公民館講座「銀粘土細工を学ぶ」

指導:丸山昌子先生  場所:ライフパーク倉敷

 6月からライフパーク倉敷の講座で銀粘土細工を習っている。息子の友人が自らデザインしたという色んな

銀粘土細工を見せてくれて以来、ずっと機会があれば作ってみたいと思っていた。むろん、それ以前から

銀粘土細工なるものがあることは知っていた。しかし、彼に作品を見せて貰い、作り方や材料の事を聞くまでは、

どんなものなのかまったく見当が付かなかった。

 そんなあこがれに近いような思いでいたところ、今回、ライフパーク倉敷で二度目の講座が開かれると聞き、

早速、応募してみた。すると受講OKの返事が来た。そんなわけで私と家内は今、一緒に受講している。既に、

今まで4回の講座があった。

 1回目はペンダントの制作だったが残念ながら他の用事があって受講できなかった。2回目は指輪の作製

だった。さすがに受講者は、私以外みんな女性で作品のほとんどはアクセサリーだ。3回目はネックレスの

先に付ける飾りの製作だった。夏向きな網目模様のデザインだった。家内の作品も私の作ったものも市販品

に見劣りしないようなものに仕上がった。

 今回は時間の余裕があったので1回目の作品の作り方も教えて貰った。次回、仕上げをする予定にしている。

既に私が作った指輪は娘が持ち帰ってしまったが、作品は下の写真で紹介したい。

 この体験記を書いている間に4回目講座がありイヤリングを作った。この日は家内の都合が悪く私だけが

出席し家内の分まで作った。従って、同じ日に2セット作ったので大変忙しかった。それでも何とか形だけは

整った。


作り方の紹介

第1回目  ネックレスの飾り

    

左は仕上げ前の作品(左は私が作ったもので、右は家内が作ったもの)

後日、ムトーハップによる「いぶし銀仕上げ」にしてチェーンを付けたもの

・銀粘土を丸めて平たく伸ばす。

・厚さ1ミリ位の厚紙を両サイドに置き、その間に丸めて少し伸ばした銀粘土を置く。

・そしてローラー(円筒形の棒)で偏りなく平らに伸ばしていく。

・伸ばした粘土板に厚紙で作った模様を載せる。

・そして、もう一度円筒形の棒で押さえ銀粘土板に厚紙の型を押しつける。

・後は仕上げをして乾燥する。

・ある程度乾いたらチェーンを取り付ける穴をあける。

・完全に乾燥させ、その後焼結炉に入れる。

・焼上がったら金ブラシで磨く。

・更に磨き棒で表面をこすり艶だしをする。

第2回目  指輪(リング)

飾りの真ん中に付いているのは人造宝石のルビー

・銀粘土を板の上で転がしながら細長い棒状にする。

・木の棒には、あらかじめ計っておいた指のサイズのところへパラフィン紙を巻き付けておく。

・パラフィン紙の部分に棒状にした銀粘土を巻き付け形を整える。(指の面は平たくし蒲鉾状にする)

・残りの銀粘土を丸くして先のリングに取り付ける。

・リングに取り付けた丸い銀粘土には表面に傷を付けて模様にする。

・その中心には人工ルビーをはめる。

・十分乾燥したら焼結炉へ入れる。

・焼き上がり後の工程は上に同じ。

第3回目  ネックレスの飾り

ネックレスの飾り(右)と第1回目の作品

・粉末にしたコルク粘土を丸く固め乾燥させる。(今回は先生が作ったものを使った)

・その上に注射器に入った銀粘土を押し出しながら網目模様していく。

・線と線が重なり合う部分は離れないように注意する。

・ある程度乾燥したら銀粘土の突起部分は丁寧に押さえて形を整える。

・更に突起部分が残っていれば焼結炉へ入れる前に紙ヤスリで取り除く。

・十分乾燥したら焼結炉へ入れる。

・焼結炉では中の木くず部分が完全に燃えて網目模様の銀粘土部分が残る。

・焼き上がり後の工程は上に同じ。

第4回目  イヤリングとピアス

    

両作品ともに私が作ったもの(いずれもいぶし銀仕上げになっている)

・第1回目のペンダントと同じ方法で銀粘土を小さな板状にする。(これを二つ作る)

・十分乾燥したら金具を取り付ける穴を開けておく。

・板状の上に注射器に入った銀粘土で線状の模様を載せていく。(直線でも曲線でも形は自由)

・裏側にも同じように模様を載せる。

・模様部分が少し乾燥したら、この上を指で押さえ板状銀粘土に接着させる。

・ある程度、乾燥したら紙ヤスリで表面を軽く磨く。(線状の模様の表面を平らにする)

・更に乾燥させ焼結炉へ入れる。

・焼き上がったら金ブラシで磨き、更に目の小さい紙ヤスリで表面を磨く。

・そして艶だしをする部分だけを磨き棒で艶だしする。

・金属磨きを布に付けて表面を磨く。

・石鹸で金属磨きの油分をきれいに取り除く。

・乾燥したら金具を付け、熱いお湯に溶かしたムトーハップ(硫黄)の中へ入れる。(銀を硫黄で錆びさせる)

・全体が青黒く変色したら取り出して水洗いする。

・金属磨きを付けて表面を磨く。(いぶし銀のようにする)

                                                  2004年8月23日掲載

第5回目 指輪(リング)

左側の作品は私が作ったもの、右は家内が作ったもの

・銀粘土を板の上で転がして棒状にする。

・棒状になった銀粘土を厚さ1ミリ位の厚紙の間に置いてローラーでゆっくる伸ばす。

・伸ばして長い板状になったら両端を切りそろえて同じ幅にする。

・第2回目の指輪の時のように、自分の指の寸法を測った木の棒に巻き付ける。

・巻き付けたら両端を重ね合わせてしっかり付ける。

・各種サイズのストローで板状のリングに穴を開ける。(これがリングの模様になる)

・このまま良く乾燥させる。

・乾燥が終わったら棒からゆっくり抜き取る。

・形が崩れないように注意しながら表面を整える。(ウエイトティッシュなどで行う)

・再度、完全に乾燥させる。

・乾燥が終わったら炉に入れて焼結する。

・焼結が済んだら炉から取り出しワイヤブラシ等で磨きをかける

・傷があれば紙ヤスリで丁寧に取り除く。

・最後は磨き棒で艶だしをする。

第6回目 ネックレスの飾り

    

左の写真は私と家内の作品、右の写真は私の作品を拡大したもの

・今回はハート形のネックレス飾りを作りました。

・銀粘土をラップに挟んで良く揉む。(これは上記どの作業の場合も同じ)

・ラップから取り出した銀粘土を棒状にする。

・棒状にした銀粘土をおおよそ3分の2と3分の1に分ける。

・片方ずつ先端を細くしとがらせて長く伸ばす。

・長く伸ばしたものは柔軟性をもたせるために少し水を付けて湿らせる。

・それをハートの片方になるように全体を曲げて形を作る。(曲げた表面にひびが入らないように注意する)

・同じように反対側を作り、両方の先端を重ね合わせる

・このままの状態で乾燥させる。

・乾燥が終わったら両端が離れないように他の銀粘土を使って補強する。

・補強が終わったら再度乾燥し、乾燥後表面を整える。(大きな傷の場合は新しい銀粘土で傷を隠す)

・再度乾燥し、焼結炉に入れる。

・焼結が終わったら他の作業同様、ワイヤブラシ、紙ヤスリ、磨き棒を使って艶だしを行う。

                                   2004年9月12日第5回と6回を追記

第7回 指輪(リング)

    

完成作品、右の写真の左側が家内の作品

・テーパー状になった木の棒の指のサイズのところにパラフィン紙を巻き付けておく。(今までのリングの時と同じ)

・銀粘土をラップに包みよく練る。

・銀粘土をパラフィン紙の上で丸く棒状にする。(両端はテーパー状に細くする)

・先に準備して置いた木の棒に巻き付ける。

・形を崩さないように少しずつ伸ばして両端を重ねてひっつける。

・更に全体のバランスを見ながら蒲鉾型になるように形を整える。

・乾燥させて表面に模様の下書きをする。

・下書きに沿って三角ヤスリで切り込みを入れる。(深くなりすぎないように注意する)

・模様が入ったら表面を目の細かいペーパーで磨く。(大きな傷があれば銀粘土で埋める)

・更にウエットティッシュで表面をなめらかにする。

・良く乾燥させて焼結炉に入れる。

・焼結が終わったらブラシ、磨き棒を使って良く磨く。

・磨き終わったら金属磨きで更に艶だしをする。

・一旦、石鹸で油分を落とし、ムトーハップに入れる。

・表面が黒く変色したら取り出して水洗いし、金属磨きで艶だしをする。

・艶だしが終わったら石鹸で洗って完了。

                                                     2004年10月8日追記

第八回 花形のブローチ

     

右は出来上がった作品

左の写真は家内が作った水芭蕉と私が作った花

銀粘土細工の講座は今回で終わりました。今回は花を形取ったブローチを作りました。その工程を簡単に

紹介し、このページの締めくくりとします。今回は銀粘土を7グラムを使用しました。

・銀粘土をラップに包みよく練ります。

・それをパラフィン紙の上でローラーを使って薄く均一に伸ばします。

・薄く伸ばした銀粘土板の上に花びらの形をした型紙を置きます。

・型紙に沿ってカッターナイフで切り取ります。

・切り取った銀粘土の花びらと花びらの間に切り込みを入れます。

・切り落とした余分な銀粘土を丸めて花心を作ります。

・花心はピンセットの先で小さな穴を開けて花心らしく形を整えます。

・好みに応じて花心の中心に人工ルビーを埋め込みます。

(ルビーの傾きに注意し、頂点が花心より出ないように埋め込みます)   

・花心にルビーを埋め込んだら、先に作った花びらの中心に付けます。

(花びらと花心の両方に少し水を付け接着し易くします)

・花びらは花心の載った部分が少しだけ窪むように形を整えます。

・完成したらあらかじめ紙を丸めて作ったわっかの上に載せ乾燥させます。

・乾燥が終わったら花びらの角をウエットティッシュでなめらかにします。

・続いて花びらの裏にピン金具を取りつけます。

・注射器に入った柔らかい銀粘土を花びらの裏に盛ります。

・その上に金具を二つ水平や並びを見ながら載せて接着します。

・金具が付いたら再度乾燥させ、焼結炉に入れます。

・焼結が終わったら金具に針を取り付け完成です。

・後は他の工程同様、金ブラシ等を使って表面を磨きます。

・艶だし部分は花びらの周辺だけにし、他はブラシ仕上げにしました。 

簡単な製作工程

    

左は型紙を載せて花びらを切り取ったところ

右は焼結前の乾燥中の作品

左の写真は作品の裏側に金具を取付中

焼結炉から出来上がった作品を取り出すところ

焼結炉から取り出した作品


参考写真

    

左の写真は道具一式、ラップ、パラフィン紙、ローラーと厚板

右の写真はカッターナイフ、ピンセット、磨き棒、金ブラシ、細絵筆

その他、指輪製作の際使ったテーパー棒(下)

先生が作られた参考作品

                                                      2004年10月18日追記    

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