大地震が来る日

 今年も阪神淡路大震災の日がやってきました。寒い冬の朝、早朝のしじまをうち破るかのような、この大地震は神戸を

中心に大きな被害をもたらしました。あれから8年、今、新たなる危機が足下に静かに忍び寄っています。

 阪神淡路大地震は地震の強度としては震度7でした。地域的な活断層による地震と言うこともあって、被災地域は比較的

限定された範囲でした。しかし、これから先、いつ起きても不思議ではないと言われている三つの地震は、いずれも阪神淡路

大震災の被害にとどまらないと言われています。それも場合によっては三つが連鎖反応的に起きるかも知れないと言われて

います。そうなると地震の規模も被害の大きさも従来にはない大規模なものになることは間違いありません。しかも地震の

発生区域は人口密集地に偏っていますから、尚更、恐ろしいことになりそうな気がします。

 南海地震が四国沖、東南海地震が紀伊半島沖から東海地方にかけて、東海地震が静岡県沖となっています。この地震は

南海トラフと言う場所に発生する地震です。大陸のプレートにフィリッピン海プレートが沈み込む際に生ずる歪みが、限界に

達したとき発生すると言われています。過去にも宝永、安政と、ほぼ百年から百五十年周期で発生しているようです。従って、

いずれの地震も発生周期の中に入っているのです。

 これらの地震は倒壊の被害だけでなく、海岸近くでの津波による被害も心配されています。今までにも幾度かの地震で

やれやれ地震がおさまって一安心と思っていたところへ大きな津波が来たと言います。従って、地震が来たらともあれ高台

に逃げると言うことが一番ではないでしょうか。

 昨年は髭アザラシや銭形アザラシが関東地方に現れて話題になりました。単なる偶然かも知れませんが、各地でも今まで

見たこともないような深海魚が網にかかっているようです。海に何かの異変が生じているのかも知れません。

 地震発生直前には色んな自然現象が現れると言います。空の異常であったり、井戸の異常であったり、先程の深海魚の

ような生き物の異常現象がみられることもあります。先人達も自分達が体験したことを書き残してくれています。注意深く

観察すれば地震予知とまでは行かないまでも、地震かなと感じることが出来るのではないでしょうか。

 備えあれば憂いなしと言います。家具の固定などは十分でしょうか。私も早速点検してみることにしました。また、地震の

被害にあっても当面、生活出来るだけのものは準備しておこうと思っています。最低必要なものばかりですが、さして金額

のはるようなものはありません。比較的簡単に手に入り安いものばかりです。こんなものを家の中ではなく、物置にでも置

いておけば家に被害があっても心配ないのではないでしょうか。

 海岸近くに住んでいる人達は津波による被害が心配です。地域によっては自分達で逃げるルートを作り避難訓練をして

いるそうです。自治体も非常事態に備えての準備を始めているようですが、あまりにも広い範囲ですから手の回らないのが

実情のようです。従って、自治体に頼るだけでなく、自分達でも出来ることはやった方が良いようです。江戸時代のように

情報のない時代ではないのです。このように統計的にもかなりな正確に予測できているのですから、何もしないというのは

全くばかげています。備えあれば憂いなしです。

                                                         2003年2月21日掲載

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