癒し系あれこれ

 最近、癒し系なる言葉を良く耳にします。曰く、癒し系音楽、癒し系女優など。NHK大河ドラマ「利家とまつ」の主演女優の

松嶋奈々子さんなどは癒し系女優と言われています。言葉通り解釈すれば癒し系とは癒されるべき対象があると言うこと

なのでしょうが、癒されるべき対象の私達は、それほどまでに何かに痛めつけられているのだろうか等と、くだらないことを

考えながら、これを書いています。

 いったい、いつの頃から使われ始めた言葉なのかは定かではありませんが、私の場合、癒し系音楽に関しては、こんな

言葉が流行し始めるずっと以前から聞いていました。あの喜太郎音楽が巷で聴かれ始めた頃に始まります。従って、もう

十数年も以前のことになるのではないでしょうか。

 長岡秀星さんが書かれた斬新なデザインのジャケットに入った一枚のレコードを買ったのが始まりでした。それから間も

なくNHKの特集「シルクロード」が始まり、そのテーマ曲が喜太郎さんの音楽でした。遙かなるシルクロードの旅にふさわしい

音楽でした。次々と作り出される音楽は電気の力で不思議な世界を醸しだし、いかにも新時代を象徴するかのような新鮮味

がありました。

 一時期は喜太郎音楽に明け暮れし、喜太郎コンサートには3回も行きました。その度に新しい感動を受け、それに従って

レコードやCDの数も増えていきました。その後、喜太郎音楽に似た曲のジャンルは広がり、宗次郎やセンス等という演奏家

の曲も聞くようになってきました。

 最近では姫神の音楽にはまっています。姫神は星吉昭さんと言う人が主催しています。作曲も星さんの手になるもの

です。単に器楽の演奏だけでなく、「神々の詩」という曲等には縄文時代の言葉だという歌も入っていてユニークです。

 喜太郎音楽の超常的なもの未来的なものに比較すると姫神のそれは原始的なもの現実的なものと言えるのかも

知れません。

 現在では喜太郎、宗次郎、センス、姫神、加古隆等と多くのイージーリスニング系のCDを持っています。

 幅広い意味では東儀秀樹の雅楽やボサノバの小野リサ、沖縄民謡なども癒し系なのかも知れません。沖縄民謡風な

歌い方で一躍人気歌手になった元ちとせさんの「わだつみの木」等も人気のほどが分かるような気がします。

 レコード店やレンタルショップに行くと、これら癒し系の曲がイージーリスニングと称して一角を占めています。これも又、

ポップス系の賑やかな音楽に負けず劣らず根強い人気を持っているようです。

                                                     2002年7月11日掲載         

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