ゴミ捨てる人拾う人


 毎朝、通勤時に見かける人がいます。お年寄りの女の方です。絣のもんぺにリュックを背負い、片手にはゴミを

入れる袋、もう一方の手には火ばさみを持っています。毎朝、同じコースを歩きながらゴミを拾っておられるようです。

この道は私が通勤に使っている三地区幹線道路です。児島の稗田から宇野津に抜ける道です。

 この道縁には実にたくさんのゴミが無造作に投げ捨てられています。大半はこの道を通勤道路として利用している

人達です。先日も私の前を走るワゴン車からわざわざ窓を開けて菓子パンの袋が投げ出されました。よほど追いかけて

いって注意をしようかと思った位でした。しかし、ゴミの投げ捨てはこの車に限ったものではありません。彼らの意識の

中には投げ捨てたらどうなるかと言うような考えは全くないように見受けられます。恐らくは何の罪の意識もないのでは

ないかと思われます。

 一方では、このお年寄りのように、繰り返し投げ捨てられるゴミを黙々拾っておられる人は他にも見かけます。この

お年寄りは雨の日でも休みなく拾っておられます。

 先日、定年退職をした先輩にホームセンターで会いました。聞いてみるとボランティアで鷲羽山スカイラインの空き缶を

拾って歩いているのだと言っていました。自分のパケットマネーでゴミ収集袋を買い、空き缶を回収しているのだそうです。

 無造作にポイポイとゴミを捨てる人、毎日ゴミを拾って掃除をしている人、同じ人間でありながら両者の間には大きな

隔たりがあるのです。

                                                   2002年7月31日掲載

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