お茶を作る

 お茶作りの真似事はしてみたことがあっても本格的に作ったことはなかった。雨上がりの

山の畑、柔らかそうなお茶の新芽が一斉に伸び始めていた。一つちぎって口に含むともの

すごく苦い。この苦さ、改めてお茶が漢方薬であったことを再認識させられた。

 さて、この新芽、お茶として加工してみようと思い立った。あまりにも新芽が柔らかそうで

美味しそうに見えたからであった。早速、作り方をインターネットで調べてみると、電子レンジ

とホットプレートで出来るという記事が紹介されていた。記事を掲載していたのはお茶の産地

であった。本格的なお茶を作っているところが紹介している記事だから、まず間違いはない

だろう。

 作り方は意外に簡単であった。ただ、時間は少しかかる。早速、朝露が乾いたばかりの

新芽を摘んで帰った。新芽はたくさん出ているように見えたが、摘んでカゴに入れてみると

意外に嵩は小さかった。

 これをラップに包んでレンジにかける。重さによって蒸す時間は異なるようであるが、おおよそ

で良いようだ。ラップをめくると蒸し上がった葉からは新茶の良い香りがした。蒸し上がった

ものを和紙を敷いたホットプレートの上で乾燥させる。

 ただ載せておくだけでなく頃合いを見て何度も何度も手で揉む。こうすると次第に新芽は

乾燥し、更にお茶らしい香ばしい香りに変化する。そして、完全に湿気が抜けてしまうと完成

であった。

 一度に大量には出来ないから何度かに分けて行うと良い。また、新芽には軸が付いていたが、

乾燥するに連れて、この軸が意外に固くなるので途中で葉をむしり軸は取りのぞいた。穂先と

柔らかい葉だけで作った新茶である。

 早速、味わってみると、これが結構いける。久々に味わう少し甘みのある良いお茶である。

この日、何倍か飲んでいる内にカフェインが強かったのか夜になっても寝付けなかった。

一度だけでなく二煎、三煎とお湯を注いでも味は変わらなかった。

 こうしてお茶づくりに味をしめた私達夫婦は、二度までもお茶作りに挑戦した。今もビンに

入れた新茶からは良い香りがしている。

お茶作りを紹介しているサイト

http://www.pref.saitama.lg.jp/A06/BQ23/01/katei/katei.html

                                      2007年12月22日掲載

※ 実は、このページを作ってホームページ上に掲載することを忘れていました。

  老いはこんな形で現れてくるものなのでしょうか。情けない。

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