つい最近の「NHKの特集」で南極の棚氷がどんどん融けていくという衝撃的な映像を見て愕然としました。

何万年という長い年月をかけて降り積もった雪が氷となり、南極大陸を数千メートルの厚さに覆っているといいます。

この氷が融けるというのですからゆゆしきことです。

一方、北極周辺では、シベリアやアラスカなどの永久凍土帯が近年融け始め、建築物が傾いたり、凍土帯の至る所

に水たまりが出来たりするのだという話も聞いています。

太平洋の珊瑚礁の島々が、近年内陸部まで海水が入ってくるようになり、深刻な問題となっているという事も聞いて

います。アメリカ映画で近未来を想定したウオーターワールドという映画がありました。この映画は海面が上昇し、

ほとんどの大陸が海没するというものでした。

いずれにせよ、このまま南極や北極の氷が融け、海水の水量が増えればSF映画でなくても、多くの島や大陸の

一部が海没する事は間違いありません。実に深刻な問題といわざるを得ません。

近年、異常気象といわれるものには、確かに肌で感じるほどの変化があるように思います。私達の子供の頃には

12月に入れば必ず降っていた雪が、年を越さなければ滅多に降らなくなりました。当時、ヒートアイランド現象が

なかったとはいえ、真夏でも夜の9時を過ぎれば涼しくなり、暑苦しい蚊帳の中に潜り込んででも寝ることは

出来ました。数え上げれば、いくらでも過去と異なる季節の変化があります。過ぎ去った事ですから、ここに引き

出して較べてみるわけにはいきませんが、その違いには明らかな変化があります。今後更に、どのように変わって

いくのだろうかと大変気になるところです。これだけ大きな地球環境ですから、今年と来年の違いがはっきり分かる

ほどの変化はないと思います。年によってはなんら変化のない時や、大きな災害の発生するような年が、交互に

大きな周期を繰り返しながら、徐々に変化をしていくのではないかと思います。

深刻化する大災害と環境汚染

その兆候はすでに10数年前から現れています。

ヨーロッパ各地の大洪水や中国の長江の氾濫、韓国、北朝鮮の大水害、アメリカにおけるミシシッピー川の氾濫、

ハリケーンによる被害など、多くの災害が世界各国で起きてきています。

過酷なまでの森林の伐採による熱帯雨林の消滅や、ブラジル奥地の大開発による森林の消滅など、人為的な自然

破壊が更に追い打ちをかけています。砂漠化が進み、食料の調達すら困難を極めるような所が世界各地にあります。

炭酸ガスによる温室効果、フロンガスによるオゾンホール、重金属類による海洋汚染、化学物質、ダイオキシンに

よる環境汚染、これら地球環境に著しく変化を及ぼすような物質は、すべて人間が日々の営みの中から作り出して

きたものです。それらの物質が再び自分たちの生活に環境汚染という形で降りかかってきているのです。

子供達の未来に「つけ」を残すな

自業自得といえばそれまでですが、そのために、これから生まれてくる子供達や、地球を生息の場とする多くの

動植物に深刻な問題を投げかけています。私達は将来に大きなつけを残してはいけないと思います。

今なら出来ることを、遅ればせながらでもやっていかなければならないと思います。


補充記事

           1999年12月11日追記 

わずかに気流の流れが変わるだけで、気象には大きな変動が現れます。

やっと岡山県は、冬らしくなってきましたが、今年の秋は長く暖かい日が続きました。山の紅葉もどうやら終わろうとしています。

もう後わずかで新年を迎えようとしているのに、紅葉が終わっていないと言うのはやはり異常ではないでしょうか。

今年も世界各地でかつて経験したことのないような異常気象による自然災害が起きています。

ごく最近インドやベトナムでは大型台風による大きな被害が出ました。メキシコでは大雨による被害が生活に大変

深刻な影響を与えています。

自然の力というのは私達が考える以上に大きな力を持っています。それが地球温暖化によるものだとしたら、

これから先はもっと大きな異変が生じても不思議ではありません。どんな事態になるか想像もつきません。

南極では懸念されていた棚氷が想像を絶するようなスピードで融けだしています。とうとう先頃、長さ百数十キロにも及ぶ

ような棚氷が融けだして、海上を漂流し始めたようです。いずれ、すべて融けてしまうでしょう。大きな海から

見ればわずかな水量かも知れませんが、これが度重なるような事にでもなれば、海面は徐々に上昇する事に

なってきます。

太平洋の珊瑚礁の島々だけでなく、日本でも多くの0メートル地域がありますから、大変深刻な問題です。

いよいよ、ウオーターワールドが現実のものとなってきたような気がします。

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