昔から地震、雷、火事、親父と言われています。今日では親父の権威こそ失墜してしまいましたが、

変わることなく怖いものの筆頭には地震が上げられています。地震大国日本としては当然の

事かも知れません。

2000年10月6日、13時30分頃に発生した鳥取県西部地震は、よもやと思われるような場所が

震源地となった大地震でした。震度の割に被害が少なかったのは、震源地付近の地盤が強固で

あったからだと言われています。

(その後のニュースで、岡山県でも県南の干拓地当たりでは地盤が軟弱なために、

思わぬ被害が出ているようです。)

私は地震が発生した時、愛媛県の大洲にいました。大洲市では震度4を記録したようですが、

私達は歩行中であり、震度を全く感じませんでした。バスに戻ってきて始めて大きな地震であったこと、

震源地が山陰であり、岡山県も震度5であったことを知りました。従って、この地震を岡山県で

体験することが出来ませんでした。

まあこんな不謹慎な事も被害が少なかったからこそ言えるのですが。これがもっと大きな被害であり、

家族にも被災者が出るようなものであったなら、こんなのんきな事は言っておられないのですが。

今回、震源地から遠く離れた場所で感じた事ですが、被災地や周辺の情報が全く入らないというもどかしさです。

電話回線はすでにパンク状態で、かなり時間がたってからでないと繋がりませんでした。

会社に電話をし、あらまし近隣の状況を聞いた上で、改めて家に電話をしました。家族の声を聞いて

やっと安心しました。天下無敵の携帯電話もこういうときには、全く無力だということを感じました。

先の阪神大震災の時もそうでしたが、最近では、よもやと思われるようなところに地震が頻発しているようです。

と言うことは、日本列島どこでどんな規模の地震が発生してもおかしくはない、正に油断大敵と

言うことになるのでしょうか。備えあれば憂いなし、日頃からの心構えが必要なようです。

地球は生きています。他の惑星と異なり、地球には地球誕生時の名残を未だ地中深くとどめていると

言われています。内部に閉じこめられたエネルギーは地殻を動かし、火山活動を作り、地球に磁気を

発生させ、まるで生き物のように様々な現象を生み出しているのです。

そんな地球ですから大胆な言い方をさせて貰えば、ゴムまりの様に弾力性に富んでいて、外部の

力や内部からの力によって膨らんだりへこんだりしていると言っても過言ではないでしょう。

わずかなふくらみは、かさぶたのように薄い地殻を持ち上げ、その表面の小さな亀裂にひずみを

生じさせたり、あるいはマントルの潜り込み時のひずみを一度に解放させてしまうような事が

あっても不思議ではありません。

昨今の異常な火山活動や地震の発生状況を見ていますと、個々の地殻変動ではなく、

もっと大規模な力が働いているのではないか、何故かそんな気がしてならないのです。

専門家の人達は発言に責任を持たなければならない立場から言葉を控えておられますが、

恐らくは色んなプロセスを想定されていると思います。素人の私達が考えても昨今の地殻変動は

激しくまた、異常に感じられます。(日本だけでなく、台湾やフィリッピン、トルコ等)

三宅島の人達にとっては、いつ島に帰られるのか当てのない不安な生活が続いています。

誠にお気の毒としか申しようがありません。いくら科学が発達したからと言って、分からないことは

山ほどあります。先ほどの地球内部の事にしても本当に解明されているのはほんのわずかです。

大半は手探りの状態で想像の中で話していることなのです。従って、日本列島の下に

何が起きているのか全く分からないと言っても過言ではないでしょう。

1日も早く火山活動が終わることを祈っています。と同時に、今回の地震の様に、明日はあなた自身が

被災者になり不幸に遭遇することになるかも知れません。お互いに覚悟だけはしておいた方が良さそうです。

特に休火山や活火山の近く、あるいは東海地方の様に地震の巣と言われるようなところに住んで

おられる方々は、なおさら注意が必要です。

岡山県でも戦後間もない昭和21年に南海地震で大きな被害を受けています。この地震の発生周期に

入っていると言われています。私達自身の注意も必用なようです。

大地震以降も余震と思われるような地震が頻発しています。震源地に近い地方の人は

不安な日々を過ごしておられることと思います。山陰地方の観光地では相次ぐキャンセルに

これからの観光シーズンを控え、大きな打撃を受けています。

境港ではシーズンを迎えたマツバガニが水揚げ出来ずに困っているようです。

地震は各地に大きな爪痕を残しています。1日も早く地震がおさまり、復旧が始まることを

祈っています。被災地のみなさん頑張って下さい。

                                                2000年10月12日掲載

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