歌声朗々と

 声量豊かな歌手は何人かいますが、若手歌手での代表的な人は、男性歌手では氷川きよしさん、女性歌手

では島津亜矢さんではないでしょうか。氷川きよしさんの歌を始めて聞いた時、意外な感を受けました。という

のも、彼のすらりとしたスタイルは、どう見ても演歌歌手には見えなかったからです。細く長い足、甘いマスク、

アイドル歌手で十分通用する姿でした。

 ところが歌を聞いて二度びっくり、堂々たる演歌なのです。それも古くさい股旅ものでしたから、そのインパクト

はすごいものでした。そして、声量の豊かさに更に驚きました。幾人かの若手男性歌手を見てきましたが、どの

タイプにも属さない歌手だと思いました。すごい歌手がでてきたなと思っていたら、その後の人気は、うなぎ登り

でした。今では押しも押されもせぬ大演歌歌手となってしまいました。

 私と同じような第一印象を抱いた人は多かったのではないでしょうか。リバイバル調の歌が多い事も年配層の

方のファンが多いという理由かも知れません。特に氷川さんのお母さんくらいの女性ファンが多いのも、彼の甘い

マスクがたまらなく可愛いからではないでしょうか。おばさん連中(失礼)の母性本能をくすぐるのかも知れません。

 さて、もう一方は女性でありながら男歌を得意とする島津亜矢さんです。この人は熊本県出身だそうです。余談

になりますが、氷川さんは福岡県出身だと聞いています。やはり火の国の女性は気性が激しいのでしょうか。

 表面的にはおっとりとしているように見えるのですが、一声発すると、その澄んだ高音は朗々と天井を知らぬ

かのように会場に響き渡るのです。この声は恐らく天性のものなのではないでしょうか。その上、節回しが上図

ですから、どんな歌でも歌いこなすだけの歌唱力を持っています。その実力は女性歌手の中でも十指に入る

うまさではないでしょうか。すごい歌手が出てきたものです。

 演歌は嫌いだという家内でさえ、この人の舞台なら行って聞きたいと言っています。一度、倉敷にも来て貰いたい

と心から願っているものの一人です。

 その他、声量豊かな歌手はベテランの北島三郎、キム・ヨンジャ、天童よしみ、細川たかしさん等がいます。

声量豊かな歌手は、また、歌もうまいと天は二物も三物も与えているようです。

                                                 2004年3月22日掲載

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