。それが短時間のものであったのか、あるいは徐々に進んだものかは定か

ではありません。しかし、いずれにせよ、そのために海面は大きく上昇したに違いありません。氷河期には地続きで

あったアジア大陸と北アメリカ大陸は完全に切り離されてしまいました。 

 旧約聖書に書かれているノアの箱船の話はあまりにも有名ですが、インカの古い言い伝えの中にもよく似た話が

あるそうです。その他、大水や大洪水に関わる話は色んな形で今日まで伝わっているようです。その謎解きはさておき、

このような話が伝わる背景には、遠い昔、伝承の元になるような何らかの大きな事件があったに違いありません。

その一つがアトランティス大陸の水没の話であり、ムー大陸の水没の話だと解釈しています。

 沖縄県の与那国島の沖合には人工のものではないかと思われるような大きな岩の構造物が横たわっていると聞いて

います。この大きな岩はもしや遺跡ではないかとか、いや自然に出来た大きな岩の固まりに過ぎないと論争が続いて

います。両者の論争にはなかなか決着がつかないようです。その構造物は自然のものにしては、あまりにも整然として

おり、階段状のものや溝のようなものも見られるとの事です。もっと本格的に考古学的な調査が進めば、人工のものか

どうかは明らかになるのではないでしょうか。

 世界の遺跡には巨石を加工したり積み上げたものが少なくありません。また、沖縄県のこの当たりは元々地震の

多いところです。今も盛んに地殻変動の起きている地域です。つい先頃も近くの台湾ではとてつもなく大きな地震が

あったばかりです。

 あの栄華を誇っていたポンペイが一瞬のうちに灰になり、地中に閉じこめられた事を考えても過去には色んな事件や

大きな天災と言われるようなものがあったに違いありません。ムー大陸が沖縄沖にあったという説は別にしても、

与那国島の沖合に巨石による文明が水没していたとしても、少しも不思議な事ではないような気がするのですが。

                                                   2002年7月31日掲載

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