ダイダイとユズを作る

  

 左は成長期のダイダイ  2000年7月中旬撮影           右は色付き始めたダイダイ  1999.11.27撮影

 ダイダイという音(おん)が、代々と言う音(おん)と同じであることから、おめでたい果実のように

言われています。従って、お正月の注連飾りにも使われています。最近は代用品である蜜柑が

使われていますが、需要に対し供給が追いつかないのでしょうか。めでたさを言祝ぐという意味

合いから言えば、やはりダイダイを使うべきではないでしょうか。

 ダイダイの実は大変酸味の強い柑橘です。従って、昔はお酢の代用品として使われていたよう

です。醸造酢が作られるようになってからは、あまり使われることはなくなったようですが、それでも、

香りが良いので、水炊き等の鍋物をする時には欠かせません。我が家も、もっぱら水炊き用の時

に使っています。

 完熟すると、見事なオレンジ色になります。俗に言う橙色(だいだいいろ)というのは、このダイダイ

の色を指しています。冬になり、周辺の色が少なくなった頃、この色は大変良く目立ちます。遠くから

でも色鮮やかな橙色が一際うつくしく見えます。

      

左は昨年のダイダイと今年の実が混在している  2000年7月中旬撮影  右は正に黄金の色合いをしたダイダイ  1999.12.25撮影

 完熟すると酸味も薄くなるのか、ヒヨなどが盛んに実をつついて落としていきます。二、三月の山に

餌が少なくなる時期ですから殊更なのでしょう。鳥達の苦労が分かるような気がします。

 木は大変丈夫です。しかし、あまり実を付けすぎると木が弱り、新芽にアブラムシがついたりする

ので要注意です

 十月頃になると実も大きくなり、果汁も十分とれるようになります。この頃から注連飾りに使う頃

までがダイダイの旬ということになります。この時期に収穫し囲っておくと、利用しようと思う時、

手近にあって大変便利です。栽培方法で特に注意するようなことはありません。他の柑橘類と同じ

です。


すっかり黄色く色付いたユズ   1999.11.27

 木は大きくなったにも関わらず、裏年があったり、裏年でもないのに実がつかなかったり、実に

気まぐれな果樹です。ユズの香りは、何とも言えない良い香りがします。恐らく、柑橘類の中でも、

香りの良いものの筆頭に上げて良いのではないでしょうか。ちぬ(黒鯛)のお吸い物に少し添えて、

生臭さを消すのにはもってこいです。ちぬ特有の生臭さがなくなる上に、ユズの香がいっそう食欲を

そそります。しかし、こんな事ぐらいしか使い道がないのは大変もったいない気がします。

 栽培しやすい果樹ですので、是非一本は家庭にも植えておきたいものです。ただ、大きな木に

なるので、少し広い土地の方が良いと思います。最近は、矮化といって木は小さいままで、実を

付ける改良種も出来ているようですから、そんな木を植えても良いのではないでしょうか。家庭で

使う分には、それで十分だと思います。

 冬至の晩、風呂にユズを浮かべるのは最高の贅沢です。黄色く色づいたユズを半割にして風呂

に浮かべると、大変良い香りがして、体の芯までユズの香が浸透していくような気がします。

 栽培方法はダイダイと同じく、日当たりが良いこと、風通しが良いこと。野生に近いものなので

肥料は控えめに。木には大きな棘があるので、剪定や収穫の時には注意をして下さい。


2000年情報

 昨年、一昨年とユズは不作でした。すぐ側に樫の大木があり、日当たりが悪かったせいでしょうか。

昨年、樫の木の枝を切って日当たりを良くしてやりました。効果てきめんで、今年はたくさんの花を

付けています。ユズの場合花が咲けばほとんど結実しますから、今年はたくさんの実が成ることが

予想されます。さて、ユズの使い道ですが、どのようにすれば良いのでしょうか。贅沢な悩みが

また増えました。

 予想通り大変たくさんのユズが出来ました。知り合いの中にも出来すぎて友人に持って帰って

貰ったという話などを聞いています。家にはない人にとっては贅沢な話なのだが、どうしようもない

くらいたくさんなっています。何か良い使い道はないのでしょうか。

 この調子だと間違いなく来年は裏年でしょう。(木が弱って多くの葉が落ちました。2001年は

木の体力回復の年となりそうです)                      2001年7月15日追記

        

左、白く小さく見えるのがユズの蕾  2000年5月中旬撮影  右、少し見にくいが大きくなり始めたユズの実です  2000年7月中旬撮影

大豊作となったユズ  2000年秋撮影


ユズのジャム

ジャムの作り方がありましたので紹介しておきます。

ユズ  1.3kg  砂糖  1kg

皮をむいて千切り  灰汁抜きを2〜3時間位(千切りをミキサーで小さくしても良い)

中身も種を取りだし千切り

その後、一緒に30分くらい煮る

皮が柔らかくなったら砂糖を入れ、その後30分くらい煮詰める

種は傷つけないように取り出し、20度位の焼酎に漬ける。化粧水になる。

冬の手入れ、その他は夏みかん、ハッサクの項を参照下さい。

夏みかん、ハッサクの項は、ここをクリックして下さい。

レモンのページへ行く

果樹作りのページへ戻る

ホームへ戻る