百円ショップ考

 デフレ時代の申し子のようなのが100円ショップです。大きな町なら必ず一軒や二軒はあると思います。100円ショップ

で有名なのはDという頭文字がつくお店です。ここに行くと大工道具から文房具に至るまで何でもあります。店内には盛り

だくさんのものが所狭しと並べられています。そしてお客さんもたくさん出入りしています。ユニークなのは店員さんが大きな

声で店内の品物について宣伝をしていることです。最近、この手の古本屋さんもオープンしました。

 D社の社長さんが何かの番組に出ておられましたが、その中で印象に残ることを言っておられました。曰く、安いから悪い

ものという印象だけは与えないように品物も厳選している。従って、商品はメーカーから直接に大量仕入れを行うから安い

のであって、D社としては限界利益ぎりぎりで売っているのだと言うような事を話しておられました。誠にその通りだと思い

ます。ものの良し悪しは刃物を買ってみれば良く分かります。私もハサミを二種類ほど買って使っていますが、切れ味に

問題があるようには思えません。やはり社長さんが言っておられたように厳選して仕入れているのだなと言うことが良く

分かります。それとこの会社の良いところは必ず自社のネームを入れて売っているところです。売った後の責任も持ち

ますよと言った姿勢が感じられます。

 先日もこんな経験をしました。私はデジカメを買ったのですが、カメラのケースがありませんでした。また記録カードの

保管ケースもありませんでした。これらを買おうと思ってカメラを買った店に行きますと、カメラのケースはメーカー専用とか

カメラ専用と言ったものはなく、ごくありふれた布製のケースが置いてあるだけでした。また、記録カードの保管ケースも

金属製のものとプラスチック製のものが置いてありました。金属製のものは以前100円ショップで買った名刺入れに

大きさも形もそっくりでした。値段は480円でした。約5倍の価格です。これなら100円ショップでと思いつき、早速、100円

ショップに行きました。目的の記録カードのケースはすぐ見つかりました。カメラのケースも大きさと言いデザインと言い

ぴったりのものがありました。こうして100円ショップで目的のものは二つとも手に入りました。消費税込みで210円でした。

安い買い物でした。カメラ屋さんで買ったら、この数倍の値段ははした事でしょう。

 このように思わぬところで思わぬ発見があるのも100円ショップの楽しみです。単身赴任などで急場の間に合わせの

ためには100円ショップが大変役に立つのではないでしょうか。それこそ鍋から茶碗まで何でも揃っているのですから。

                                                       2002年7月31日掲載

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