サウスヴィレッジの紹介

園内のイチゴハウスにて

 岡山県には北と南にそれぞれ一ヶ所ずつファーマーズ・マーケットがある。それはノースヴィレッジと

サウス・ヴィレッジである。私が住んでいる倉敷市の隣の町、灘崎町にサウスヴィレッジがある。これらの

ファーマーズ・マーケットは岡山県が建設し、それぞれの施設が置かれている自治体が管理委託をして

いる。

 サウスヴィレッジは農業公園として果樹や野菜を栽培している。また、希望者はいくらかの料金を支払

えば果樹や野菜を収穫し持ち帰る事が出来るようになっている。また、一部の果樹(現在は桃だけ)に

関しては、果樹の手入れや収穫が体験出来、収穫した果実は持ち帰りが出来るオーナー制度を設けて

いる。

 私達は一昨年その制度があることを知り、今年早速申し込みをして一本8000円を支払い桃の木の

オーナーになった。「桃の木オーナーの体験記」は別ページに掲載しているので読んで頂きたい。この

ページではファーマーズ・マーケット「サウスヴィレッジ」について紹介したい。

 灘崎町一帯は古くから瀬戸内海の干拓により広大な田園地帯が広がっている。また、そばには戦国

時代の悲史を今に伝える「常山合戦」で有名な常山が田畑を見下ろすように聳えている。その広い田園

地帯の真ん中にサウスヴィレッジはある。周辺に視界を遮るようなものが何もないので、サウスヴィレッジ

内にある洋風の三角屋根の建物が離れていても良く見える。ここは灘崎町でも中心的なところで町役場

など主要な建物も幾つか集中している。また、完成間近なサッカー場も近くにあり、今後の発展が期待

される場所でもある。

 当初、サウスヴィレッジは入場料金をとっていたが今は無料になっている。従って、出入りが自由なので

子供連れなどが遊びに来るには最適な施設である。場内には遊具や喫茶店、食堂もあり一日ここで過ごす

事も出来る。また、手作りのお弁当を持って来るのも良いのではないだろうか。

 サウスヴィレッジの施設を簡単に紹介しておこう。駐車場前には売店がある。ここでは近隣農家で収穫

した野菜等を中心に花や魚等も売っており、毎日大勢の買い物客で賑わっている。また、横の広場では

定期的にフリーマーケットが開かれており開催日は大変な賑わいである。

 門をくぐり一歩中に入ると南欧の農家をまねた建物がたくさん建ち並んでいる。中には手作り品の製作

体験や農産加工品の売店もある。農産加工品はアイスクリームやここで収穫されたイチゴを使ってジャム

などを製造販売している。

 中央に聳える高い塔の最上階からは場内はもちろんの事、周辺の広大な田畑を一望する事が出来る。

また、この塔の下の建物では、米作りや酒造り、農具や農業に関する幅広い展示が行われている。

    

遠くからでもよく見える園内のシンボル的な建物(米と酒の館・展望塔)

    

展望塔から眺めた園内の景色、左は芝生が美しい広場、右はイチゴハウスの一部が見えている。

    

入場門を入って右へ行くとフラワーガーデンになる。四季折々の花が植えられている。

    

右は芝生の広場、左は入場門とその周辺

    

左はイチゴハウスや野菜畑、右は駐車場や入場門

    

この周辺は広大な田園地帯である。左は田畑を見下ろす常山、そして、それに連なる山と田畑。

灘崎町のレクレーション施設(中には風呂やスポーツジムなどがある)とサッカー場(手前の広場、建設中)

 サウスヴィレッジで一番の人気と言ったら苺狩りではないだろうか。早春から6月頃にかけて温室栽培の

イチゴ狩りが体験できる。収穫したイチゴはグラム数を量って貰いお金を払って持ち帰りが出来る。ここで

栽培されているイチゴの品種は市場に出回っていない。大粒で色付きが良く大変甘い。温室のそばを

通るだけであまい香りが漂って来る。最近では口伝てに噂が伝わり、シーズンになると温室に入れない

ような時もあるようだ。

イチゴハウスの中、たわわに色付いたイチゴが見事だ。

イチゴハウスに取り付けられた蜜蜂の箱(イチゴの受粉に使われている)

 西側には芝生の大きなグラウンドがある。ここでは色んなイベントも行われているが、それ以外の時には

自由に利用できる。よく家族連れがバトミントンやキャッチボールを楽しんでいる。この広場を見下ろすような

位置に大きな風車小屋が建っている。オランダの風車に似たものだ。残念ながらいつもは回っていない。

 また、遊具の置かれているコーナーもあり、ここからは子供達の歓声も聞こえてくる。風車と向かい合う

ような位置に大きなガラス張りの温室がある。ここには温室一杯に広がったトマトがある。樹には真っ赤

な実がたくさんぶら下がっている。液肥を使った水耕栽培である。その他、月下美人等の花を育てている

花の温室もある。

    

彩りの館の中には、こんな花や月下美人が栽培されている。

        

液肥で栽培されているトマトと果樹園にあったナシの木(小さな実がたくさん付いていた)

 また、他の温室では花やイチゴだけでなく、ナスビなども温室栽培をしていてイチゴと同じように料金さえ

払えば収穫を楽しむことが出来る。桃の木周辺にはブドウやナシも植えてある。これらの果樹も季節が

来れば自分で収穫し、買い取りが出来るようになっている。

 門をくぐって右側の方へ行くとお花畑がある。ここには季節毎の花が植えられている。そしてブドウの

アーチをくぐって更に奥へ行くと宿泊施設がある。池のほとりに建てられた建物は水車小屋と農家の

ようだ。すべて南欧の建物をイメージして建てられている。これらは結婚式にも利用される建物だそうで、

現にここで何組かの結婚式が行われている。また、宿舎としても利用できるようになっている。

 そして、その先にはジャガイモやタマネギの畑が広がっている。場内ではトラックターが引っ張る乗り物

が定期的に巡回している。この乗り物に乗れば場内の施設について説明を聞くことが出来る。

    

入場門から左へ行くとフラワーガーデンがあり、そしてブドウのアーチをくぐっていくと水車小屋やモデル農家がある。

    

水車小屋のそばにあったオリーブ(花が咲いていた)、そして池に映る姿も美しいモデル農家

    

園内ではハウスばかりでなく露地でもジャガイモやタマネギが栽培されている。

 このように農業をテーマにした公園で、一年を通じて気楽に訪れることが出来る。また、子供達には

サツマイモやジャガイモなどの収穫体験も出来る体験学習の施設でもある。

                                                 2004年7月13日掲載

 

これはヤーリーという西洋なしだろうか。収穫にはもう少しと言ったところ。

2004年8月9日頃

     

園内では作ったブドウを売っている。立派なブドウが市価より安く売られている。

2004年8月9日撮影

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