柔らかい産毛に包まれたキウイの新芽  1999年春

 キウイの原産地は中国の雲南省といわれています。実の形がニュージーランドに住んでいる

キウイという鳥に似ているところから、この名前が付いたようです。最近は種類も増え、黄色い果肉

のものなどもあるようです。しかし、改良種には、栽培が難しいものが多く、初めての人は市販品の

普通種が良いのではないでしょうか。

 冬の間に苗を買ってきて植えます。キウイには雄の木と雌の木がありますから必ず雌雄一対で

植えて下さい。場所は出来れば、比較的湿度を保ちやすく、水はけの良いところが適している

ようです。私は山の畑に植えていますが、乾燥さえ激しくないようでしたら、どこでも良いようです。

 植えるときは穴を少し深めに掘って、土を柔らかくしておきます。そして掘り返した土とバーク堆肥

(腐葉土)をよく混ぜます。1対1位の割合で混ぜて下さい。深植えは禁物です。苗の根に浅く土を

かけた状態で、穴の中に十分水をやって下さい。そして残りの土をかけたら、もう一度水をたっぷり

やっておきます。

 苗が小さいときは添え木をしておきます。春になり芽がで始めたら少しずつ肥料をやります。一度

にたくさんやりますと根腐れを起こしますので程々にして下さい。

 キウイは条件さえよければ、二、三年で実を付け始めます。木が小さい内から実をつけすぎると、

木が弱ってしまいますので、もったいないような気もしますが、思い切って実を落として下さい。幹の

太さが親指の太さくらいになったら、1本の木に20個位はつけても良いと思います。

 私の家の近所には植えて30年以上の木があります。幹の太さも10センチ以上あって、まるで

大蛇のようです。 キウイには病気らしい病気はほとんどない果樹です。害虫にも大変強く、気に

なるような害虫を見つけたら、スミチオンをやってみて下さい。それでもだめなときは私の経験談を

お話します。

 最近雑誌などで庭の日除けを兼ねた棚作りを見かけますが、これもまた楽しいのではないでしょうか。

但し、根の周りの土を踏みつけて固くしないように注意しましょう。では、早速、貴方もキウイ作りに

挑戦してみて下さい。

我が家の畑で栽培しているキウイです。1999年7月

キウイの蕾、そして開花(左が雄花、右が雌花)  1999年5月撮影

キウイフルーツの冬の手入れと果実の味わい方

 キウイフルーツは冬になると葉を落としてしまいます。ツルだけになったら冬の手入れに入ります。

季節でいうと1月から2月。枯れてしわがよった枝は剪定します。のび放題になって絡み合ったツル

は先端を切り落とし、棚に固定してやります。

 寒肥は油粕、発酵鶏糞、石灰などをやっておきます。こうして春を待ちます。春になると枝から

ふさふさの毛に覆われた芽が膨らみ始めます。(冒頭の写真)

食べ方

 キウイフルーツは種類によって多少異なるかとは思いますが、収穫は11月中下旬以降が良いと

思います。私も最適な収穫期が分からず試行錯誤でやってきました。あまり早すぎると、いつまで

経っても酸味が抜けません。収穫後は密閉した袋にリンゴを入れ、リンゴの力を借りて追熟させます。

指先でつまんで少し柔らかくなってきたら、食べてみて下さい。酸味を感じなかったら完熟です。

2週間くらいで酸味はなくなると思いますが、収穫時の状態や、収穫後、保管している場所によっても

異なるようです。

 食べ方は、大きい実でしたら皮をむいでスライスしても良いと思いますが、少し小さい実でしたら

皮をむぐのは大変ですから、半分に割って実の部分をスプーンですくって食べると、手を汚さずに

食べることが出来ます。フルーツサラダなどに使っても良いと思いますよ。ホワイトリカーに漬けた

キウイ酒等もためして見てはどうでしょうか。

追記

 一代目のキウイは枯れてしまいました。5年前の台風によってキウイの支柱が倒れてしまいました。

100余日のピースボートの旅から帰ってみると、支柱ごとペチャンコになっていました。翌年の春

支柱と一緒に起こそうと試みたのですが、ダメでした。私一人の力では重すぎで起こすことが出来

ませんでした。

 仕方なく太い枝をことごとく切り落としました。既に活動期に入っていたので切り口から樹液が

ぽたぽたと落ちて止まりませんでした。その年は何とか持ちこたえたように見えましたが、翌年から

見る見るうちに弱って枯れてしまいました。一本が枯れ後を追うようにもう一本も枯れてしまいました。

見事な大木になっていただけに惜しいことをしました。

 今は二代目が太くたくましく伸び続けています。再来年ぐらいには幾らか実を付けるようになる

のではないだろうかと期待しています。

                                      2009年8月4日追記


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