鉄腕アトムは私達の子供時代、漫画の中の主人公であったとは言え、あこがれのヒーロー

でした。鉄腕アトムは自由自在に空を飛び、人一倍の怪力の持ち主で正義の味方でした。

外見は可愛らしく、みんなの人気者でした。鉄腕アトムは少年少女みんなの友達でした。鉄人

28号もやはり、漫画の中の主人公であり、怪力の人型ロボットでした。しかし、人型ロボットは

漫画の中だけのものであり、なかなか私達の前には登場しませんでした。これらは、漫画の

世界での話だけで、いずれは訪れるであろう遠い未来のお話でした。

 しかし、意外にも20世紀も終わりになって、その時代はやってきました。単なるSFの世界

だと思っていたものが、いよいよ現実のものとなりつつあります。ソニーが犬型ロボットを売り

出したと思ったら、その後に、出来の善し悪しは別にして、いろんな愛玩ロボットが作られ始め

ました。ソニーが犬型ロボット「アイボ」を売り始めた時は、そんな時代が来たのかと、いささか

の感動を覚えました。

 しかし、そんな感動さめやらぬ間に、意外に早く、人型ロボットが現れました。ホンダが開発

した人型ロボット「P3」です。このロボットは人間そっくりな体型で器用に二足歩行をするの

です。今はまだ、搭載されたコンピュータにインプットされた通りの動きでしかありませんが、

その姿は正にロボット新時代の幕開けの感じがします。

 そもそもロボットは長い間、限定された仕事をする事にのみ設計され、工場に導入されて

きました。工場では人間の仕事の肩代わりをしたり、手助けをしたり、最近では人間の手で

はとても出来ないような事までしてしまうようなロボットも作られています。しかし、これらは

特殊な仕事専用に作られているために、その姿形は、おおよそ人間とはほど遠いものでした。

ロボットとは言っても機械のようでした。しかし、これからの時代に登場するロボットは、より

人間に近いもの、より動物に近いものとなるのではないでしょうか。搭載されるコンピュータが

より進歩するに連れて、高度な仕事もこなすようなロボットが誕生することは間違いないと

思います。人間と様々なコミュニケーションを取りながら、人の世話をする、そんな人型ロボット

が続々と誕生するような気がします。

 場合によっては自己判断や、人間と同じような感情を持ったロボットが出てくるかも知れま

せん。そうなったら最早、単なるロボットとは呼べないかも知れません。鉄腕アトムのように

人間の良きパートナーとして、共に生きる時代がくることを夢見ています。

                                           2001年3月17日掲載


ロボット関連リンク集

アイボ日本サイト        おなじみのソニーが作っているアイボのサイト

ホンダのロボットサイト    人型ロボットで衝撃を与えた

日本ロボット学会       専門的な機関

パーソナルロボット      R100というユニークな家庭用ロボット

科学新時代へ戻る

ホームへ戻る