−少しだけ見方、考え方を変えてみよう!!−

どの事件も根は同じ

警察官の覚醒剤使用、覚醒剤の大量密輸の摘発、ライフスペース事件、児童虐待、JCOの臨界事故等、これら

一見何の脈絡もない事件も、それぞれを線と線で結んでいくと、今日の社会の病的な部分が見えてくるような気がします。

私は今までニュースになったような事件について、いろんな角度から私なりの考え方を述べてきました。

一見、それぞれは関係のないような社会現象であったり、事件ですが、大きな視野から見れば根は一つの

ような気がします。それは、私達一人一人の心の問題、そして政治や経済の問題に帰結するような気がします。

それも更に突き詰めていけば、人間の存在そのものに関わる問題だと思うのです。

本来取り締まるべき立場にある警察官が自ら覚醒剤を使用していた事件は、覚醒剤や麻薬と言った薬物の問題が

ここまで深刻になってきていることを感じさせるような事件です。

私達は今日の社会や、私達の将来に漠然とした不安を持っています。老後の問題、環境の問題、資源問題等々、

数え上げればきりのないほど多くの問題を抱えたまま、21世紀を迎えようとしています。全ての問題は解決の

目途もつかず先送りとなっています。現実や将来の事に対して向き合うことを無意識の内に避けています。

勢い刹那的な生き方を選んでいます。「どうにでもなれ、今が良ければそれで良い」、「将来のことなどくよくよ

思っても仕方がない」と多くの人が思っています。少なくとも私達の子供達、今の20代以下の人達の多くが、

そう思っているのではないでしょうか。

その上に、人間関係も妙にゆがんでいびつになってきています。自分一人が生きていくのに精一杯で、人のこと

など思いやる余裕がないのかもしれません。

現実と向き合う力を

そんな人達が何かにすがりたい、何かを支えに生きていきたい、そう思う心の隙に巧みにささやきかけられると

ついつい、その誘いにのってしまいます。覚醒剤や麻薬には避けられない誘惑があるのだと思います。

宗教も用い方を誤ると麻薬のようなところがあります。悪い宗教家は人間の心理の弱いところを見付けて言葉巧み

に忍び寄ってきます。どうかそんな誘惑には負けないで下さい。麻薬や覚醒剤は一時の逃避でしかありません。

宗教も自分の心の中だけの支えにして、のめりこんでしまっては身の破滅です。

問題を先送りにしないこと

私達が麻薬や覚醒剤、宗教に頼らずに、今行うべき事は、もう一度、人間同士の生きていきやすい社会を作る

こと。問題を先送りせずに、一つ一つをきちんと解決していくこと、決して現実から逃避しないことです。

この世の中で起きた事、起きていることは、みんな人間の手でしてきたことです。

人間の意志や考え方で作り出してきたことばかりです。自分たちでやってきたことは自分たちの手で始末をしなけれ

ばいけません。ほんの少し、考え方や見方を変えることで解決できることも少なくないのです。

環境問題だって、みんなで生活のレベルを少しだけ押さえたり、不要なものを作ったり使わなければ良いのです。

そうしておいて更に前向きに解決できる方法を考えれば良いのではないでしょうか。

老人問題にしても、社会全体でフォローしていく気持ちにさえなれば、痴呆老人や寝たきり老人を抱えて孤立して

いる人達の大きな励みにもなるはずです。一度はみんなたどらなくてはならない道なのです。

企業も当面の利益を追求するあまりに、本来の企業としての社会的責任を果たしていません。

人あっての企業です。人の存在しない企業など存在価値はまったくありません。人は力です。

いくら優秀なコンピュータや機械を置いていても、それを使いこなす人間がいなけば、何の意味もない存在です。

いったい何をどうしようと言うのでしょうか。他社がそうするから我が社もと安易に人を削減してはいないのでしょうか。

企業に於いて力を発揮するのは人間です。人を切る前に、もっと人間を十分活用する手腕こそ、今日の経営者に

求められている事です。

政治家の責任と私達の責任

そして、何よりもここで言いたいのは、国の舵取り役である政治家一人一人の責任の重さです。

国民の社会不安を取り除くのも、将来に夢を抱かせるのも、みんな政治の力です。バブルにしても、時の政治家

達が先頭にたって、煽り立ててきた事ではないのでしょうか。自ら、株や土地転がしをして、金儲けに走って来た

人も政治家の中には多いのではないでしょうか。

私達国民は政治家に高い給料を払っています。そのことを忘れないで貰いたい。政治家の責任は実に重いと

言うことを十分認識して貰いたい。

そして、私達自身も反省しなくてはならないことが大いにあります。

つまらない政治家を選ぶのも、優秀で国民一人一人のことを真剣に考えてくれる政治家を選ぶのも、私達一人一人

だと言うことを再認識したいのです。つまらない政治家を選んだ為に、今私達は塗炭の苦しみを味わっているのです。

そのことを忘れないように、次の選挙の時には本当に私達のために役に立つ政治家を選びましょう。

ホンの少し私達の見方、考え方を変えるだけで、世の中は変わります。

私が冒頭に述べた、全て帰結するところは私達自身の心の中にあると言ったのも、そのことなのです。

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