隠された真実

 にわかには信じがたいことだが、事件発生当初から大いなる疑問を感じていたことである。

あの巨大なビルが、少しも横に傾くことなく、ものの見事に垂直に崩れ落ちた事である。しかも、

あのキノコ雲のような粉塵は、ただごとではなかった。鉄骨に壁材を貼っただけの建物から

出てくる粉塵にしては、ひどすぎると感じていた。

 ビルは旅客機が突っ込んで、その重さが加わったとは言え強度的な余裕はあったはずで

ある。そのビルが横に傾くこともなく、その場へ座屈するように崩れていったのは何故だろう。

それも旅客機が突っ込んでから、しばらく後の事であった。ある時を境に、一瞬の内に垂直に

崩れ落ちていったのである。誠に奇妙な崩れ方であった。

 私は過去に巨大な鉄骨構造物が強力な火炎によって熱せられ飴のようになって倒れる現場

を目の前で見ていたことがある。こんな倒れ方はしなかった。鉄骨はゆっくりと曲がりながら、

傾いていったのである。幾ら先端部が焼けたからと言って基礎の部分から崩れるような事は

なかった。どう考えても、あのビルの倒れ方は不自然であった。

 9.11のような崩れ方は、爆破によってビルの解体などが行われる際の崩れ方に良く似て

いた。私達は巨大な旅客機がビルに突っ込むという、映画の一シーンをも超えるような演出に

目を奪われ、細部まで観察する意識や疑問に感じる感覚を失っていた。

 しかし事件後、冷静に考えてみると幾つもの疑問が湧いてくる。それは、この事件だけでなく、

その後のブッシュ政権が起こした幾つかの行動の中に見ることが出来る。この事件を、すぐさま

アルカイダやウサマ・ビンラディンらの仕業だと決めつけてアフガニスタンに侵攻を開始したこと

である。

 しかし、侵攻したアフガニスタンでどんな軍事的成果があったというのだろう。確かに一時

アルカイダの姿は消えたかに見えるが、一面、多くの民間人を傷つけ解消しがたい混乱を

残しただけではないのか。ウサマ・ビンラディンは居たのか。それさえも定かではない。

 この事件直後、アメリカ政府当局は不可解な行動をとっている。それは空港閉鎖中にも

関わらずビンラディン一族をわざわざ混乱に乗じて国外退去させていることである。ブッシュ

大統領は、パパブッシュの時代から、サウジアラビアの大富豪であるビンラディン一族とは

昵懇(じっこん)の間柄であった。これは衆知の事実である。ウサマ・ビンラディン自身さえ

一時期ではあるが、CIAや米軍に積極的に加担していた時代があった。その後、意見の

違いがあって反旗を翻したと言われているが、それとても噂だけで本当かどうか定かではない。

見えないところでは、ずっと繋がっていたとしても不思議ではない。

 やっと今になって、このビル爆破など一連の事件を疑問視する声が大きくなっている。

それはロックフェラーやロスチャイルドなどと言われるユダヤ系の巨大資本が蔭で糸を引いて

いるのではないかと囁き始められた事である。これら巨大資本は第一次世界大戦や第二次

世界大戦を通じて大儲けをし、莫大な資本を蓄積してきた。「ユダヤの商人」ならぬ「ユダヤの

武器商人」である。

 こうした大戦後も世界のあちらこちらで紛争を仕掛け、互いの国や民族同士を争わせること

によって双方に武器を売り込み、それによって莫大な資本を蓄積してきたのは隠しようのない

事実だ。今もアメリカの巨大企業の多くは何らかの形で武器製造に関わっている。

 そして、アメリカの国家予算の大半は軍事費に使われている。双子の赤字(貿易赤字と国家

予算の赤字)を抱えている世界第一の債務国アメリカが、今もって巨大な軍事力を維持できる

のは、日本政府が返して貰える当てのない莫大な債権を購入し続けているからだ。(一説に

よれば毎年50兆円ものアメリカ国債を買わされている)

 言い換えれば私達のお金がアフガニスタンやイラクの人を傷つけていると言っても言いすぎ

ではない。(その日本政府自体も莫大な赤字を抱えている)

 郵政民営化もその資金調達という目的があって行われたことだと言われている。民営化された

5000兆円とも言われる郵便貯金が、アメリカ政府やロックフェラーなどアメリカ資本に狙われて

いるとしても不思議ではない。(民間の銀行になった今、アメリカ資本の買収が可能になった)

 私達は老後のためや、いざと言う時のためと思い生活を切りつめてまで貯金を殖やしてきた。

しかし、そのお金がイラクの何の罪もない多くの子供達を傷つける事になるかも知れない。

そのことを考えると、どうせアメリカの軍事支援で消えてしまうのだとしたら、貯金は今の内に

使い切っていた方が良さそうだ。少なくとも他国の人を傷つけなくても済むからだ。

 さて、話を戻そう。その後もブッシュ政権は、ありもしない大量破壊兵器や化学兵器が隠されて

いると因縁を付けイラクに侵攻した。今になって何もなかったと言っている。恐らくアメリカの

情報機関は初めから何もないことは分かっていたに違いない。今になって次々に明らかに

される事実はブッシュ政権の役目が終わったと言うことではないだろうか。ブッシュの側近だと

言われた人達が次々に退任している。ブッシュの役目は、何が何でも対抗馬のゴアを蹴落と

して自分が大統領になり、一連の事件を指揮することにあったと見る方が分かりやすい。

 かつてケネディ大統領が暗殺されるという事件があった。これは映画(JFK)にもなったので

観られた方も多いと思う。ケネディの頭部を弾丸が貫いての即死だったのだが、オズワルド

一人の犯行だと言われながら頭部を貫通した弾丸は三方からの弾丸だったと言われている。

ケネディ兄弟がキューバ危機を全力で回避した直後の事件だった。キューバへ侵攻しようと

言う軍幹部の強硬な主張を押さえ込んだことが反感を買った事件だと言われている。果たして

軍幹部が直接指示した事件だったのだろうか。それとも戦争を起こしたいと常々考えている

誰かなのだろうか。

 旧帝国日本海軍の精鋭が山本五十六大将に率いられて真珠湾を攻撃したことから日本は

アメリカとの戦争に突入した。太平洋戦争である。あまりにも有名なこの事件は、アメリカ政府、

時のルーズベルト大統領が仕掛けた罠であったことが、最近のアメリカ公文書で明らかになって

きた。

 アメリカ政府は日本政府に戦争を仕掛けさせようと、外交交渉でとことんまで日本外交団を

追い込んでいた。そして、早くから外電の傍受などで日本の真珠湾攻撃があることを知って

いたようだ。それまでのアメリカ国民はヨーロッパでの戦争にも、日本が満州に傀儡政権を

作った事にも関心を示さなかった。しかし、何とかアメリカ軍を動かしたい時のアメリカ政府は

何らかの形で戦争開始のきっかけが作りたかったに違いない。(ヨーロッパへアメリカ軍を

派遣したいという背景には、ヒットラーによるユダヤ人虐殺を阻止したいというアメリカ在住の

ユダヤ人の思いがあったのかも知れない)

 そのための大きな演出が必要だったとみれば理解しやすい。このことは、奇妙にもワールド

トレードセンター・コンプレックス(貿易センタービル)の破壊に似ている気がしないではない。

 私見だが、前アメリカ大統領クリントンがケネディに似てきたと人気が上昇しつつあった頃、

モニカという女性とのスキャンダルが大きく報じられ、大統領の破廉恥事件として前代未聞の

失態を演じてしまった。

 この事件もある種の仕掛けがあったような気がしてならない。若い大統領の気を引くように

女性を近づけ、破廉恥行為をさせた上で事件を暴露して脅しをかける。そんな事を演出する

事くらい何でもないことである。(その背景は何だったのか良く分からないが、国民的な英雄に

なり自分たちの思うようなならなくなったことを快く思わなかった連中が居たのではないだろうか)

 外見的には自由と民主主義の象徴のような国に見えるアメリカだが、その深層は暗闇に

閉ざされた閉鎖的で弱者には住み難い国なのだ。今、アメリカではワーキングプアなる人々が

ますます増えている。大学でプログラマーとしての勉強をしたのに、就職先がなく低賃金労働

を強いられている人や病気になっても病院にさえ行けない人が増えている。こうした現実を

見ると、SF映画の近未来を見ているような気がしてならない。一部の支配階級と、その下に

ひざまずく多くの奴隷化した人々の姿が見えてくる。

 アメリカの名だたる報道機関は、こうした多くの謎を何故暴こうとしないのだろうか。私のような

素人が考えても疑問に思えるような一連の事件について関心を抱かぬはずがない。白(しら)

を通す背景には、何か巨大な力が働いているような気がしてならない。「見ざる、言わざる、

聞かざる」を何処まで決め込むつもりだろうか。思い出したように掲載される論評は、御用

学者の説を引用した突飛もないでっち上げの記事だったりしている。

 今、グランド・ゼロで救助や消火や事件調査に当たった消防士や警察官や多くの労働者の

中に、癌患者が多発している。その癌は、かつて広島や長崎で被爆した人達の多くが罹患した

癌と多くの類似点があると言われている。何故、癌患者が多発しているのか。

 また、千人近い人の遺体が肉片や骨の一部さえ今も発見されていない。単に崩れただけの

事故現場であれば、たとえ圧死したとは言え遺体は確認できるはずである。千人近い人が

完全に消えているのは何故なのか。ビルの底には溶融した鉄がいつまでも冷えずに煮えて

いたとも言われている。また、膨大な粉塵の中から核爆発でしか検出されないはずのトリチウム

という核物質が通常の何十倍も検出されているという。こうした事実は何ら報道されていない。

 癌にかかった人の名前は別に隠す必要のないものだし、消防や警察と言ったきちんとした

機関が確認している事である。それにも関わらず報じられないのは何故なのか。報道機関の

役割は、そうした事実を明らかにすることではないのか。

 今は、こうした事に義憤を感じた人達が、自らの手で少しずつ事件の全貌を明らかにして

いる。興味を持たれた方は、ぜひ9.11とインターネットに入力しクリックしてみて欲しい。

そうすれば一般には報道されていない多くの関連記事が出てくるはずである。残念ながら

私は英文が苦手なのでアクセスしたことはないが、アメリカ国内発の関連記事がもっとたくさん

出てくるはずである。

 むろん、中には荒唐無稽な記事も多いに違いない。その中から何を読みとるかは、その人

本人の自由である。しかし、私自身が疑問に感じていたことと妙に良く似た事が報じられて

いたので驚いたことを書いてみた。

 今や大きな報道機関だと言っても全てを鵜呑みにすることは避けたい。また、報道されない

ことも多いと言うことも知っておきたい。私達は長い間、公的な報道機関であってみれば、

表現の違いはあっても全て報道されてきたと信じてきた。と言うより信じさせられてきた。

そうした慣れは怖い。いつも真実は何かを探求する目を持ち続けたい。

 そして、アメリカ政府は得体の知れないところがあり、その裏社会には巨大な陰謀が隠されて

いるような気がしてならない。事実は小説より奇なり、事実はハリウッドの映画をも超えている。

亡くなった人と言うよりは、陰謀によって殺された人々に対し心からの冥福をお祈りしたい。

                                                    合掌

                                      2007年12月23日掲載

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