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SALMAGUNDI CLUB　（サルマグンディ・クラブ）・・・

ニューヨークの５番街を下がり、ワシントン広場にぶっかる少し手前、西１２丁目と西１１丁目の間の東側の石段を上がると、三角破風のついた玄関があるブラウンストーンの、いかにも１９世紀のオールド・ニューヨーク気分の建物があり、これがサルマグンディ・クラブというアーテストクラブである。 このクラブは1871年に、彫刻家ジョナサン・スコット・ハートリーによってサルマグンディ・スケッチ・クラブとして結成。フィラデルフィアのスケッチ・クラブ、プラスレィック（彫刻家）・クラブと並んで、アメリカの最も古い芸術家クラブ。 クラブは名が示すように、いろんな芸術家が一緒に混じって活動するという自由さを持ち、２０世紀のはじめこのクラブには、ステンドグラスのジョン・ラ・ファージ、画家アルバート・ライダー、ジョージ・イネス・ジュニア、エリフー・ヴエッダー、カールトン・ウィギンス、グスターヴ・ウィーガント、エミール・カールセン、ウイリアム・Ｍ・ポスト、オーガスタス・セント・ゴーデンス、アーネスト・ローソン、チャイド・ハッサム、ティファニー創始者の息子ルイス・コンフォート・ティファニー、建築家スタンフォード・ホワイトがいた。