へりくつコラム


第3回「通訳」

 最近のニュースを見ると通訳ってすごい職業だと思う。前置きしておくが、決して恨み、ねたみなどはないし、疑いも持ってないし攻撃しようとも思ってないのだが、言い方は悪いが詐欺師ぎりぎりである。
 もちろんほとんどは立派な通訳さんなのだが、天声を通訳する方、あれはどうかな?天声自体を勉強できないのでもう通訳さん自体を信じるしかないのだが、それは個々の判断に任せます。
 漫画や古典などにもよくあるが、王様(王女)の言葉を伝える係のものが自分の意のままになるように言い換えて語るなどはよくある話である。
 ある意味通訳は信用商売である。信用がないと通訳の意味を成さない。某官房長官も「信じてもらうしかありません」といっていたがまさにその通り。内容を信じるのではなく、その人を信じるかどうかである。

 ここで一つ気にかかるのが、「催眠術師の通訳は催眠術師か?」ということである。「Look my eye.」「私の目を見て下さい。」などと通訳しているのだが、被験者はどれによって催眠術をかけられているのだろうか?
1,英語の語り
2,通訳された日本語の語り
3,目やコインなど物体
4,その他不思議な力
 1だと英語を知らない人はかからないと思う。4だとわざわざしゃべる必要はないのでは?では2と3の複合であるとすると、被験者は催眠術師ではなく部分的にでも催眠術師の通訳に催眠術をかけられているのである。ということは通訳は催眠術ができるのではないかと思う。
 従って催眠術師の通訳は通訳ではなくて、「催眠術お手伝い係」「催眠術見習い中」と呼べるのではないか?そうではない、というのであれば催眠術師の通訳に広川太一朗などを採用して「このー、はなくそまんきんたん、はい、おねむ」などというショーをするといいだろう。たぶんかからないであろう。やはり催眠術師の通訳は催眠術師なのである。

教訓 人を信じることも大切だが、伝聞は全て疑わしい。

2000/5/21

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