身近な生き物たち

ムクドリとカラスのバトル 

 随分、以前の事になりますが、三菱化学の端の方にある呼松桟橋に行ったときのことでした。パイプラック

の下にたくさんの白い種が落ちているのです。工場の中ではあまり見かけないものでした。何故こんなところ

にと不思議に思ってラック上を見上げると、たくさんのムクドリがいました。何となく愛嬌のある鳥たちです。

群れでラック上を飛び回り、盛んに鳴き交わしています。その姿がとてもユーモラスで、仕事も忘れてしばらく

見ていました。どうやら落ちていた白いものは、ユスラウメの種のようでした。季節柄、ユスラウメが熟れる頃

の事でした。

 ユスラウメと言えば私達が子供の頃には、子供達の格好のおやつでした。従って、鳥達がつつく前には

子供が食べていました。しかし、今は食べ物が大変豊富な時代です。ユスラウメの熟れるのを待っている

ような子供はいません。従って、ムクドリ達の格好の餌となっているようです。

(実は、ユスラウメの種だと思っていたのは間違いでサクランボの種のようです。つい最近、会社周辺を

歩いていて気が付いた事なのですが、会社周辺には、たくさんサクランボの実がなる桜の木があります。

ムクドリの数からして、彼らの腹を満たすにはたくさんの実が必要です。しかし、周辺民家の庭にある

ユスラウメはそれほどの量ではありません。その点、サクランボであれば大きな木が何本もありますし、

また、彼らが食べて運んだと思われる桜の木が花を咲かせるほどに成長していたのです。そして、花を

咲かせるほどにもなっていない小さな木は、あちらこちらに自生しています。)

 このムクドリ達が周辺の工場やパイプラック上をすみかにして繁殖をしているようです。最近は、日本合成

の空き地にもたくさん来るようになりました。先日も朝早く芝生の上に集団で降りて餌を探していました。

ムクドリはカラスよりは小ぶりですが、雀などよりは何倍か大きな鳥です。

 このムクドリとカラスが壮烈なバトルを繰り広げる事があります。それはムクドリ達の繁殖期です。どん欲な

カラスはムクドリの卵を狙っているのです。カラスはムクドリだけでなく、サギなどの卵も狙います。あの大きな

クチバシで卵をくわえて持って行くのです。卵を狙うカラスをムクドリ達がけたたましい鳴き声をして追い立て

ます。しかし、執念深いカラスは何度でもやってきます。ムクドリ達のすきを狙っているのです。

 ムクドリ達は必至に追い立てますがカラスは悠々と逃げていきます。きっと、次のチャンスには奪ってやろうと

思っているに違いありません。殺風景な工場周辺にも、こんな鳥たちのドラマがあるのです。

メダカ

 最近、メダカを飼っている人が増えました。私の会社でもY君が飼っていた、たった数匹のメダカから子供が

増えて、四、五十人位の人に貰われていきました。我が家のメダカもY君から貰ったものです。今は大きな水瓶

二つで飼っています。

 一時は小さな水瓶も合わせて五個位はあったのですが、世話が大変なので減らしました。増やそうと思えば

夏の間、瓶の中のホテイアオイを他の瓶に移すだけで良いのです。ホテイアオイの根に産み付けられた卵が

孵化して増え続けるのです。

 近所には浅い大きなメダカ用の池を作っている家があります。池に近づくと散らばっていたメダカが人の方に

集まってきます。どうやら餌をくれるものと思っているようです。本当に良く慣れたメダカ達です。

                                                   2004年2月3日掲載

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