参院選終わる

 2004年に行われた参議院選挙では、自民党が議席を減らし民主党が大幅に議席を増やしました。至極、

当然の結果と言えるでしょう。議席は自民党が49議席、民主党が50議席でした。今回の選挙結果だけを

見れば民主党と自民党の政権交代も夢ではなくなったように見えます。

 小泉首相は、こんな選挙結果になっても公明党と一緒であれば政権は維持できると強がりの発言をして

います。それはともかく、今回の選挙結果だけを見て、民主党を政権政党にしても良いという国民の意思表示

とするのは少し早いように思われます。小泉首相をはじめ自民党や公明党の国民感情をまったく無視した

ような政権運営に対する国民の怒りの現れと見るべきではないでしょうか。

 それはまた、投票率にも現れています。有権者の半数近くが投票していません。私自身は、選択肢のない

まま地方区では反自民としての一票を民主党に投じました。もともと政治に関心のない人にとっては、誰に

投票すれば良いのか判断に苦しんだのではないでしょうか。

 年金問題に関しては国会審議が終わってから、いろんな不手際が明らかになってきました。新しい年金改正

法の各所につじつまの合わないような表現があったようです。また、年金審議にとっては大事なデータの一つ

である出生率の誤り等がありました。まったく、ずさんとしか言いようがありません。

 年金に対するおざなりな審議や、国民の反対を押し切っての自衛隊のイラク派遣等、小泉流のやりたい

放題が続いています。そして、自衛隊を多国籍軍に参加させると勝手な約束までしてしまいました。このまま

小泉さんに政権を任せていたらとんでもないことになりそうです。

 一方、民主党の岡田代表は政権政党としての準備を早々と始めているようです。しかし、この間の動きの

中に何となく気になることがあります。それはアメリカに行っての話の中で憲法改正に関わる発言をしている

ことです。自民党と政権を争う政党の代表としては、実に誤解を生みやすい軽はずみな発言です。当の民主党

の内部でさえ十分な議論がされていないような発言内容です。

 このように、自民党、民主党、いずれが政権政党であっても問題は多々あるようです。しかし、政党を選ぼう

と思っても他に選択肢のない国民としてはどうすればよいのでしょうか。また、憲法改正論議は避けては通れ

ないようになってきました。私のように現行憲法を支持するものとしては非常に不安で不満を感じている昨今

です。

                                                    2004年8月20日

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