1999年11月30日掲載

山頂にて大きな岩をバックに撮影   1999.11.21

友歩会の行事と言えばいつものことですが、この日(11月21日)も快晴に恵まれました。

昨日までの雨も上がり、寒くもなく、暑くもないと言ったハイキングには最高の天気です。

いつものように倉敷福田公園に集合して、一路、笠岡港に向かいます。

実は9:35発と思っていた船の便が夏の間だけのもので、危うく一便遅らせてしまうようなハプニングもありました。

笠岡港から白石島まで高速船で約22分です。あっという間の近距離です。

どこの島もそうですが、島の中は静かでのどかです。港にいた人達に道を聞くと、親切に道を教えてくれました。

ハイキングコースの登山口は色々あるようですが、私達は観龍寺の方から登りました。

登山口にて  1999.11.21

白い仏舎利塔が目印です。港で道を聞いた時も、あの塔の方向へ行けばいいよと教えてくれた塔です。

きれいな観龍寺の庭を横切り、赤い鳥居をくぐって鎧岩(よろいいわ)を目指します。しばらくは急な坂道が続きます。

坂道を上りきると鎧岩の頂上に着きます。まずは景色を眺め、一服といったところです。眼下には、さっき着いた港が

見えます。そして、これから目指す山の頂上が幾重にも連なっています。

          

鎧岩山頂にて港を背景に記念写真。そして、これから歩く島の尾根道    1999.11.21撮影

この島は隣の北木島と同じように、古くから良質の花崗岩を産出してきました。

今でも、石の切り出しは細々と続いています。

そういえば、これから目指す小さな山の山頂にも転々と花崗岩で出来た巨岩がのっています。全ては表面が風化して

丸くなった花崗岩です。私達が乗っている鎧岩も、花崗岩を突き破って噴出したアップライトという地質時代の岩脈です。

      

左は天然記念物の鎧岩、右は巨岩のむき出しになった山の斜面   1999.11.21

今はこの島の天然記念物に指定されています。

周りは松やツツジといった灌木、ハイキングコースを整備したときに植えた桜やサザンカなどです。この地方では

しゃしゃんぼといっていますが、ブルーベリーによく似た実をいっぱい付けている木がたくさんあります。

味もブルーベリーによく似ています。ジャムも作れるそうです。

酸っぱくてブルーベリーによく似た味と形のしゃしゃんぼの実  1999.11.21

一休みした後で、次の頂上を目指します。頂上が変わる度に島から見下ろす景色も変わります。ここは島ですから

周りは海、視界を遮るもののない頂上からは、一気に海に落ち込むような感じでスリルがあり、素晴らしい展望です。

さすがに倉敷周辺の海と異なり、本当に水が澄んで、きれいです。海の底までくっきりと見えています。

遠くはうっすらと霞がかかっており、かすかに福山の日本鋼管らしき工場が見えています。

遠くに日本鋼管らしき工場の煙突が見える   1999.11.21

途中、福山から来たというグループに会いました。起伏のある尾根を何度か登ったり降りたりして島の中央、

案内板のあるところで昼休みです。

誰かが松の根本にアミタケや松茸に似たキノコを発見したのがきっかけで、キノコとりに夢中になりました。

こんな季節にキノコです。暖かいのと雨が適度に降ったからでしょうか。たくさん取った人は袋一杯持っていました。

後で分かったことですが、松茸に似たこのキノコはシメジの種類だそうですが、そのままだと大変苦く、灰汁抜きを

しないといけないそうです。中には、そのまま食べた人もいて苦くて食べるのを止めたそうです。

こうして昼食時の思わぬ収穫もあったりして、午後の行動を開始しました。

いったん出発点の観龍寺の庭まで戻り、札所に見立てた石仏を巡るコースをたどって山頂にたどり着きます。

大きな岩が屋根のようになっている立派なお堂    1999.11.21

ここからは鎧岩が真正面に見えます。

ここから眺める形が鎧の直垂(ひたたれ)に見えることから鎧岩と名付けられたようです。ここで一休みの後、

一路、港を目指して山を下ります。港に帰る道すがら民家の庭の鮮やかな色の花や古いハッサクの木などをカメラに収め、

わいわいがやがやと賑やかに、まるで子供の遠足のようです。

          

右はカタバミに似たピンクのきれいな花、左は古木とも言えるような大きなハッサクの木    1999.11.21

帰りの船までには少し時間があり、先程、山頂から眺めた海岸まで歩いてみました。ここはきめの細かい白いさらさらの

砂で出来ており、大変美しい海岸です。夏は大勢の海水浴客で賑わうところです。子供達が小さかった頃、

海水浴に連れてきたことがあります。

きれいな砂浜が歩くと気持ちよい  1999.11.21

老人の話によりますと、近年、海岸が少しずつなくなっているそうです。やはり海砂の採取によるものだそうです。

修復計画はあるのだそうですが、バブル以降計画は宙に浮いたままだそうです。

港は禁漁区との事ですが、チヌやウキソメバルの幼魚がたくさんいます。さすが、この島まで来ると魚はたくさんいるようです。

私達は定期便より一便早い船で島を後にしました。それにしても島の人達は話し好きで親切です。

そして島は本当にのどかです。こんな所に住んでいたら長生きできるかも知れません。

今日一日、本当に楽しいハイキングでした。


白石島関連情報

観光案内:ホームページ「白石踊り共和国」

       「笠岡市のホームページ」からもアクセスできます。

島へのアクセス:笠岡港から三洋汽船の普通便、高速便が出ています。

車で来た人は無料駐車場が近くに二ヶ所あります。

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