東京往復、空の旅

 何度か飛行機で空を飛ぶことがあり、その度に飽くほど窓から外を眺めています。その度に新しい発見があり

興味は尽きません。今回は東京を往復した空の旅でした。

 岡山空港から東京までの料金は12400円です。安い時には10000円の時もあります。所要時間は離陸して

約一時間半です。いつもインターネットを利用して事前予約をしています。そして利用当日、空港の窓口に行って

航空券を買い求めます。実に便利です。

 飛行機は岡山空港を飛び立ち東京国際空港を目指します。東京が近くなると右手に富士山が見えます。富士山

を眼下に見下ろすことが出来るとは贅沢なことです。東京国際空港、別名、羽田空港と言います。どちらかというと

羽田空港の方が慣れ親しんでいます。岡山空港を飛び立つとき機内放送がありました。東京国際空港が混雑して

いて離陸をしばらく待つようにとの指示があったとの事でした。東京国際空港は、それほど離発着が多いのです。

かつてアメリカ旅行の時、ミネアポリスでも何機もの先発機を見送って、やっと離陸したことを思い出しました。

 国際空港からは東京モノレールを利用します。羽田空港から浜松町まで走っています。窓からは羽田空港関連の

施設や大井競馬場、大井埠頭中央京浜公園、東京湾、旧芝離宮恩賜庭園等を見ながら走ります。浜松町からは

地下鉄もありますし、山手線もあります。

 東京の地下鉄は実に網の目のように張り巡らされています。その便利さは言うまでもありません。ただ、ホーム

に出るまでは、けっこう時間がかかります。その上、迷路のようになった地下道です。不慣れな私達は案内板を

たよりに歩かなければ、とても目的とするところへは行けません。

 東京は交通の便が良いから歩かなくても良いなんてとんでもない話です。便利が良い分、不便な事も多いのです。

但し、乗り遅れると言うことは絶対にありません。4、5分もすれば、また次の便が来るからです。地下鉄には都営と

営団があります。今回は都営の大江戸線を主に利用しました。地下鉄を降りて注意しなければならないのは出口を

間違わないことです。一つ間違うと、とんでもないところに出てしまいます。案内板をよく見て出なければなりません。

 地下鉄の車両は大変きれいです。座席シートにはくぼみがあって、一人がそのくぼみ一つというように分けられて

います。一人が二人分の席を占領することのないようになっているのです。

 帰りの羽田空港ロビーの風景です。大勢の人が行き交っています。空港ロビーは何となくクリスマスの華やぎを

感じます。等身大のサンタクロースが何人も天井からぶら下がっています。少し早めに空港に行きましたのであちら

こちら歩き回りました。帰りもANA(全日空)を利用しました。

   

東京モノレール羽田空港駅、羽田空港離陸遠景

    

空港ロビー一階入口、ANAの駐機場(搭乗口周辺)

  

空港ロビー吹き抜けに下がっている等身大のサンタクロース

空港ロビーの混雑風景

ロビーのあちらこちらにはクリスマスムードが漂っている

 旅客機はお客さんを乗せてしまうとドアが閉まります。窓の外では誘導係の人が行ってらっしゃいと手を振ってい

ます。帰りも離陸までには少し時間がかかりました。先発機が何機も誘導路のところで待っていました。ジェット機

は離陸体制に入ると一気にエンジンを吹かし全力で滑走路を走ります。やがて管制塔前まで来ると機首が持ち

上がります。エンジン全開のまま急角度でぐんぐん上がっていきます。眼下の景色が次第に小さくなります。こうして

徐々に所定の高度にまで上昇し、やがて通常の水平飛行に移ります。

 東京から帰りは岡山に向いて右側の座席に座りました。もちろん窓際の席を注文しました。今度は眼下にアルプス

と思われる山々が見えました。真っ白に雪をかぶった美しい嶺です。この高度から眺めると本当に空の青さを感じ

ます。群青色とでも言うのでしょうか。空の青さに吸い込まれそうな感じすらします。雲の上はいつも晴れています。

雨を降らす雲はずっと下にあります。

   

北か南か定かではないがアルプス連峰(山頂は雪で覆われている)

写真では色が出ていないが抜けるように青い空が雲の上に広がっている

 名古屋の上空を飛んでいたときです。眼にはぐねぐねと帯のように緑を削った跡が見えます。山頂が削られて

いるのです。そんな山がたくさん見受けられます。何だろうかと不思議に思いながら見ていました。そうなのです、

これらは全てゴルフ場なのです。まるで虫が食い荒らしたように見える山々が続くのです。これでは山の保水力が

落ちてしまうのは無理のないことです。ほんの一握りの人々のために、こんな事をして良いのでしょうか。私は

ゴルフをしませんから、ふと、こんな事を思ったのです。

 いよいよ飛行機は岡山に近づきました。兵庫県の上空にさしかかった頃から高度を少しずつ下げ始めます。緑の

中に銀色に輝くドーナツのようなものを見かけました。これが播磨科学公園都市の中にあるスプリング8だと後で

知りました。高度を下げ、雲に近づき始めると真上からの太陽が雲に丸い虹を作っています。その虹の中に私達

の飛行機がきれいに陰を落としています。

   

ゴルフ場によって削り取られた山がたくさん見られる

陽光に銀色に輝いている播磨科学公園のスプリング8

   

街の中をうねりながら流れている川、これはサーキット場であろうか

 更に高度を下げると雲の中に入ってしまいます。そして雲の中を抜けると雲の下に出ます。下から雲を見上げる時、

雲には色んな高低差があるように見えるのですが、実は雲の底は平らなのです。高低差はまったくありません。同じ

高度で平らになっているのです。当たり前のことだと言ってしまえばそれまでのことですが、私にとっては新しい発見

でした。こうして滑走路へ着地しました。岡山空港です。今日も何の不安もない空の旅でした。

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