春、梅の花が咲き終わり始めた頃、入れ替わるようにサクランボの花が咲き始めます。白い小さな

可憐な花です。倉敷地方で見かけるサクランボといったら、私が現在植えている品種が大半を占めて

いるようです。(暖地サクランボとでもいうのでしょうか)

 従って、寒冷地で栽培されているサクランボのような大粒のものではありません。実の大きさは、

ゆすら梅をほんの少し大きくしたくらいです。その代わり熟すと真っ赤になります。(下の写真参照)

赤く色付いてルビーのような輝きをしているサクランボ

 この木を植える前に、寒冷地で栽培されている品種を植えていました。しかし、花も咲き実もできる

のですが、カメムシの害にあったことと、収穫期が雨の多い時期と重なるため、実が割れたり腐って

しまい、ほとんど口にすることが出来ませんでした。ハウス等の中で栽培すれば収穫可能なのかも

しれません。果物には適地適作があるようです。この木は切ってしまいました。

 その代わりに植えたのが今のサクランボです。この地方でもっとも多く植えられている木です。

虫の被害はカメムシの被害がもっとも多いようです。そして、何よりも怖いのはサクランボが収穫期

を迎えた頃の雨です。雨が降った後は実が割れてしまいます。気温が高いと割れたところから腐り

始めます。

 その他、葉を食害する害虫もいますが、早めに薬剤散布すれば問題はありません。相対的には

作りやすい果実といえます。

 熟した時のルビーの様な輝きは、鑑賞するだけでも楽しいものです。サクランボも桃と同じように

熟期になると昨日までの実が一日で変身します。固い皺の寄った実は、はち切れんばかりに膨らん

で赤く色付くのです。その変身の様は見事という他はありません。

 赤い実が熟す頃になると、宿鳥となったヒヨが来ますので鳥対策が必要です。私は、実がたくさん

付いている年にはヒヨにもお裾分けをしています。

  

左の写真はサクランボの花、右は早や大きくなり始めたサクランボの実(1999年4月25日現在)


サクランボの復活と枯れ死

 あまりにも大きくなりすぎたので、先端をとばして低くしようとしたのが、間違いでした。「桜切る馬鹿、

梅切らぬ馬鹿」と昔から言いますが、まさにその通り。明くる年は実が付かないばかりか、冬になる

前には木が枯れ始めました。これは完全にやられたと思っていました。

 ところが春先になり幾本かの枝の先端から、蕾らしきものが出始めました。枯れ残った枝はわずか

ですが、花が咲き、実が付いています。そして枯れ残った幹からは新芽が出始めています。植物の

生命力の強さには驚かされます。今年はこの小さな芽を大事に育ててやりたいと思っています。

 みなさんもサクランボや桜の木は絶対に過剰な剪定はしないでください。恐らくは木が弱るのと、

切り口から病菌が入るのではないかと思います。      

                                           2000年4月25日追記

 結局、この木は枯れてしまいました。大きな幹や枝を切ったのが致命傷だったようです。今は、

鉢植えの二代目が大きくなり始めています。

                                           2001年6月28日追記

二代目もすくすくと成長し、毎年実の数が増えています。

                                           2009年8月5日追記


病気、虫の被害:ほとんどなし

手入れ:冬の間に寒肥(油粕、発酵鶏糞等)

     剪定は枝が混んでいたら日当たりを良くする程度で良いでしょう。 

    桜の仲間はあまり剪定はしない方が良いようです。


 毎日会社に通う道の山裾にそれは見事なサクウランボの木があります。さして手入れをされている

ようにもありませんが、毎年たくさんの花を付け実が成ります。そのたくましさと華麗さをカメラに納めて

みました。

   

左は全体の一部、右はアップの写真   2002年3月15日撮影

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