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ハンバーガーの定番と言えばマクドナルドである。言い切ったが個人的にはモスバーガーが好きである。しかし知名度、業界のリーダーとしての存在感などやはりマックである。
関東で(と言うか、全国区で)マック、関西でマクドの愛称で呼ばれているが、やはりマックの人気の一つは広告宣伝によるイメージアップと最近の戦略に見られる値頃感であろう。
ハンバーガー半額セールなどが値頃感を見事に演出しているが、それについてはやゆよ記念財団の参考文献を読むといいだろう。
ここで私が注意したい点が2つある。
まず1つ目は「バリューセットは本当にバリューセットなのか」ということである。
「てりやきマックバーガーセット」は\500だが、てりやきマックバーガーは単品で\190である。それにポテトM(\240)ドリンクM(\170-\200)がついてきて\500である。合計\630がなんと\500!安いではないか。
ハンバーガーセットでも\130+\150+\170=\450が\350である。やはり安い。半額デーでも\65+\150+\170=\385でやはり安い。
しかしここで考えていただきたいのは、「てりやきマックバーガーセット」で\500のうちハンバーガーは\190である。値段全体の38%なのだ。単純合計額の\650から考えると29%である。つまりハンバーガーを食べに来ているのにハンバーガーはメインディッシュではないのだ!
特に私はポテトが途中で飽きてくるのでポテトはSでいいと思っているのだが、単品の組み合わせではバリューセットに値段でかなわない。恐るべしマクドナルド。しかしながら値段の上ではポテトがメインディッシュ?である。消費者のみなさん、それでいいですか?
もちろんポテトを愛する「イモ族」の方々は満足でしょう。しかしこれはどう見たって「ポテト・ドリンクセット(バーガー付き)」である。
これにはマクドナルドの巧妙な仕掛けが含まれている。
1,ドリンクはほうっておいても売れるので値下げしない(むしろ割高)
2,ポテトも「付加価値」的イメージにしておき、値段は変えない
3,メインディッシュのバーガーの値段を下げ、「マックも安くなったもんだ」という意識を植え付ける。これぞ「マクドナルド値頃感」である。
従って、安くなったバーガーを目当てに来たお客がポテトだのドリンクだのを一緒に買ってしまうのである。
大学時代に「ベーコンレタスバーガー5つ、以上」という注文をよくしたものだが、そういう客はマックにとって嫌がらせのような客である、と思う。
もちろんこのシステムは「○○セットと××バーガーを単品で一つ」という客には大変ありがたいのであるが、そういう客はたぶん少ない(という私は少数派に属する、最近中性脂肪に注意している)。
従ってお子さま方、OL、女子高生などに対してはこの戦略がズバリ的中しているのである。
もう1つ言いたいのは、ハンバーガー平日半額のシステムである。もちろんサラリーマンなどにしてみればありがたい。というか、サラリーマン層の獲得を狙っているので、昼飯にうどん定食\750を食うよりはセットと単品で\700くらいにした方が得だ、という値頃感を植え付けようとしているのである。恐るべしマクドナルド。
しかしこのシステムにはもう1つ裏がある。このシステム採用後日曜日のマックに行くとハンバーガーがもったいなくて注文できない。平日では半額だと思うと注文できない。その結果、チキンタツタだのダブルマックバーガーだのを頼む。その結果客単価は上がる。恐るべしマクドナルド!
それでも我々はマクドナルドを食べる。なぜならば、そこにマクドナルドがあるからだ。
2000/5/19
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