日本は文化発信の国として

 

 最近、漫画も文化として認めらはじめたれたという話を聞いた。嬉しいことである。

大人になってこそ漫画はほとんど読まなくなったが、子供の頃は大の漫画好きで

少年画報や冒険王と言った漫画雑誌は毎月欠かさず読んでいた。

 鉄腕アトムは代表的な漫画で、その他にも赤胴鈴之助や鉄人28号などの他、タイトルは

忘れてしまったが、連載ものの色んな漫画を愛読していた。漫画によって育てられたと

言っても過言ではないくらいだ。

 日本の代表的なアニメ漫画となった「ポケモン」がアメリカでも大ヒットし、クリスマスの

プレゼントにもポケモングッズが飛ぶように売れたとテレビニュースで報じていた。

韓国でも日本文化の解禁に伴い、ポケモンも大人気となっていると聞いている。

 以前「タマゴッチ」が日本国内で大流行した時、よもや、アメリカでは、こんなものは

流行らないだろうと思っていたのに、アメリカでも高校生達の間で流行したと言う事を

聞いて、これは本物だと思った。

 と言うのも、戦後、多くの文化と言われるものは、アメリカやヨーロッパから日本に入ってきた。

音楽を筆頭に、映画からファッションに至るまで、日本固有のものを捨て、多くをアメリカや

ヨーロッパから取り入れてきた。

 バブル崩壊後、日本経済はどん底に落ち込んでいる。しかし、ポケモンは諸外国で大活躍を

している。貨幣経済には必ず翳りがある。これは洋の東西を問わず繰り返されて来たことである。

しかし、文化には限度がない。その文化を作りだした民族がそこにいる限り、必ず存在し続ける

ものである。ましてや、日本民族には数千年、いや数万年とも言える長い歴史が、過去から

今日に至るまで続いている。その歴史の重みは、高々数百年に過ぎないアメリカとは比較に

ならないのである。私達はもっと日本独自の文化を見直す必要があるのではないだろうか。

 敗戦国になって以来、日本人は卑屈になり、常に自らを卑下して見てきたように思う。

何でもアメリカや西欧のものが優れているというような目で見てきたのではないだろうか。

他国から評価されなければ、自分の作りだしたものに自信が持てなかった。

そして、一方では、戦前の大和魂を鼓舞するような、ファッショ的な発言を繰り返してきた。

その言動の多くが、自信と確信の持てない自分達自身への反動ではなかったのか。

 もっと、自信を持って日本文化の素晴らしさを世界に発信していってはどうだろうか。

これなら経済摩擦にもならないし、戦争になることもない。独自の日本文化を発信すると言うことは、

自己表現の下手な日本人にとって、諸外国に日本を知って貰う良いチャンスではないかと思うのである。

 どうか、今後はポケモンやタマゴッチのような日本発の新しい文化を作り出すことはもちろんの事、

絵画や書道や能や狂言や歌舞伎といった日本古来の伝統文明も広く世界に紹介し、日本の奥の

深さや懐の大きさを知って貰いたいと思うのである。

 そうすることが、アジアの同胞達に誤った戦争によって、犠牲を強いた事への償いにもなるし、

喜んで貰えるのではないかと思っている。既に、歌謡曲やロックと言った音楽の分野では日本の

音楽が広くアジア各地で聞かれていると言うし、ミュージシャン達も海外公演をして、好評をはくして

いると聞いている。大変嬉しい事だと思っている。

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