手作りビール

オリジナルな名前をと思い「由加」と名付けた

ビールを造ろうと思いたったのは、友人から自分で造ってみて、結構おいしいものが出来たという話を聞いたからです。

早速、ビール造りセットを通信販売で買いました。しかし、買っては見たものの、暑い夏には何となく造るのがおっくうで

自分なりに理屈を付けて放っておきました。秋もかなり深まった頃、家内にいつまでこのままにしておくのかという

催促をされ、重い腰を上げました。

それまで開封だけしていた箱を再度点検し、説明書を読んで、手順を確認し準備にかかりました。

仕込んで飲めるようになるまで、最短コースでも約1ヶ月はかかります。

(1)ウオートを造る

まず、ビールの素をお湯にとかし、かき混ぜながら、吹きこぼれないように5分間煮ます。アクを取りながらゆっくりと

30分〜1時間位煮ますと、キレが良くなるそうで、私はそうしてみました。

その間、表面に浮いてきたアクは何度もすくい取ります。

ビールの素を溶かす水は、水道水よりは天然水の方が良かろうと思い、古くからある井戸水を使いました。

吹きこぼれないように注意したつもりでしたが、ちょっと油断した隙に吹きこぼれてしまいました。

皆さんは、十分火加減に注意して下さい。

30分過ぎて火から下ろす5分から10分前に、ホップを加えます。

(2)仕込み

そして仕込容器に入れます。仕込み容器は水かお湯で十分洗浄しアルコールで十分消毒して雑菌を殺しておきます。

仕込み時には、温度を下げることと、仕込量を規定量にするため、もう一度汲み置いた井戸水(水)をうめあわせます。

一次発酵の為の容器(温度管理用のサーモラベルが貼ってある

(3)一次発酵

温度が適温である40度近くになったら、イーストを加えます。イーストは増殖をしながら、麦芽糖などの糖分を

炭酸ガスとアルコールに変えていきます。

これで一時仕込は完了です。この日から一週間きっちりと温度管理をします。適温は25、6度から40度位の

間です。私の場合は少し気温が下がり始めた時期でしたので、発酵を促すため、少し加温しました。

やはり、仕込は夏の方が良さそうです。

(4)酵母躍動運動

注意して容器内を見てみますと盛んに発酵して泡が表面に出ているのが観察されます。

この間は、むやみに蓋を開けて雑菌が入らないように注意して下さい。

従って、発酵容器の蓋はきつくしめないで、発酵した炭酸ガスが、少しずつ抜けるようにしておくことが大切です。

一日一回発酵タンクを少し傾けて底に沈殿しているイーストを揺り動かして発酵を促進させます。

適温で約1週間で発酵は終わります。表面への泡が少なくなってきたら、発酵終了です。

(5)瓶詰め

一次発酵が終わったら、瓶詰めです。きれいに洗っておいたビールビンをエチルアルコールできれいに消毒します。

そして、発酵容器から瓶に移し替えます。その際、注意したいのは瓶を満タンにしないことです。瓶の上部分に少し

空間を残しておいて下さい。

    

右は消毒用のエチルアルコールの入ったスプレー、瓶詰めの完了したビール、右は王冠を瓶に固定する打栓器

(6)シューガーの投入

仕込終わったら栓をする前に、スティックシューガーを加えます。これは、プライミングシュガーと言います。

大瓶はスティック一本、中瓶は全量の6割〜7割くらいを加えます。

これが更に発酵分解し、炭酸ガスに変わります。

仕込終わった瓶はアルコール消毒した蓋をはめて、専用の道具で完全密封します。

  

左はスティックシュガーと王冠、左はラベル

(7)二次発酵、熟成

こうして3週間程度で二次発酵は終わります。これで全工程は終了ですが、これ以降、約1ヶ月〜半年の間ゆっくりと

熟成させますと更においしくなるそうです。

                                                2000年1月1日掲載


ビール製造キットの購入先,手造りビールの関連ホームページ

手造りビールと緑の森の贈り物

今回、私が購入したビール造りセットを取り扱っている会社です。ここにアクセスすればセットが電子メールで

注文できます。是非貴方も挑戦してみて下さい。


1ヶ月目の試飲感想

市販の多様なビールに口慣れているせいか、何となく少し物足りないような気がしました。

しかし、それも個人的な感覚の問題かも知れません。この味に慣れれば、これはこれで良いのではないかとも

思います。炭酸の味が少し足りないように思ったのは、プライミングシュガーの発酵が瓶詰め後の低温のため、

今少しという事なのではないかと、手造りビールセットの発売元である高橋さんからアドバイスを頂きました。

以上が私のビール造り体験記です。一度だけでは、成功か失敗か良くわかりません。従って、あらためて季節を

選んで挑戦してみるつもりです。

そして又、ビールのつまみには薫製が良いと思いますので、今度は薫製作りにも挑戦して見ようと思っています。

試飲追記

アドバイス通り発酵が足りないのだろうと思い、加温をして約2週間、その結果見事に二次発酵が成功し、炭酸の

刺激を感じるビールが出来ました。やはり発酵が充分でなかったものと思われます。

今後は夏場に仕込んで加温なしで作ってみたいと思っています。味は上々でした。  2000年1月24日追記

結局一冬越してしまいました。4月段階で試飲してみたところ、熟成はさらに進んだようで、炭酸の舌に来るような

刺激もなく、味も臭いも大変まろやかになったような気がします。成功です。市販品のものよりは、高級感がします。

                                                      2000年4月22日追記

ビール作り  パート2

 自家製ビールの味をもう一度試してみたいと思い仕込みを始めた。今回は醸造用の容器もあり

原料とビール瓶の王冠のみを購入しました。従って、費用は最低限で済みました。

醸造容器の大きさが限られているので多くは仕込めません。

前回はウオートを煮込むのに大きなやかんを使用しましたが失敗でした。浮かんでくる灰汁を

取り除くのが大変でした。口が小さいからです。従って、今回は普通の鍋を使用しました。

これは成功でした。熱の廻りも良く灰汁を取り除くにも便利でした。

 水は前回同様、井戸の水を使用しました。発酵容器に仕込んで一週間一次発酵させた後、

ビール瓶に移しました。大瓶で砂糖3gが適量とありましたが、今回は思い切って5gにしてみました。

これだと炭酸ガスの発生量が増え、アルコールの濃度も上がるはずなのです。

一次発酵の時からビールらしい臭いがしており、適温の中で発酵は比較的うまくいったのでは

ないかと思っています。

 前回は仕込んだのが冬であったため発酵が進まず、加温をしたりしてさんざん苦労をしました。

従って、今回は最良の季節を選んだのです。(一次発酵 10月1日〜10月7日までの一週間)、

二次発酵は10月8日から開始。

 前回の失敗としては大量の沈殿物が瓶の底に堆積したことです。原因は良く分かりません。

堆積物も何であったのか不明です。瓶の底に溜まったものがグラスの中を濁らす程でした。

今回は仕込む際に濾紙を使用して見ました。しかし、濾紙で濾さなければならないほどの

沈殿物はなかったようです。今回の仕上がりが大変楽しみです。

                                             2000年10月25日掲載

試飲の結果

11月13日の夜、仕込んだビールを初めて試飲してみました。市販のビールに勝るとも

劣らない立派なビールに仕上がりました。前回の失敗の苦い思い出が今更のように思い

起こされます。

 成功の原因は色々あるでしょうが、やはり仕込んだ時期が良かったことが一番だと思います。

(発酵に最適の温度でした。)また、ビール瓶に移し替えた時、二次発酵用の砂糖を加えますが、

今回は量を少し増やしてみました。3グラムを5グラムにしました。これもビールの泡立ちを良くする

のに関係があるようです。アルコール度は測る方法がないので分かりませんが、砂糖を増やした分

以前のものよりは、高くなっているのではないかと思います。

                                            2000年11月14日追記


今年もビール2001

瓶詰めの様子を写真に撮ったものです。既に何本か詰め終わったところです。

2001年10月6日撮影

 三度目のビールを仕込みました。9月29日にウオートを作り、一次発酵の容器に入れました。

それから一週間、発酵は順調に進んだようです。仕込んだ初日、温度を40度Cまで下げ、イースト

菌を入れました。日の当たる場所に置いていたら、容器内の温度が下がらず、半日も過ぎないのに

発酵が進み、容器の中には泡がたくさん出てきました。イースト菌のすごい繁殖力です。命の持つ

不思議さとたくましさを感じました。

 その後、温度も下がり比較的落ち着きました。そうして一週間、発酵もほぼ終わったところで、

10月6日にビンに詰めました。これからは加えた砂糖が二次発酵の原料となります。今年も

砂糖を少し多めに入れてみました。この方が泡立ちも良くビールらしい味わいになるのです。

我が家では10リットルの容器で作っています。従って、ビール瓶にして17本から18本位です。

 11月20日一本試飲してみました。癖のないビールでした。泡立ちも口当たりも良く、口に含むと

ほんのりと本格的なビールの香りがします。今年も最高の出来のようです。

                                         2001年11月21日修正

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